報道ステーション 2015.03.30


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫今日のコメンテーターをここで早速ご紹介いたします。
首都大学東京の准教授でいらっしゃいます憲法学者の木村草太さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
まず、最初のニュースですが後ろの巨大なコンクリートブロック。
大きいものから小さいものまでありましてここに用意した模型は中ぐらい程度だということですがかなりの迫力、大きさですね。
これが辺野古の海底に沈んだわけですね。
ブイを張り巡らせるための重石ということでかなり巨大なものがぐっと沈んで一部サンゴが破壊されたということになりました。
そして沖縄県側はどういう手に出てきたかというとボーリング調査を1週間以内にいったんは止めてくれと。
こういう調査でいろいろ破壊されたものを見ないといけないからと指示したわけですけれども国はどういう対応をとったかといいますと国は、まるで国に泣きついたかのようそうで。
ということは国はどういう判断を示すかといえばあっという間に国側が正しくて沖縄県側の言ったことは無効と言ったわけですね。
このいきさつをご覧いただきます。
≫翁長知事が辺野古移設の作業停止を指示して1週間。
期限となった今日国は、知事の指示自体を一時的に無効化する行政手続きを発動した。
≫これに、知事は…。
≫翁長知事が出していた辺野古の海での作業停止の指示はいったん無効とされました。
そして今日もこの辺野古の海ではご覧ください。
このフロートの奥、大型の作業船が止まっています。
更に、その横には2隻の台船の姿も確認できます。
その上には作業員もいますね。
そして、くいが打たれています。
今日もボーリング調査が行われている模様です。
≫翁長知事の作業停止の指示から1週間。
結局、辺野古の海では埋め立て工事に向けたボーリング調査が止まることはなかった。
知事は先週月曜辺野古移設の全ての作業を、今日30日までに停止するよう沖縄防衛局に指示。
従わない場合は仲井真前知事が埋め立て工事のために出した岩礁破砕許可の取り消しもあり得ると警告した。
しかし、期限となった今日政府は…。
≫翁長知事が移設作業停止を指示した翌日沖縄防衛局は対抗措置をとった。
知事の指示の根拠は漁業に関わる水産資源保護法だとして法律を所管する農水省に対し知事の指示を無効にするよう申し立て、そして、農水省が今日防衛局の主張を認め知事の指示の効力を一時的に無効にするという判断を出した。
政府としてはこれで工事続行だ。
≫一方、今日夕方翁長知事が会見した。
≫農水省が今回知事の指示を無効とした根拠は行政不服審査法だ。
第1条にあるこの法律の目的は国民の権利の救済をするためのもので沖縄県側は国民ではなく国が権利の救済を求めることは制度上、予定されていないと反論していた。
行政法に詳しい専門家も…。
≫そもそも、結論が先にあった節もある。
農水省幹部は防衛局が審査を申し立てた24日その日のうちに記者にこう述べていた。
≫そもそも、今回、翁長知事が作業停止を指示したきっかけは立ち入り制限水域を示す、ブイなどを固定するコンクリートブロック。
サンゴを壊している恐れがあるという。
県側は、サンゴなどの岩礁破砕許可を出したのは埋め立て予定区域のみでブイのためのコンクリートブロックを設置した立ち入り制限水域には許可していないと主張。
一方、国側は去年、沖縄県に相談した際県の担当者から許可は必要ないと回答されたと反論している。
これに県側は国側から具体的なおもりの重さを知らされていなかったと再反論している。
≫今、目の前に見えているのが長い長いフロートです。
このフロートの中には入れません。
そして、このフロートの内側でボーリング調査が行われています。
≫今日、ボーリング調査用の2つの台船が確認できたのは埋め立て予定区域の境界付近。
ここは沖縄県が岩礁破壊を許可しているエリア内とみられる。
翁長知事が岩礁破砕許可の取り消しに踏み切ればこうした許可が出ている区域でさえも作業ができなくなる可能性がある。
≫岩礁破砕許可そのものを取り消すのか知事は明言を避け専門家と相談して精査するとだけ述べた。
また、裁判での決着も視野に顧問弁護士との協議を重ねる意向だ。
