『なんでデブか?』

カテゴリー │イベント

昨日は、記念すべき定年退職の辞令交付式

一応、それなり(?)の黒のスーツで出勤

お気に入りのスカーフでビシッとキメルキラキラ 





辞令交付式の会場には

緊張した顔の皆さんが続々入ってくる

総勢30名だ

部署の関係で、中には何年も会ってない人もいたりする







その中のひとりがTさんで

彼と私は学生時代同じクラスになったことがあり

久しぶりに会うので

なつかしくて、それに定年の日まで良く頑張ったよねと

お互いの健闘を称えようと

私は彼が近づくのを待てず

「Tさんおめでとーーォ!」と歩み寄った






その時彼が私を見るなり

「なんでデブか?」と軽く言い放った

軽く言い放った割には、グサァーーーーと刺さりましたよ








ちょっと待ってよ…

そ、そりゃあ、確かに私は太ってます、デブってます。

で、でもね

何もこんな晴れ舞台の日にタラ~

しかも何年も会ってない同級生に向かって

ソコーーーー?ムカムカ










実のところ                          

「なんで?…」と聞かれても困るんです

自分でも気がついたらこうなってたんだからね…フン!










その日帰宅して、首に巻いたスカーフを外しながら

「何で?」と聞かれてもねぇ…とまた思い出してる私がいる爆弾

あの時は、

そんなこと聞きやがってホカにいうことはないんカイ!パンチ!

と心の中でパンチ食らわしてたけど

待てよ、「何で?…」に答えはあるじゃん







①スイーツから好かれている
②いつでも客人が美味しいのを運んでくる
③食べ歩きを極上の趣味と思ってる
④旅行好きでご当地グルメの試食が生きがい
⑤運動は私との相性が良くないのでは?と思い始めている…などなど

思いつく答えが次々出てくる







そうか指輪キラキラ彼は私にいいこと言ってくれたんだ。

私に大きな気づきを与えてくれたんだぁ

ごめん、パンチくらわして汗

Tさん ありがとう

あなたの、その遠慮のない、無愛想な、冷たい、思いやりのない言葉に心から感謝!

私は、明日から美キラキラ を追求します







それでは、美容と健康のためにおやすみなさいませ眠る



タグ :定年退職


ついにやってきました!

カテゴリー │イベント




本日 2015年3月31日 08:30

ついに 定年退職の日を迎えましたキラキラ 

これまでのすべてに『感謝』の気持ちで一杯です。






両親にはお花を添えしっかり報告しました。








定年までには

自分の歴史を整理したい…

そう思って頑張った私







結局できなかったなぁ…






でも、それはそれでイイとしちゃいましょう







長い間 オヤスミさせていただいてたブログも再開しますね

ストップしてる間も訪問してくださった方々

あのブロガーはどこへ消えたのかナと心配してくださった方々

また よろしくお願いしま~す





ところで、タイトル変えなきゃね…何にしよキョロキョロ




高校生の挑戦!

カテゴリー

今日は 那覇マラソン

私みたいな《運チ》には、想像もできない42.195㎞

でも、何事も挑戦するっていいよね







ところで、きょう危険物取扱者資格の試験があって

何名かの高校生が挑戦する








熱心に勉強してる姿勢は

私にも相当刺激になったなぁ

いつでも 挑戦したい気持ちって大事だねェ









さぁて、私もこれからお勉強に出かけます

いつでも挑戦キラキラ 


勝てるか、冬将軍!

カテゴリー │日常



このところ 『冬』

冷え性の私には辛い(-_-;)

冬将軍に備えてベッドメーキングを変えてみた

将軍に勝てるか!









お天気が悪かったので

庭の手入れがなかなか進まない

でも、きょうはちょっとお天気回復

準備してあったクリスマスの飾りつけをする

…といっても庭のプルメリアにボールのオーナメントだけ







プルメリアって夏ってイメージだけど

クリスマスオーナメントとのミスマッチがマッチ(?)してるのが

なかなかイイよね







ホントは赤を飾りたかったなぁ…


この歳だからって訳じゃないけど…


まっ! いいか




随分長い間のお休みでした!

カテゴリー │おうちCafe




長いこと ブログから離れてました。

少し考え事をしているうちに

随分と時間がたってしまったもんです。







きょうは、朝からビュービュー風が強くて

予定の庭掃除ができず

休日をのんびりと過ごしました









こういう時は、あったかいぜんざいを作って

ほっこり友人とおしゃべりしたいなぁと

大なべにドンとぜんざい作っちゃいましたよ





笑いの絶えない時間を運んでくれる友人に感謝して

きょうもいい一日でした

おやすみなさい眠る





ちょっと 一休みです!

