吉田麻也　ハリル監督と個人面談を

　ハリルホジッチ新体制の立ち上げとなった国際親善試合２試合を連勝で終えた日本代表の各選手が１日、所属クラブへと戻った。羽田空港から出国したＤＦ吉田麻也（２６）＝サウサンプトン＝は指揮官との対話を熱望。ハリルホジッチ監督は今月欧州組の視察を明言しており、個人面談でよりハリル・スタイルへの理解を深めるつもりだ。

　ハリルホジッチ監督はこの合宿中、グループでのミーティングは行ったが、個人とはほとんど時間をつくって話す機会はなかった。それだけに、欧州視察は絶好の機会。吉田も「監督はイギリスに来るかは分からないと言っていた。でも『時間があれば話したい』とも言ってたので、チャンスがあれば」と希望した。

　話すべき内容はたくさんあるが、吉田が気にしているのはウズベキスタン戦でも失点につながったセットプレーだ。「もっと監督のサッカーを理解する必要がある。本当に今回時間が少なかった。実際セットプレーとかもほとんどやっていない」と、今後の課題と捉えた。

　新体制２連勝に「いい一歩は踏み出せたと思う」と手応えをつかみつつ「まだまだやることはいっぱいあるし、予選を通して成長していかないと」と６月のＷ杯２次予選を見据える。まずは好調を維持するクラブのスタメン争いに集中する。　（宮崎厚志）