一方、国側は訴訟になっても負けることはないと自信を見せている。
一方で国に対する反発は高まり続けている。
≫更に辺野古移設を容認する人も国の進め方に違和感を持ち始めている。
≫ここで憲法学者の木村さんに伺いたいんですが木村さんは地元の沖縄の新聞社の招きで明日から沖縄に入られるんですよね。
≫そうなんです。
辺野古にも行く予定になっています。
≫普天間も行かれるんですか?≫そうですね。
≫さて、お考えを聞きたいところですがこの流れを見てどうですか?≫このニュースを見ていてちょっとこれまでとは違う角度になるかもしれませんが感じているのは国会が、首相や官房長官に責任を押し付けすぎではないかと感じています。
これはどういうことかというと今、国会が普天間基地設置法とか横須賀基地設置法とかの法律を個別に作っているわけではないんですね。
どういう法律を作っているかというと内閣が米軍基地の設置を決めてください。
そういう法律になっています。
ただ、このような形ですとここに作るという責任が全部内閣、あるいは官房長官の判断というところにいってしまうわけですよね。
そうなってしまうとこれは国民の代表である国会がきちんと責任を取ったのか。
ここに疑問が生じてくるわけです。
ですから、米軍基地の立地のような非常に重要な事項は例えば辺野古新基地設置法のような形で国会が責任を持って法律という形式で決めるべきではないかこれが憲法の要請なのではないかというふうに私は、そういうふうに解釈をしております。
≫憲法のアングル立場から見ていけば内閣に偏りすぎているその権限を、もう一度立法の国会できちんとやるべきだと。
そうすると具体的に憲法の中ではどういうことが言えるんですか?≫まず、立法というのは法律を作るという意味もあるんですけど大事な事項国民と国家のかかわりに関する大事な事項を決めるそのための形式なんですね。
ですから、そこで辺野古新基地設置法のようなものを作ってから国会全体で責任を負うべきだと。
そして、ただ、そうすると地元の声はどうなってしまうのかということですが憲法95条という条文があってこれはどういうことかって例えば辺野古新基地設置法のような法律をつくとこれは一の特定の地方公共団体だけに適用される特別法っていうことになるわけですね。
これは、実は国会だけではなくて地元の地方公共団体の住民投票で過半数の同意を得ないと制定できません有効になりません。
こういう仕組みが用意されているんです。
これを迂回しようとしてしまったためにこのような非常に反発の強い中で内閣が強硬に推し進めようとしているという構図ができてしまったのではないかと私は思っています。
≫第95条をよく吟味して住民投票の今回に関しては重要さに鑑みて、それをやっていく。
そして国会の機能はもっとこれに関しては回復される。
≫全くそのとおりなんです。
今まで住民投票ってやったことはあるんですけど95条の住民投票はやったことがないし。
これが必要だという前提ならもっと同意を得られる場所はないかと、一生懸命政府や国会は探さなくてはいけなくなる。
このような不幸な衝突が起きにくくなるのではないか。
それが憲法の要請だということですね。
≫当面は、法廷闘争云々ということではなくてやはり顔を突き合わせてこういうことも含めて話し合う。
≫手続きが大事ということですね。
≫がらっとかわりまして次のニュースまいりましょう。
≫千葉県がんセンターで腹腔鏡手術を受けた患者さんが相次いで死亡した問題です。
今日、第三者検証委員会と病院側がそれぞれ会見を開きまして病院側が認識が甘かったと謝罪しました。
≫千葉県がんセンターです。
今日も多くの患者さんが訪れています。
こちらで行われた腹腔鏡の手術後に死亡が相次いだ問題で第三者検証委員会が報告を出しました。
≫まず会見を行ったのは千葉県が設置した第三者検証委員会。
聞き取り調査に加え外科学会にも依頼して手術が適切だったかどうかを検証したという。
≫腹腔鏡手術は開腹手術と比べ体に小さな穴しか開けないため患者の負担が少なくまた回復も早いとされている。
そのため、年々増加している手術だ。
検証されたのは2008年から去年までの間に千葉県がんセンターで行われた腹腔鏡手術のあと死亡した患者11人の事例だ。
報告書によるとこのうち10人に問題が指摘されている。
例えば手術中に大量出血したにもかかわらず医師が自信を持っていることから腹腔鏡手術を続けたり本人や家族への経過説明や手術の同意取得も不適切だったという。
