(太田勇一)鶴丸あやに未来なし!あの女は一生京都地検にくすぶって終わりだ!はははは…。
(本木恵介)でも鶴丸検事って結構ファン多いですよ。
地検の中でも外でも。
高原副部長なんかいつも「あやちゃんあやちゃん」ってホンマ自分の娘みたいに。
(太田)高原も一生京都でくすぶってろ!ははは…。
すいません。
すいませーん。
でもそう言う太田さんが一番鶴丸検事を愛してるように見えるんですけどね。
こらタマネギ。
お前の目は節穴か?ははは…。
だって言うじゃないですかアンチ巨人は巨人ファンやって。
だからアンチ鶴丸も鶴丸ファンやってことですよ。
うまいこと言ってねえでつげよ。
はい。
大丈夫ですか?大丈夫だよ。
僕こんな噂話聞いたんですけど。
(太田)うん?太田事務官は鶴丸検事に恋焦がれてるから未だに独身で結婚せえへんねやってみんな言ってましたよ。
ふふふふ…!みんな言ってたんですよ。
そんなおぞましい噂聞いたことないなぁ。
お前言ってるだけだろう?だって言ってたもん。
皮むいてやろうか?お前。
いやちょっと…。
(太田)まったく…誰が鶴丸なんかと…!俺が結婚しないのはな俺に釣り合う女はこの世にいないだけで…。
(曽根素子)やめて!!何だ?何だよ事件かと思ったのに…。
あの…どうしました?
(鶴丸あや)太田さん。
太田さん!…えっ。
おはようございます。
あっ次の被疑者を呼んできます。
この起訴状念のため副部長に目を通してもらって。
(太田)あっ…はいただ今。
本木!
(本木)はい!どうなってるの?太田事務官は…。
朝から心ここにあらずでボーッとして…。
凡ミスの連続よ?ちょっと太田さん!すいません。
副部長には届けました。
だったらなぜすぐ戻ってこないの?仕事は山のようにあるのよ?太田さんあなたいつも私があっちに引っかかりこっちに止まりしてると「仕事だ仕事だ!」ってどやしつけるじゃないの。
そのあなたがどうして…。
太田さん?
(高原純之介)おっ鶴丸検事。
今太田君が届けてくれたんだけどもこの起訴状どうするんだ?これ。
太田さん何も言いませんでした?うん。
「どうぞ」ってひと言言ったっきり出てった。
今日は早引きさせたらどうかな?はい。
太田さん!すいませんすいません…。
今日は帰って休んだほうがよくない?帰っていいんですか?あっ…!
(鶴丸りん)ただいま〜。
おかえり〜。
(成増清剛)ただいま〜あやちゃーん。
あっスリッパ借りまーす。
ちょっと…何で人の家を自分の家みたいな顔して帰ってくる…。
何それ!もう…。
いやあのねさっき偶然ねりんちゃんと会ったらねあの…なあ俺が「お腹すいた〜」って言ったらやさしいりんちゃんは「じゃあお家へどうぞ」ってな。
あいにく夕食2人分しか用意してませんのでどうぞ。
ああそうですか。
じゃあ俺見学しちゃおうかな〜。
あの鶴丸あやとりんちゃんがいつもどんなふうにコミュニケーション取ってるかな〜ってな。
(りん)仕事の時は結構ビシバシやる鬼検事らしいけど私にはとてもやさしいですよ。
でもお父さんにはもっとやさしい。
あっ「章ちゃん章ちゃん写メ見た?」ははははは…!どうぞお帰りくだ…ニャー。
ああーっ!ネコ!ネコ!ネコ!うわっちょっと待って!ネコに決まってるでしょ!もうホントに…。
(チャイム)はーい。
(太田)太田です。
夜分すいません検事。
ああ…どうした?
