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 キノコ生産大手の雪国まいたけ(新潟県南魚沼市、東証2部上場)株の株式公開買い付け(TOB)で、同社創業者の大平(おおだいら)喜信氏(67)は1日、朝日新聞の取材に対し、TOBに応じる意向を明らかにした。

 大平氏ら創業家7人と資産管理会社の持ち株は約420万株(議決権ベースで約11%)。銀行などの大株主も応じる意向のため、TOBは成立し、同社の経営はTOBを進める米投資ファンド・ベインキャピタルに委ねられる見通し。

 雪国まいたけでは、2013年に不適切な会計処理が発覚。大平氏は同年11月、社長を辞任したが、創業家で約66%の株を保有していた。株を銀行からの借金の担保にしていたため、今年2月に担保権を実行され、保有比率は大幅に下がっていた。

 大平氏は朝日新聞の取材に「創業した会社と決別する日が来た。いろいろな思いがあるが、マイタケをもう一回つくるつもり。世界でキノコ産業を発展させたい」と話した。(河野正一郎)