手術の説明に関しては患者家族の中には聞いた記憶がない。
中には手術が腹腔鏡だと知らなかったと答えた人もいた。
11人のうち8人を担当したのは病院内で腹腔鏡手術のリーダー的存在だった医師だ。
医師会の広報誌によるとこの医師は難度の高いすい臓の腹腔鏡手術を2007年からいち早く手がけ各地で講演も行っていたという。
広報誌にはすい臓の腹腔鏡手術で大変になったというケースは過去にありませんと答えていた。
報告書を受け、病院側は…。
≫だが、報告書で明らかになっていない問題がある。
それは、内部から告発があったにもかかわらず放置され続けたこと。
そして難度の高い手術がなぜ、繰り返し行われたかという点だ。
≫今回の問題は病院に勤めていた医師によって5年前に内部告発されましたがその後も、放置され続けました。
≫これは、千葉県がんセンターの元麻酔科医志村医師が病院側に訴えてもなんの対策もとられなかったことから2011年に厚生労働省に通報したときのメールだ。
≫だが、厚労省は当時このメールを黙殺したかのように必要な対策をとらなかった。
理由は、通報は労働者からのものが前提で当時、志村医師はがんセンターを退職したあとだったからだというこれについて、厚労省は当時は権限がないのでやりようがなかった。
現在は、労働者以外からも受け付けているとした。
一方の病院や県は…。
≫我々の取材に対し志村医師は経営が悪かった千葉県がんセンターは手術件数を増やして収益を上げることが一番大事といわれていたと答えていた。
≫医療事故を中心に扱う医学博士でもある石黒弁護士はこう指摘する。
≫木村さん、これは私の勝手な想像なんですけどやっぱりこういうふうな死亡例が出てお医者さんだからいろんなことを感じられるのは当たり前で、それでもやっぱり、とにかく成功例を増やしていけば失敗の例の確率というのはすごく狭まるわけだからというようなどんどん、やってしまうという傾向があるのではないかとふと思ってしまうんですね。
いざ起きるとこういうことが明るみに出るまでものすごく時間がかかっていますよね。
どうでしょう。
≫実は私の妻もこういう経験をしていて父を亡くしたときに解剖しますかと聞かれたらしいんですね。
何か問題があるんですか?と当然聞いたらそういうことではないんですけどって言ったのでじゃあ、いいですって普通は断る。
それで断ったんですけど書類上は遺族に解剖を拒否されたということになっていたんです。
確かに、いいですとは言っているんですけれども遺族に拒否されたのでその後の解剖によってこの死に違和感はあったんですが原因は究明できなかったという書類が作られて大変、違和感を持ったと彼女は言っていたんですけどなんでそうなってしまうかというとやっぱり厳しい責任追及が待っているというお医者さんの立場になるとできるだけ原因は明らかにしたくない。
当然の気持ちだと思うんですね。
ただ、そうしてしまうと原因が明らかにならないということになってお互いに不信が募っていって不幸になってしまうということがあるので。
例えば、刑事裁判の証拠にしませんよと決めたうえで一定のケースで解剖を義務付けたりするような死亡の原因を明らかにする工夫がもっとできるのではないか。
こういうケースを見るたびにどこかで1つの死亡例の原因を明らかにするという手続きが踏まれていればもっといい方向に事態がいったのではないかと感じますね。
≫そして、こういうことを伝える我々も本当に思うんですが新しい技術やすばらしいものが出てくるといいところばかりを伝えてしまったり話し合ってしまったりするんだけども必ず、新しいものにつきものなのは裏側に短所もあるでしょうと難しい面もあるでしょうという冷静な複眼的な見方をしていかなきゃいけないですよね。
≫そうですね。
そのとおりだと思います。
≫続いて、お伝えをしなければいけないのは実は、先週のこの前の金曜日にゲストコメンテーターの古賀茂明さんがお出になられてそのときに直接ニュースとは全く関係のないコメントをしました。
これに関してですね菅官房長官の定例会見で記者からの質問がそれに関してありまして官房長官はこのように述べています。
≫番組としては古賀さんがニュースと関係のない部分でコメントをしたと。
このことに関しては番組内で表明されたことに関しては残念だというふうに思っております。