(太田)それから官舎の自分の部屋に彼女を連れて帰りまして…。
太田さん見かけによらず手が早いね。
お持ち帰りするなんて。
そんなんじゃありませんよ!冗談じゃんかよ。
もちろん警察にって思ったんですけど彼女が頑なに嫌がるものですから…。
そう…。
で彼女はどう言ってるの?昨日の夜のことについて何かしゃべった?いえ…。
名前は素子さんというそうです。
それ以外は何も…。
そう…。
僕ももうこれ以上どうしたらいいかわからずに検事の力をお借りしたくて…。
わかった。
私から話してみるわ。
いや俺が行く。
えっ?検事の仕事より我々の仕事のほうが先だしそれにね太田さんより俺のほうが女性の扱い慣れてるんだから。
それはそうだけどでもちょっと…。
(咳払い)失礼します。
私成増といいます。
きっとあなたの力になれると思います。
(素子)太田さんをはじめ皆さんにご迷惑をお掛けいたしまして…。
私ずっと考えがまとまらないんです。
わかります。
私の…坊主の勘といいますか憶測ですがあなたは昨夜心と体に大きな傷を負われました違いますか?そのとおりです…。
レイプですね?えっ?あっ…成増さん結論を急がないで。
素子さん答えたくなければ答えなくていいんだ。
レイプは私が最も憎む犯罪です。
しかしあなたの勇気がこれから同じ被害を受けるであろう女性を1人でも救うことができます。
私太田さんと同じ職場にいる鶴丸です。
昨日の夜起きたことについて話せる範囲で話してください。
決して悪いようには…。
太田さんと同じというと地検の…?はい。
鶴丸検事です。
検察庁には女性検事が大勢働いています。
女性が被害を受けた犯罪にもきちんと対応しています。
私…どうしたらいいのか…。
あなたは昨夜路上に倒れていた。
そして1台の車が太田さんが現れると猛然と走り去った。
その点は間違いありませんか?間違いありません。
私きっとレイプされたんですね。
やめて…嫌!嫌!
(素子)やめて!!
(太田)あの…どうしました?とりあえず今夜はうちへ泊まって。
娘と2人だし何の遠慮もいらないわ。
ねえ太田さん。
はい。
そう言っていただけると…。
どうですか?おはようございます。
素子さん?
(素子の声)「お世話になりました。
もう大丈夫です。
曽根素子」
(曽根英一)ええっ?素子がレイプ!?いつ?いや一昨日の夜…。
ははは…それはない。
どうして?だって刑事さん…。
まあ自分の娘だから言うのもなんですがね四十にもなった女をレイプするなんて…。
いや…素子さん自身がそう訴えてるんですけど。
だったらその話に付き合ってやってくださいな。
素子はねちっちゃな時からちょっと変わったところのある子でしてね。
ふ〜んどんなふうに?父親の後を継がず批判ばかりで…。
まあ介護ボランティアか何か知らんが当て付けみたいに安月給で働いて。
こっちの薦めた男と結婚せずに未だに独身だ。
ははは…みっともない。
どうぞお引き取りください。
あーあ…ホテルホテルホテルホテル。
あーあ…俺があんたの息子だったらねもう絶対に後を継ぐんだけどな…。
うん?あいつならやりかねんか…。
(兵藤菊乃)メモリアルガーデンホテルの曽根社長さんはもちろん存じ上げてます。
うちみたいな寂れた旅館ではとてもマネのできんようなやり方でどんどんお客さんを集めてはるお方どすやろ?そんな…寂れた旅館だなんてご謙遜を。
老舗の旅館梅さとといえばもう京都中知らない人はいないんじゃないんですか?知らん人がいいひん旅館やのに何で閑古鳥が鳴いてますんやろ?なあ刑事さん?ああホンマどすなぁ。
(菊乃)で今日はどんなご用どすか?曽根社長のお嬢さん素子さんがですねとある犯罪に巻き込まれまして…。
そちらの純平さん何かご存じないかと…。
うちの純平があそこのとうの立った娘とどんな関係が?あの…こちらに純平さんいらっしゃいますか?あらっ?坊ちゃん。
坊ちゃんいってらっしゃい。
お早うお帰り!あんたら純平知らんか?いや知りませんけど。
そうか…。
もうここもあかんなぁ。
ええ。
もうどこか新しいところ見つけましょうか。
結局曽根社長が犯人と名指しした兵藤純平とは会えなかったの?逃げたんだか母親の女将がかくまってるんだか…。
あのあの…素子さんとこの兵藤純平って奴の関係は?これな調べてちょっと驚いたんだけど…。
(本木)すいません検事。
もう次の被疑者が廊下で待ってるんですけど…。