カテゴリー

少し 一休みします。



あ、このブログを休むんじゃなくって

「自分整理」にです。




少し、深呼吸が必要になってきたので

しばらくテーマを変えてみます。

穏やかな秋も迎えたことですしね…




さぁて 明日からまた書きますよぉ

ブログに来ていただいてるみなさん

また、よろしくお願いしま~す(^_^)/






父を訪ねて…

カテゴリー

早朝 玄関のドアをたたいたのは

父のほんとうの娘でした。









早朝に訪問してきた見知らぬ女性!

カテゴリー │思い出

これは、私がまだこの家に来ない前の話で

母は、子宝に恵まれない義理の姉に

一度ユタの家に行きたいからと同行を頼まれたそうです。

義姉にすれば、あなたも同じ境遇でしょう、ということだったんですかね。







母は、逆らわずにノコノコ着いていき

ユタと義姉のやり取りを黙って傍で聞いていると







いきなり、そのユタは母に向かって

「あなたには海の向こうから幸せがやってくるから待っていなさい」

と告げたそうです。







母は、自分は義姉と一緒に来ただけなのに

何言ってるんだろう、とさほど気にもしなかったそうです。







そんなこんなも日々の生活に追われ

その「海の向こうからやってくる幸せ」のことはすっかり忘れてしまったそうです。







その後、母も義姉も子どもを授かることなく数年間が過ぎた頃のことです。








ある朝早く、

ドンドン、ドンドンと玄関の戸を叩く音がするので

何だろうと母は起きて行ってドアを開けると

若い女の人が一人でポツンと立っているではありませんか。







ビックリした母は、何かただごとではないことを感じ、

家の中に招き入れ、熱いお茶をお出しして

ゆっくりと話を聴き始めると……



タグ :女性早朝


実はもう一つの扉があったのです!

カテゴリー │想い出

私の父が祖父だという真実がわかっても

母については何も知らされなかった。









それをあえて知りたいとも思わなかったので

私の毎日は淡々と過ぎていった。









でも、どうして私が養子だということを

誰も言わなかったのだろうか?

何かの拍子にもれなかったのか

この小さい集落で

確かに知っていたはずなのになぜだろう…

そのことの方が気になっていた。









私の推測でたどり着いたのは

人当たりのいい母の人間味が周囲の方々にそうさせたのでは、ということだった

誰にでも穏やかだった母を困らせることのないよう

そっと口をつぐんでいたのだろうと、そう結論づけた。

私が真実を知ることで、思いもしない方向に走り出すのではないかと

人々が案じたのかもしれない








20年間も、しっかりと閉ざしてきた扉が開くと

周囲は安心したのか

また、私は別の扉を開け、新たな真実を知ることになってしまった。









それは、最初の扉より暗くて重い扉だった。

開けない方が良かったのかもしれない…そう思う時もあった。





タグ :祖父養子


渡された一枚の紙きれ!

カテゴリー

思いもかけぬ、親戚からの告知に

「やっぱり」 という思いと

「でも なんでこのシチュエーション?」という思いが

ドロ~ンと交差して

頭の酸欠状態がますますひどくなっていくのを感じる。









その親戚からの話で





・私には産みの親がいて両親健在であること
・私は5名姉妹の次女だったこと
・父は祖父だったこと







記憶として残っているのはそのくらいで







自分の心理状態すら全く覚えていない。

ただ、その場で母へ電話したことは覚えている。。







黒い受話器が

ズシリと重かったのをはっきりと覚えている。








喉は乾ききって

体中は冷たくて

その氷のような指先と

焦点のあわない目でダイヤルを回した。










なにかいいたかったはずなのに

やっと口から出たひとことは










「おかあさん…」









本当にその一言しかいえなかった。

体中を絞りだして出たひと言だ。











母は、

心臓がとけそうになるくらい、私の言葉が痛かったのかもしれない。

電話の向こうからは、なんにも返ってこなかった…。












でも、私には母の言いたいことがわかるような気がした。

母の思いが

沈黙の空気にのって回線を通し伝わってくる。






「いいのいいの、わかるから…」

また私も言葉に出てこない思いを心の中で繰り返した。












受話器を置いた私は

一刻も早くこの場を去ろう、とそればかり考えていて

集まった一同にお礼を伝え

スクッと立ち上がった。

そう、生まれかわったように、

気持ちのいいくらい凛としていた。












親戚の家を後にする時

玄関先で一枚のメモを渡された。

そこには、県外の住所と電話番号、

そして初めて目にする名前が並んでいた。












その一枚の紙きれは

私を20年前の私に戻してくれる唯一のパスポートだった。