そしてテレビ朝日といたしましてはそういった事態を防げなかったとこの1点におきましても≫どんなに考えても堂々巡りになってしまうんですがドイツ機の墜落。
副操縦士の動き。
このドアが開いていればといまさら思っても致し方ないんですがこのドアの向こう側のコックピットではどういう会話や動きがあったのかということがつぶさに今日ボイスレコーダーの解析が進んで具体的にわかってまいりました。
≫航空機を意図的に墜落させたとみられるジャーマンウィングス社のアンドレアス・ルビッツ副操縦士。
自宅からは複数の向精神薬が押収されていた。
ドイツの新聞、ビルトはその薬についてうつ状態と躁状態を繰り返す双極性障害の薬で残されていた量から薬を服用していなかった可能性もあると指摘。
そのうえ、副操縦士は網膜剥離を患い病院で診察を受けていたとも伝えている。
この病状を会社側は把握していなかった。
適性検査で不適格となると操縦士を辞めざるを得ないことからルビッツ副操縦士が意図的に申告しなかった可能性が強まっている。
≫ドイツの新聞はボイスレコーダーの細かな記録について大きく報じています。
ドアを開けろという機長の叫び声が最後の言葉だったと記しています。
≫離陸後、穏やかな会話が続いたおよそ20分間。
ボイスレコーダーの音声には機長が副操縦士に離陸前のバルセロナでトイレに行くことができなかったと話しその際、副操縦士がいつでも操縦を代わると話す声が記録されていたという。
そして、高度が3万8000フィートに達し水平飛行に入ると機長は副操縦士に着陸に向けて備えるよう指示を出している。
機長に対する直後の副操縦士の返答で確認できた単語は…。
≫そして…。
≫更に、着陸の確認を終えた副操縦士は機長にこのように話している。
≫2分後機長の君に引き継ぐという音声が確認され機長が操縦席から離れドアが閉まる音も記録されていたということだ。
その直後から航空機は高度を下げ始めた。
現地時間の午前10時29分。
管制レーダーが降下を捉えている。
3分後の32分過ぎ。
ドアを開けろという機長の怒鳴り声と乗客の叫び声も記録されていた。
更に、3分後の35分過ぎ。
ドアを破ろうとしたのか大きな金属の打撃音が聞こえる。
コックピットの外では機長が叫び中では地上へ接近しすぎを伝える警告音が鳴り始める。
しかし、副操縦士は無言だった。
10時40分前後最後に記録されていた音声は機長のドアを開けろと怒鳴る声。
そして乗客の叫び声だったという。
29日、乗客名簿に名前があった日本人の家族らが墜落現場の山が見渡せる慰霊碑を訪れ花や線香を供え手を合わせた。
ドイツ・デュッセルドルフ在住の佐藤淳一さんの部下が取材に答えてくれた。
≫切り立った斜面が続く現場では今日も捜索活動が行われていた。
現地の警察によるとこれまでに70人以上の遺体の身元が確認され日本人の家族も身元の確認作業に協力するためDNAの採取などを行うということだ。
ジャーマンウィングス社のワーグナーCEOが会見を行い被害家族90人のためのカウンセリングセンターを設置すると発表した。
一方、このような報道もある。
フランスのフィガロ紙によれば墜落の衝撃からか遺体は、山肌の地中数メートルに埋まっているものが多く全て掘り出すまでには数か月を要するというのだ。
≫痛ましいですよね。
≫安倍総理がどこで誰と1日会っていたかは翌日の新聞にこうして事細かに掲載されるんですけれどもこちらは3月26日先週の木曜日の総理の動静です。
午後4時16分アメリカの新聞ワシントン・ポストのインタビューを1時間ほど受けているんですね。
この中で、慰安婦問題について安倍総理が初めて人身売買という言葉を使いました。
どうしてこの時期にどういう狙いを持ってこの表現、使ったんでしょうか。
≫国会では2015年度予算案は年度内に成立しない見通しとなったため今日夕方来月11日までを対象とした暫定予算が自民・民主などの賛成多数で可決、成立した。
一方、アメリカの新聞に載った安倍総理の発言で波紋が広がっている。
安倍総理は慰安婦について人身売買の犠牲となり筆舌に尽くしがたい痛みと苦しみを経験された人を思うと、心が痛むと述べたという。
記事には安倍総理が人身売買と表現するのは初めてだと総理の側近が明かしたことも書かれていた。
≫慰安婦に関しては93年の河野談話で慰安婦の募集については軍の要請を受けた業者が主としてこれにあたったが本人の意思に反して集められた事例が数多くあり官憲等が直接、これに加担したこともあったなどとして軍の強制性を認めた。