(太田)お前さちょっと待たせとけよ!話続けて。
曽根社長は低料金のホテルチェーンで伸してきたがブランド力のある老舗旅館を手に入れて箔を付けたいらしくてな。
今水面下で梅さと買収工作に動いてる。
でこの兵藤純平ってどういう男なの?まあひと言で言えばどら息子だな。
まあ梅さとの後を継ぐ覚悟が定まらずよブラブラ遊んでるって評判だよ。
でも今まさに買収されようとしている相手のホテルチェーンの社長の一人娘を襲ってよ何のメリットがあるの?俺もそう思うんだよ。
曽根社長って相当したたかな男だからよあの旅館を買収進めようと与太飛ばしてんだろうな。
恐らくホシは別にいる。
これ坊主の勘。
では検事僕は次の被疑者を…。
犯人ホントにいるんですかね?僕あれからずっと考えてたんですけど素子さんはレイプなんかされてないんじゃないでしょうか。
だって自分でそう言ったろ。
あの時成増さんちょっと強引に認めさせようとしたじゃないですか。
ちょっと…今さら太田さん…。
あの…あっ。
ちょっとあの女性に気があるんじゃない?何てこと言うんですか!そんなわけないじゃないですか!俺はな捜査に公私混同は禁物だって言いたいの。
ねえねえ成増さん。
太田さんの言うことも一理あると思うの。
うちに来た時の彼女の様子もちょっと気になるし…。
ねえ太田さん。
太田さんあの晩女性の叫び声を聞いて駆けつけたら素子さんがそこにいたって言ってたわよね。
はい。
「やめて!!」っていう叫び声でした。
そうそう。
車の中でひどい目に遭っていたとしたらよ車から放り出される時に「やめて」なんて言うかしら?それに私が一番引っかかるのはその後素子さんが1日近く太田さんの官舎にいたってこと。
身も心もズタズタに引き裂かれた女性がよいくらたまたま通り掛かった太田さんがやさしかったからって見ず知らずの男性の部屋に1日近くジーッとしてるなんて…。
やっぱり変よ。
おかしい!これが鶴丸あやお得意の主婦の勘ってやつだな。
そう。
これが必殺主婦の勘!じゃあたけのこどうぞ〜。
しっかり噛んでください。
はい。
おいしい。
あっ…素子さん。
私に用って…?はい。
あの…被害届はきちんと出されました?担当刑事は何か嫌な質問とかしませんでしたか?変なことを訊かれたんでしたら僕のほうから強く抗議をしておきますけども。
いえ…。
警察の方はとても親切でしたしとても気を使って調書も作ってくださいました。
あっ…ならいいんですけど。
ははっ…。
太田さん。
はい。
何でしょう?私法律的なことはよくわからないんですけど太田さんは私みたいな事件の被害者とこういうふうに会うのはよくないのでは?はい…はいそうですね。
確かに職務的にはあまり褒められた行為ではありませんよね。
でもああいう形であれ僕はあなたと偶然出会い…いやええと…あそこでたまたま通り掛かった者として…1人の人間として何か素子さんの力になれないかなってそればっかり…。
ありがとう。
いえ…どういたしまして。
私今日夜勤なので。
どうぞ。
僕に構わず行ってください。
太田さん。
1つ訊いてもいいですか?はい!何なりと。
私今年40なんです。
そんな歳の女があんなことを…おかしいと思いませんか?いや思わないですよそんな…。
おかしいなんてまったく思いません。
そうですか。
太田さん私…実は私を襲った男の人知ってるんです。
えっ!?ホントですか?ごめんなさい。
ずっと黙ってて…。
いえそんなことはいいんですけど…。
誰なんですか?梅さとっていう老舗旅館の兵藤純平って男です。
ええっ…。
(池内弘二)警部。
容疑を認めましたよ。
お前でまかせ言ってるんじゃねえだろうな?うん?本当にお前がやったのか?動機は何?何でやったって言ってるの?兵藤純平は自分のところの旅館の経営悪化も買収話も知ってました。
曽根社長は娘の素子を連れて何度も交渉に来たので…。
ちょっと待って。
素子さんは父親の仕事のやり方を嫌ってたのよ。
その彼女が同行するなんて考えられない。
それで成増さんも引っかかって兵藤を追及したんですが頑として供述を翻さなかったんです。
3日前の夜友人とカラオケに出掛け自分だけ先に店を出たところで偶然曽根素子を見かけて…。
(兵藤純平)素子さんじゃないですか。
ははは…お久しぶりです。
ドライブでも行きましょうよ。
嫌!おとなしくしろ!
(素子)嫌!やめて…。
(素子)やめて!!
