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朝鮮学園問題 松井知事「保険料納付は当然の義務」 指導徹底へ
大阪府内の朝鮮学校10校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)が社会保険料の掛け金を滞納している問題で、大阪府の松井一郎知事は10日、府庁で記者団に対し、「(掛け金の納付は)学校法人だけでなく、普通の企業でも当然の義務だ。滞納することなく納めてもらうよう指導を徹底したい」と述べた。
大阪朝鮮学園は平成24年度以降、日本私立学校振興・共済事業団(私学事業団)へ納付が義務づけられている社会保険料の掛け金を滞納。未納額は教職員給与・賞与からの天引き分と法人負担分を合わせ2億円超に上る。
一方、事業団は強制徴収などに踏み切らないまま、教員らに健康保険や年金の給付を続けていた。