歴代の内閣はこの内容を踏襲してきた。
安倍総理も、河野談話を見直さないとしているが今回、安倍総理が初めて、人身売買という言葉を使ったことについてアメリカと韓国で評価が割れている。
韓国では、軍の関与など慰安婦問題の本質を隠すものだと批判が出ている。
≫安倍総理は来月アメリカを訪問し議会で演説することになっている。
アメリカ議会は8年前慰安婦について日本政府に謝罪を求める決議を採択した。
きっかけの1つとなったのは当時の安倍総理が強制性を裏付ける証拠はなかったと発言したことだった。
アメリカ議会の決議文には慰安婦制度は日本政府による強制的なもので20世紀最悪の人身売買事件の1つという表現がある。
今回、安倍総理は議会での演説を意識してそれと同じ表現を使ったのか。
今回の、人身売買の英語訳では政府の関与を認めるというニュアンスが入る。
≫そういうふうには感じられないという人も多くいらっしゃるのかなと思うんですけどね。
アメリカに向いていくのだとしたらそれはそれで当然大事なことですし一方、日韓関係も日韓国交正常化50年という大事な節目の年ですからこの間、外相会談がソウルで行われた日本と韓国の。
≫カナダで乗客・乗員138人を乗せた航空機が着陸に失敗しました。
現場には大雪警報が出ていました。
≫カナダ東部ハリファクス国際空港で29日、トロントから到着したエア・カナダ機が着陸に失敗。
航空機は滑走路を外れてようやく止まった。
事故直後の写真。
機首ははぎ取られ右の翼にあるエンジンは激しく損傷している。
≫エア・カナダのエアバスA320型機には乗客133人と乗員5人が乗っていて空港によると乗客25人が軽い怪我で病院に搬送されたという。
当時、大雪警報が出されていて航空機は悪天候の中着陸したとみられている。
≫エジプト東部で開かれたアラブ連盟首脳会議で29日、アラブ合同軍の設置やシーア派の武装組織が勢力を拡大するイエメンの問題などに速やかに対処する共同声明が採択された。
アラブ合同軍は、加盟22か国が対イスラム国を念頭に平和と安全保障への脅威に対抗して創設するものでエジプトのシシ大統領が呼びかけていた。
創設には数か月かかる見込みだがロイターによると軍の規模は20万人から30万人になるという。
一方、イエメン問題ではシーア派の武装組織フーシ派の勢力拡大を非難。
サウジアラビアなどスンニ派の国々を中心にすでに軍事介入が始まっているがシーア派政権のイラクが難色を示すなど足並みはそろっていない。
≫九州電力が再稼働を目指す鹿児島県の川内原子力発電所1号機で原子力規制委員会による使用前検査が始まった。
この検査は、再稼働の前に必要な発電所の設備などを、規制委員会が現地で確認するもので新しい規制基準が導入されてから全国の原発で初めて行われる。
初日の今日は原子力規制庁の検査官5人が川内原発に入り発電所を運営するうえでの人員の配置など、組織体制を書面で確認した。
設備の性能のほか維持・管理の方法も新たに検査の対象に加わり九州電力では7月の再稼働を目指している。
≫海上で次々と砲弾が爆発する。
韓国南東部ポハン市の沿岸で行われた米韓合同軍事演習。
装甲車などで目的地点に上陸したあと敵を無力化させるという想定で、最大規模の上陸訓練が行われた。
米韓の海軍と海兵隊から7600人あまりが参加。
イージス艦や哨戒艦などおよそ30隻の艦艇や、オスプレイなどの航空機およそ80機も投入された。
一方、米韓合同軍事演習の中止を繰り返し求めている北朝鮮は今月12日にも地対空ミサイルを発射するなどしていて今後、更なる反発も予想されている。
≫こちら、東京の桜の名所千鳥ケ淵です。
東京は1週間前に桜の開花発表がありましたが思わぬ寒さで桜は少し足踏み状態でした。
ところが週末から気温が上がると一気にピンク色になったんですね。
東京の桜は全国トップで満開を迎えました。
明日もお花見にはもってこいの陽気となりそうです。
日中、数字が大きくなったところでは今年一番の暖かさになりそうです。
東北や北陸でも20度以上となって桜がほころびそうですね。
そして、明日も全国的に青空が広がるでしょう。
ただ、北海道と九州では夕方から夜にかけてにわか雨の可能性があります。
続いて、花粉情報です。
明日も東京や福岡では非常に多く飛ぶ予想です。