(太田)あの…どうしました?嘘くさい。
どこがですか?全部よ全部。
作り話のにおいがする。
また例の主婦の勘ってやつですか?主婦の勘を侮っちゃいけないわ。
主婦の勘を笑う者は主婦の勘に泣く。
鶴丸検事!ちょっと今の話太田さんにしないで。
何でですか?何でもいいから!池内さん!兵藤純平が強姦容疑で中京署に呼ばれたっていうのは本当ですか?
(池内)あっいやぁ…知らんねぇ。
今成増さんから電話をいただきました。
あいつホント空気読めないな…!で何て言ってるんですか?兵藤は。
太田さん。
(太田)はい?彼は車の中で素子さんと無理やり関係を持とうとしたって話してるの。
容疑を全面的に認めました。
(ため息)あっ…でもね太田さん私は兵藤純平の言葉をまともに信じていいかどうか迷ってる。
この事件の裏には何かこう重大な…。
太田さん!?
(池内)太田事務官の背中泣いてますね。
被害者に相当入れ込んでるんだなぁ…。
(ため息)今の彼を見てると被害者への私情が勝ちすぎてるというか…。
被害者への愛情って意味かい?まあ…そこまで踏み込んで話してはいませんけど。
一度踏み込んで話してみたらどうだ?彼は1人で苦しんでるんだろ?はい…。
ですから万が一私が担当することになったら事務官を代えていただくとか…。
ああ…それはダメだ。
やはり…。
なり手がないんだよ。
はっ?この前君が…ほら松江地検から戻るっていうんで太田君と違う事務官をつけようとしたんだがみんな尻込みして断られた。
それでまあ仕方なくまた太田君を…。
どうせ私は京都地検一の嫌われ者ですから。
いやいや…君は気づいてないかもしれないが実は太田君は君の仕事を評価し信頼しておるんだよ。
嘘…。
彼は照れ屋だから口でも態度でも表さんがこれは間違いないよ。
だから今回の事件は送致されてきたら君と太田君に担当してもらう。
太田君をひとつ大きくしてやってくれ!あやちゃん君もひと回り大きくなるチャンスだよ。
そっ…。
ええ…?
(鐘)うん?鐘の音が鈍い。
嫌な予感が…。
両家で話し合いが付きましたので娘の被害届は取り下げさせていただきます。
(菊乃)お世話をお掛けいたしました。
これが示談書です。
(池内)そうおっしゃられても…。
純平…。
曽根社長の勝ちだな。
これで老舗旅館も安く買い叩けるか…。
そんな親の思惑なんかどうだっていいわ。
レイプはあったの?なかったの?どっち?確かに示談書には被害者の曽根素子の署名もある。
それ偽物ですよ!今ね素子さんと電話で連絡が取れたんですけど示談書なんか知らないって言ってます。
だからこのサインはきっと偽物です。
わかった。
池内行こう。
恋は盲目だ。
うん。
(太田)ちゃんと調べてくださいよ。
太田事務官!
(高原)鶴丸検事…私から言おう。
太田君最近の君の行動は常軌を逸してやしないかね?地検の事務官が送致の可能性のある事件の被害者と直接接触していいものかどうか。
いやしかし私は素子さんが置き去りにされた現場にいた者として何かしらの協力…。
申し訳ありませんつい…。
(ため息)あの…被疑者待ってるんですけど…。
鶴丸検事どこ行ったんですか?太田さん?曽根社長から無理やり示談を持ち掛けられたんじゃありませんか?事件が公になれば曽根社長が買収しようとしているこの旅館の評判に傷がつく。
彼はそこを計算して…。
ここは売りません。
えっ?いつか純平がそう言うたんです。
ここは誰にも売るなと。
自分が生まれ育ったところで家の隅々まで知ってる。
どこに柱の傷があってどこの廊下が歩いたらキコキコと音を立てるのか建てつけの悪いふすまはどうやったら開くのか…。
何よりも思い出がいっぱい詰まったこの家を売るなと…。
純平さんは後を引き継ぐつもりで?そこまでは言いません。
けど今回のことが起きて純平は身売りに動く私への反発からあんなことをしてしもうたんやないかと…。
はあ…。
純平さんは?さあ…どこへ行ったんやか。
では彼の部屋をちょっと見せてもらえますか?《彼じゃない…彼はやってない》はいチーズ。
(携帯カメラのシャッター音)
(桜井麗子)ねえねえねえねえ白い家の新婚さん見たことある?
