和歌山県警:車検切れパトカーで取り締まりか
毎日新聞 2015年04月01日 22時13分(最終更新 04月01日 23時01分)
和歌山県警湯浅署が車検切れのパトカーで交通違反の取り締まりをしていた疑いがあることが県警への取材で分かった。警察車両の車検切れが発覚するのは異例。県警は道路運送車両法違反(無車検)容疑の可能性があるとみて調べている。
県警警務課によると、同署のパトカー1台が2月中旬、捜査車両3台が3月に車検が切れていた。同署員が車検書類を確認して発覚した。パトカーは車検が切れた後も約1カ月間、交通違反取り締まりに使用されていた疑いがある。
県警によると、車検は各署の警務課が管理。県警は確認ミスの可能性が高いとみて担当者から事情を聴いている。同課の大野矢雄(ちかお)次席は「調査結果を踏まえ、適切に対処したい」と話した。【倉沢仁志】