マスクや眼鏡でしっかり対策をしてください。
さて、この先ですが天気の主役がこちらの前線になります。
皆さんご存じのように雨を降らす原因になるんですね。
4月1日から天気図に現れます。
しかもこの前線ただの前線ではありません。
停滞とついていますのでしばらく、居座ります。
いつまでかというと木、金、土、日来週の月曜日までなんですね。
特に週末は雨や風が強まって花散らしとなるかもしれません。
青空の下でのお花見は明日のうちに楽しんだほうがよさそうです。
≫ここからスポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まず陸上です。
男子100m桐生祥秀選手が追い風参考記録ながらもなんと9秒87というものすごいタイムを出しました。
この記録、どうやって生まれたんでしょうか。
≫昨日、桐生にとって今シーズン初戦。
隣にはロンドンオリンピック5位ライアン・ベイリー。
強豪選手を破っての優勝。
追い風参考記録ながら日本人初の9秒台、9秒9台どころか一気に9秒8台をたたき出した。
そして、今日レースを終えアメリカから帰国。
≫桐生の走りを見た元陸上日本代表監督の高野進氏は…。
≫今回、なぜこの驚きの記録が生まれたのか。
現在、桐生を指導する土江コーチは…。
≫実際、以前の歩数を数えてみると…。
48歩。
そして、今回は…。
47歩。
足の回転速度は変えずに歩数を1歩減らしたのだ。
≫1歩って2m以上ありますので2m前に行ければ0.2秒記録改善できることになるのでそのとおりの結果になったのかなと思います。
≫もし、桐生の記録が公認だったとしたら1991年の世界選手権でカール・ルイスがマークした9秒86に次ぐタイムとなる。
ちなみにこの追い風3.3メートルでの記録風速とタイムの関係を研究する専門家のデータで換算すると、公認ギリギリの追い風2mでも9秒96が出た計算になる。
限りなく近づく夢の9秒台。
≫桐生選手、来月行われる織田記念に出場するんですけどそこで9秒台、見たいですね。
≫ここから今日は前田さんと稲葉さんのそろい踏み解説ということで豪華にまいりましょう。
よろしくお願いします。
≫今夜はお二人に開幕3連戦を解説していただきます。
まずはなんといっても広島の黒田投手ですね。
開幕前、前田さんも取材されていましたけれども日本球界復帰後初戦見事に勝利しました。
その理由を解説していただきましょう。
≫8年ぶり日本球界復帰の黒田博樹。
昨日のヤクルト戦で公式戦初マウンドに上がった。
打者の手元で変化する球ツーシームでバットの芯を外し凡打の山を築いていく。
打者26人に対し15人をツーシームで打ち取り7回を5安打無失点に抑え初勝利を挙げた。
≫前田さん、黒田投手すばらしいピッチングでしたね。
≫そうですね。
これを見てほしいんですけどツーシームというボールなんですが昨日、黒田投手バッターの手元でこのボールよく動いていたんですけどボールが動いているわけですから少々甘いところにいってもバッターとしてはやっぱり打ちにくいんですね。
その安心感から黒田投手は腕がよく振れるストライクゾーンにどんどん投げて勝負できる。
バッターとしては捉えたと思うボールが手元で動いているわけですからなかなか捉えられないというわけですね。
≫実際、黒田はシーズン前ツーシームを投げる意図をこう話していた。
≫しかし、オープン戦ではツーシームの別の使い方にも注目が集まった。
左バッターのインコース。
ボールゾーンからストライクゾーンへと変化するツーシーム。
通称フロントドアだ。
フロントドアを直訳すると正面玄関。
ホームベースを家に見立てバッター側を玄関とする。
その玄関に入っていくようにツーシームが変化することからフロントドアと呼ばれている。
ヤクルトとのオープン戦相手バッターに見たことがないと言わしめるほどの衝撃のボールを投じ5回途中までパーフェクトに抑え込んだ。
≫そして昨日は再びヤクルトとの対戦でした。
前田さん、フロントドアどうでしたか?≫実は、あまり投げていなかったように思うんですが4回雄平選手を迎えたこの場面なんですけどフロントドアを意識して投げていたボールだったと思うんですがボールゾーンからストライクゾーンに変化したと思うんですが雄平選手はきたと思って打ったと思うんですよ。
ですけども、黒田投手のツーシームは打者の手元で動きますのでバットの芯を外して結果的にゴロになるというね。