(吉川香織)あああのめっちゃ金かかってる注文住宅の家やろ?
(漆原さやか)どっかのIT長者やって聞いたけど。
(麗子)旦那は27〜28のスラーッと背が高くてかっこいい…。
ああはいはいあの人な。
あのイタリア製の何とかっちゅうスポーツタイプの車転がしてる人な。
そうそうそう…!あっ私も見たことある。
どこの芸能人かって…。
あやさん知ってる?ううん知らない。
ここからはたまこ情報。
(麗子)たまちゃーん!
(柿野たまこ)あっいらっしゃい。
(麗子)ねえねえねえねえ例の新婚さんまた来た?さっき通りましたよ。
仲良く手つないで。
奥さんどんな人?
(たまこ・麗子)あははは…!うわっ何かめっちゃ意味あり気な反応やなあんたら。
奥さんはまあまあ美人なんですけど…。
歳がひと回り以上離れたオバハンなんだって。
嘘!?マジ信じられへん!そんなんその旦那の金づるに決まってるやないの。
誰がそんなオバハンなんかと一緒になるか。
愛し合う2人に決まりはないのよ〜。
どんな組み合わせも…あると思います!
(一同)ええ〜?検事…!まだ飲める?はい…。
うーん…。
(ため息)1つ訊きたくて。
どこに惚れたの?素子さんの。
検事までそんなこと…バカバカしいな。
この期に及んでとぼけたり隠す必要はないわ。
誰にも言わない。
テーブルにね黄色い花が…。
黄色い花?彼女を官舎に泊めて仕事から戻ったらまだいるわけですよ。
「おかえりなさいすいません」って座ってるんですよ。
テーブルにね1輪の花があるんだ…。
俺すっかり忘れてたんですけどベランダで育てようと思って放ったらかしにしておいたのがプランターで育ってたんですね。
彼女それ気づいてくれてテーブルに飾ってくれたんですよ。
自分はあんなことになってボロボロのはずなのに…。
俺は思いましたね。
ああこういう女性と一緒に暮らしたいな〜って。
太田さんテーブルに花を飾る女は素子さん1人じゃないわ。
いや素子さんだけですよ。
この世で1人だけ…1輪の花は…。
だいぶ重症だわ…。
はい着きましたよほら。
さすがに飲めねえ…。
わあ〜もう…。
ああちょっと!ちょっと!ああ…!これ…。
うわぁ!ちょっと…。
痛えなお前。
何してるんですか!?何ってあんた…。
あっあなたあれ?曽根社長のこれか?はい。
ほう〜。
いい車だなこれな。
高いんだろ?はい。
タイヤもいいしな。
特徴あるからよくわかったよ。
ほら。
フーッて…。
曽根さんお客さんよ。
はい。
ちょっと失礼します。
さあ続きしましょうね。
示談書なんてまったく知りません。
それは父が自分の商売のために勝手に…。
ではあなたは被害届を取り下げるつもりはないと?はい。
いつかの刑事さんが言っていたとおり二度と私みたいな被害者を出さないためにも。
ああ…兵藤純平をこのまま放っておくと2度3度同じことをすると?そうだと思います。
彼にも未来がある。
将来の夢を描いています。
ジリ貧に陥った梅さとを自分の手で再建する夢。
あの人がそんな夢持ってるなんて…。
お母さんに1度だけ口走ったことあるそうですよ。
それを証明するように彼の部屋には旅館経営や料理の本が山のように。
そのどれもに付箋が張られてメモがいっぱい書き込まれて何度も何度も繰り返して読んだような…。
まさか…まさか純平が…!純平?ああ知らなかった…。
あなたに話してなかった?彼のシャイで内向的な性格が今回は災いしたのかも。
もういいですか?あっ…ああ…痛い…。
素子さん!素子さん大丈夫?うう…ああっ…。
(医師)1〜2時間横になっていれば落ち着くと思いますよ。
今日中には帰れますから。
素子さん…。
もう放っておいてください。
私に構わないでください。
(ため息)もう包み隠さずすべてお話ししましたよ。
へえ〜ああそうですか。
はあ〜。
社長あなた結構見かけによらず脇が甘いっすね。
側近の運転手は口の堅い男にしたほうがいいですよ。
えっ?おたくの運転手全部話してくれました。
(素子)放っておいてください。
私の結婚はあなたとはまったく関係ない。
あいつは母親に値をつり上げさせて交渉をぶち壊そうとしてるんだぞ。
そんな奴と一緒になるなんて…父さんに恥をかかすつもりか!娘の幸せよりまず自分の幸せなんですね。
止めて。
すぐに止めて!待ちなさい!待たないか。
離してください!なぜわしの言うことが聞けん!野蛮人…。
何っ!?
