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「砂の万里の長城」築く 中国の南シナ海埋め立てに、米太平洋艦隊司令官が懸念 面積は4平方キロ超になると指摘
DOCを無視して岩礁を埋め立てる中国に対抗し、フィリピンのデルロサリオ外相は3月26日、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で自粛していた滑走路修理を再開する姿勢を表明。中国外務省の華春瑩報道官は、「中国は自国領内で通常の建設行為を行っており、批判は不当。一方、フィリピンが修理するという滑走路は不法占拠中の中国領内だ」と反発し、自国の主張を正当化した。
フィリピン軍は3月30日の会見で、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)にあるミスチーフ礁、ジョンソン南礁、ケナン礁を含め、計7カ所の岩礁で中国が埋め立てを進行中だと発表し、危機感を示した。