やはり、打つのが難しいボールですね。
≫そして、前田さん注目のボールはほかにもあるんですよね。
≫注目のボールありました。
≫そのボールはこの試合、黒田が投じた最後の1球だった。
右バッターのアウトコースボールゾーンからストライクへと変化するツーシーム。
これはバックドアといわれるボール。
バックドアとは直訳すると裏口。
バッターが右だった場合フロントドア正面玄関はこちら側にある。
そして、その反対側にある扉が裏口。
その裏口に入るように変化するボールがバックドアだ。
黒田が見逃し三振を奪ったこのボールこそがまさに、バックドア。
≫フロントドアに続いてまたまた驚きのバックドアというわけですけれども前田さんこれはどういうボールなんですか?≫これは、右打者の外のボールゾーンから外の右のストライクゾーンへシュート回転で入ってくるボールなんですけど打者は当然ボールと判断してますので恐らく手も足も出ないと思うんですね。
ボールと判断したボールは打たないわけですから。
ですから、このボールもまたフロントドアと一緒で驚異的なボールですね。
≫今度は裏口から急に侵入してくるということですね。
≫稲葉さんにも聞いてみましょう。
どうですか、このボール。
≫投げた瞬間にボールなんですね。
ボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるのでバッターはどうしても止めるんですね打つの。
入ってきてあの悔しい表情をしますよね。
≫日本球界ではあまりいないですか?≫いないですね。
ああいうのを投げるピッチャーは。
≫どうしたらいいですかね。
≫それはちょっとこれから。
稲葉さんに。
黒田投手どうやって攻略するか。
ぜひ稲葉さんに聞いてみましょう。
≫正直、今の黒田投手からヒットを打つのは本当に難しいと思います。
どうすればいいかといいますと僕はフライを打つべきだと思うんですね。
黒田投手はゴロを打たせてとるピッチャーなので。
こういって、ゴロを打たせてとるピッチャーです。
川端君も強いゴロを打つんですがゴロになっていますよね。
じゃあ、どうしたらいいかといいますと昨日の試合でもそうだったんですけどフライを打ち上げる。
センター方向から逆方向にフライを打ち上げるというのがいいのかなと思います。
昨日の試合で畠山選手なんですがセンターにフライを打ち上げてヒットになっていますよね。
センター方向にフライを打ち上げるんですね。
≫ほかの方向だとだめなんですか?≫やっぱり引っ張ってしまうとゴロになってしまいますのでセンターより逆方向ですね。
ユウイチ選手もそうですがセンター方向へゴロを打たない。
ボールを打ち上げることというのを意識しながら打つ。
これはセオリーと逆のことなんですがこれは数少ない黒田投手の攻略の糸口だと思います。
前田さん、どう思いますか?≫打ってるボールは高いボールですから。
黒田投手の低いツーシームは本当に落ちますから。
ゴロになりやすいんです。
ですから高めのボールを攻略するには打ってほしいですね。
≫ただ、ツーシームを見ると本当にバッターの手元で動くという表現がまさに、プロの表現であってそれ、されたらバッターたまらないでしょうね。
≫コースに決められると本当に手が出ないと思います。
≫打ってもらいたいし、打者に。
打ってもらいたくもないし。
黒田さん、応援の立場だと。
どっちなんだと。
≫そして開幕3連戦ほかにもいろいろな話題がありますけれども、順に見ていきましょうか。
オリックスは西武に3連敗ということですから稲葉さんは優勝候補にオリックスを挙げていらっしゃいましたよね。
≫西武が本当に強かったですね。
その中で、炭谷選手なんですがオリックスのやりたい機動力野球。
走る野球ですよね。
これをものの見事に封じましたよね。
このシーンもそうですけど安達選手が走って盗塁をアウトにしました。
こうやって本当にオリックスって走ってくるチームなんですけどこれも、糸井選手が走ってるんですけどアウトにしましたよね。
こういう機動力を封じたことによってオリックスはなかなか得点に結び付けなかった。
これが3連勝につながっていったのかなと思います。
≫前田さんはいかがですか?オリックス、西武に関して。
≫オリックスが3連敗したわけですけどやはり開幕投手をするはずのエースの金子投手が投げれなかったというのが大きかったと思います。