(素子)やめて!!勝手にしろ!ご苦労さまでした。
女心は複雑だなぁ。
難しいもんだよな。
男心だって複雑だわ…。
(太田)お呼びでしょうか?兵藤純平を呼んだの。
これから話を聞くけど太田さん冷静でいてください。
わかってます。
何があっても職務をまっとうするように。
私はあなたの味方ですから。
わざわざご足労いただいてすみません。
すぐ済みますので。
どうぞ。
今日僕はここで逮捕されるのでしょうか?逮捕?兵藤さんあなた何か罪を犯したんですか?
(太田)えっ?それは…。
事件のあった夜のあなたの行動をもう一度調べ直しました。
あなたは警察で木屋町のカラオケ店から出てきて曽根素子さんに声を掛けたと供述した。
でもあなたのお友達はあの日嵐山の居酒屋であなたと一緒だったと供述してくれましたよ。
あの日あなたがあの時間に素子さんに声を掛けられるわけがない。
(太田)えっどういうこと!?おい兵藤!お前どういうことだよ!?太田さん落ち着いてください。
すみません…。
どうなんですか?兵藤さん。
申し訳ありませんでした!兵藤さん迎えの方がお見えです。
本木。
(本木)はい。
(本木)どうぞ。
素子さん…。
どうして私に旅館を継ぎたいんだって言ってくれなかったの?自分の手で再建したいんだってどうして私に教えてくれなかったの?私はてっきりあなたが旅館なんかどうでもいいと思ってると…。
だから何もかもぶち壊そうとあんな嘘を…。
(兵藤)旅館のことを言い出せば君との仲がますますこじれていきそうな気がしたから…。
私がついた嘘で犯人を買って出るなんて…。
バカよバカ。
純平はバカよ!
(兵藤)作り話でも何でも君の体を誰にも触れさせたくなかったから…。
さあこれでもう2人でやっていく自信も決心もついたでしょう。
(素子)私のつまらない嘘で皆さんを巻き込んでしまって本当に申し訳ありませんでした。
(兵藤)僕が母と素子さんのお父さんに素子さんを心の底から愛していることをきちんと話します。
そして2人で梅さとを何とか切り盛りしていきます。
太田さんいろいろありがとうございました。
私太田さんのお陰で立ち直れたような気がします。
本木。
(本木)はい。
お2人をお送りして。
失礼します。
素子さん…。
太田さん行ってはダメ。
任せられないでしょうあんな若造に!素子さんのお腹には赤ちゃんが…。
太田さんそれでもまだ彼女を?育てますから!僕がこの手で育てますから!太田さん…!
(ため息)太田さん!太田さん?もう鶴丸あやがね捜してましたよ。
俺のところにね何回も何回も電話あったんだから。
成増さん。
鐘つかせてもらえませんか?
(鐘)
(鐘)
(鐘)
(ドアの開く音)太田さん…。
仕事片付けます。
(太田)鐘の音聞こえませんでしたか?えっ?鐘ついてたらみんな忘れました。
ホントですよ。
(太田)何を言ってるんだよ。
鶴丸なんか怖くねえよ。
あいつ時々泣くんだぜ。
嘘でしょ!?あの人が?まあでも鬼の目にも何ちゃらってやつですかね。
俺何度もあいつ泣かせてやった。
おはようございまーす。
ああもう!こんな山のような仕事できるわけないじゃないの!おはようございます!遅い!5分の遅刻!鶴丸検事…ありがとうございます。
挨拶はおはよう。
太田さんにお礼言われる覚えないわ。
2015/04/02(木) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
京都地検の女5[再][字]
「暴走する事務官…老舗旅館に潜む罠!!」
詳細情報
◇番組内容
“主婦の勘”を武器に難事件に立ち向かう京都地検検事・鶴丸あや(名取裕子)の活躍を描く大人気シリーズ第5弾!春の京都を舞台に、事件の裏に隠された心の奥深くを描き出す大人のミステリー。
◇出演者
名取裕子、寺島進、益岡徹、渡辺いっけい、蟹江敬三 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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