韓国経済「発展の原動力」になるか! 「保守・整備」の分野に光明=韓国華字メディア


 韓国メディアの亜洲経済の中国語版は3月27日、韓国経済の低迷を背景に製造業も低迷していると伝える一方、航空機などの「補修やメンテナンス、リペアといった保守・整備に関する産業」が韓国経済の発展に向けた原動力になる可能性があるとして期待が高まっていると報じた。  記事は、航空機の保守・整備では主に「各種検査のほか、分解したうえで修理や整備」が行われていることを紹介し、2013年の韓国における航空機に対する保守・整備の需要額は2兆5000億ウォン(約2691億円)に達したと報じた。  さらに、経済発展に伴い、アジア各国で航空機の数が増えていること、さらにビジネスジェット機の増加などを背景に、韓国の航空機に対する保守・整備サービスの市場も25年までに4兆2000億ウォン(約4521億円)まで増加する見通しだと紹介した。  続けて、航空機のメンテナンス設備を持つ大韓航空やアシアナ航空も一部の保守・整備を国外の企業に委託し、巨額のメンテナンス費用を支払っているとしたほか、韓国の中小航空会社は保守・整備のすべてを国外の企業に委託していると紹介。  また、韓国軍の軍用機においても保守・整備作業のうち約15%を国外の企業に委託していると伝え、13年は保守・整備費用として約1545億ウォン(約166億円)を支払ったと報じた。  韓国国内の航空機に対する保守・整備需要は25年に4兆2000億ウォン(約4520億円)まで増加する見通しであることについて、記事は「韓国の保守・整備産業を発展させることで国外の企業に委託していた保守・整備を自国内で完結できるようになり、雇用の創出のほか経済成長にもつなげることができる」と期待を示した。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の27日付報道の画面キャプチャ)