ひじの故障がありましてこの故障が長引くようであればオリックスもちょっと苦しい戦いが続くのではないかと思いますね。
≫続いて、阪神は中日に3連勝ということですけれども。
≫これ、鍵である梅野選手なんですけども本当に守備とバッティングで貢献をしましてこのシーンを見てもらえばわかるんですがランナーは中日の足の速い大島選手なんですけど低めの難しい球をとってすばやく盗塁をアウトにするというピッチャーをすごく助けましたよね。
バッティングでも昨日は1安打3打点といいところで打ってるんですね。
攻守にわたって活躍できた。
ここが阪神の3連勝に大きくかかわってきたなというふうに思います。
≫オリックスもそれから今もキャッチャーすごく目立ってますね。
≫そうですねバッテリーですね。
野球というのは投手を中心とした守りの野球というのは僕は143試合見たら大事だと思うのでキャッチャーのリードそしてキャッチャーが盗塁をさすということがすごく大事になってくると思います。
≫梅野選手プロ2年目で開幕マスクですからね。
そして、巨人はDeNAに勝ち越しました。
前田さん、こちらはどう見ていますか?≫注目したいのは2回の表なんですけど先頭バッターの筒香選手の場面を見ていただきたいんですが。
ルーキーなんですけど開幕3戦目に大役を託されるわけですけども絶好調の筒香選手2試合で2本のホームランを打ったバッターなんですが初球、カーブで入って2球目緩いカーブでストライク。
次、落ちる球で誘っておいて4球目なんですが外からのスライダーを投げるわけですよ。
この制球があるので筒香選手は恐らく手が出なかったと思うんですね。
そして、次のボールなんですが5球目。
インコースに速い球を見せておいて意識をさせますよね。
そして、さっき投げた外からのスライダーを投げて見逃し三振をとるわけですけど絶好調の筒香選手にバットを振らせないという。
それぐらいのコントロールとキレのいいボールを投げるルーキーですからこれから、また楽しみですね。
≫一方で稲葉さん、どうですか。
筒香はやっぱり今回は、ああいう形で今のシーンでしたけどもいいですよね。
看板直撃のホームランとか。
≫3試合で2本のホームランということで本当に今4番がすごくいい働きをしていますのでこういう起爆剤になるDeNAが若い選手が活躍しますとぐっと順位も上のほうにくるんじゃないかと思います。
≫ソフトバンクはどうですか。
工藤監督。
≫工藤監督はかなり、ベンチで喜怒哀楽を出しながら全員で戦う姿勢を見せていましたのでまだ始まったばかりですからこれから力を発揮されるのではないでしょうかね。
≫中国が主導するAIIB・アジアインフラ投資銀行にロシアやブラジルオーストラリアも参加を表明し40か国を超えることになりました。
G8でも日本、アメリカカナダ以外は参加を表明しています。
創設メンバーになるための期限である明日を前に日本はまずは参加表明を見送って6月までに参加の是非を判断する方針です。
2015/03/30(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

沖縄知事の“作業停止指示”期限…どうなる▽プロ野球開幕カードで明暗を分けたポイントはここだっ!!稲葉篤紀と前田智徳が“全力解説”▽“9秒87”桐生祥秀が帰国

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
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◇おしらせ
☆番組HP

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放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

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ニュース/報道 – 定時・総合
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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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