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日系米国人らが行進 大戦中の歴史伝える3月29日 6時59分
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第2次世界大戦中、強制収容所に送られたり兵士としてヨーロッパ戦線で戦ったりした日系アメリカ人の歴史を伝えようと、アメリカの首都ワシントンで日系アメリカ人らが行進しました。
首都ワシントンでは日本から贈られた桜の開花に合わせて「全米桜祭り」が開かれていて、28日、中心部にある日系アメリカ人の歴史を伝える記念碑の前に日系アメリカ人や日米両政府の関係者などおよそ150人が集まりました。
戦後70年のことしは、第2次世界大戦でアメリカ陸軍の日系人部隊「第442連隊」に従軍した日系2世、テリー・シマさん(92)があいさつし、「当時、すべての日系人に敵対心が向けられた。未来の世代には日本の遺産を誇りに思い、互いに理解し合う大切さを引き継いでほしい」と述べ、日米の友好関係を発展させるよう呼びかけました。このあと一行は、アメリカ議会の議事堂の周辺を行進し、日系アメリカ人の歴史の大切さや人種による迫害を2度と繰り返さないよう訴えました。19歳のアメリカ人女性は、「若い世代は記憶を引き継ぐバトンを受け取り、よりよい日米関係を作りたい」と話していました。
行進はことしで17年目を迎えますが、戦争中のことを知る日系アメリカ人の高齢化が進み、ことし出席した退役軍人の数は数人だけだったということで、日系アメリカ人の歴史をどう語り継いでいくかが課題となっています。
戦後70年のことしは、第2次世界大戦でアメリカ陸軍の日系人部隊「第442連隊」に従軍した日系2世、テリー・シマさん(92)があいさつし、「当時、すべての日系人に敵対心が向けられた。未来の世代には日本の遺産を誇りに思い、互いに理解し合う大切さを引き継いでほしい」と述べ、日米の友好関係を発展させるよう呼びかけました。このあと一行は、アメリカ議会の議事堂の周辺を行進し、日系アメリカ人の歴史の大切さや人種による迫害を2度と繰り返さないよう訴えました。19歳のアメリカ人女性は、「若い世代は記憶を引き継ぐバトンを受け取り、よりよい日米関係を作りたい」と話していました。
行進はことしで17年目を迎えますが、戦争中のことを知る日系アメリカ人の高齢化が進み、ことし出席した退役軍人の数は数人だけだったということで、日系アメリカ人の歴史をどう語り継いでいくかが課題となっています。