ご覧いただきましたように、今夜からオープニングの映像や音楽など番組の装いを新たにしました。
桜も次々と満開になっていますが、新たな年度が始まるということで気持ちが非常に引き締まりますね。
引き続き「NEWS23」をよろしくお願いします。
沖縄の普天間基地移設をめぐって大きな動きがありました。
先週、翁長知事は辺野古沖への移設工事について作業の中止を指示しました。
これに対し、農林水産大臣は今日、翁長氏の作業中止指示の効力を一時的に停止すると通知。
国と県の対立は激しさを増しています。
今朝出された林農水大臣の決定。
辺野古周辺では、抗議集会が開かれた。
林大臣の決定に対し、翁長知事は夕方、緊急に記者会見を行い、こう反発した。
沖縄県は、ボーリング調査の作業停止指示を国の機関である沖縄防衛局に出していた。
これに対し、沖縄防衛局は同じ国の機関である農水省に、不服審査などを提出。
林大臣は不服審査の裁決が出るまで停止指示の効力を無効とする決定を下した。
国の申し立てを国が決定することで公平性が守られるのかというのが翁長氏の疑問。
一方、政府側は…辺野古沖の海上では今日もボーリング作業が淡々と続けられていた。
20年前、現職の知事としてアメリカ軍用地の強制収用に必要な代理署名を拒否し、国と訴訟で争い、負けた経験を持つ大田元知事は…また、自民党の連立パートナーである公明党の沖縄県本部も翁長知事との話がないまま作業を続行する政府の対応に苦言を呈した。
今後の対応策について明言を避けた翁長氏だが、県と国の対立は、さらに激しさを増している。
翁長知事が今回の国の審査請求に疑問を呈しているんですが、ちょっとこれをご覧いただきたいんですけれども、行政不服審査法というのは、その目的を、国民の権利、利益の救済と定めているんですよね。
本来は、国民が国である行政庁に不服を申し立てて行う制度なんですね。
ところが、今回は国が国に不服、それをやったということで、そもそも国のそういう請求権があるのか、当事者になり得るのかどうか、国同士で正当な判断ができるんですかと、そういう疑問の声も上がっているんです。
ちょっと無理な感じがするんですよね。
これに対して林農水大臣ですけれども、国も申立人としての適格が認められると解するのが相当としているんですね。
つまり、国でも請求できますよと言っているんですね。
だけど、そういう解釈が、このフリップを見ていただくとできるんですかねと、やっぱり疑問がありますよね。
知事選などで示された沖縄県の民意というものがあるんですから、子宮頸ガン予防ワクチンの副反応をめぐる問題で新たな動きです。
番組で繰り返しお伝えしてきましたワクチンの接種後に物覚えが悪くなる、計算ができなくなるといった記憶障害などの症状について、厚生労働省が、新たに研究班を設置し、実態の解明に乗り出すことがわかりました。
国による積極的な接種の推奨が一時的に中止されてから1年10カ月が経とうとしている子宮頸がん予防ワクチン。
これまでにおよそ340万人が接種し、痛みや歩行障害など2475例の副反応が報告された。
厚生労働省は現在、そのすべての報告について追跡調査を行っている。
今朝、自宅のソファーで重そうに体を持ち上げる、ゆきさん18歳。
子宮頸がんワクチンの副反応を訴える少女の1人。
去年、「NEWS23」では記憶力が低下するなど、記憶の障害を訴える様子を放送した。
彼女の脳を調べたところ血流が悪いなどの異常を表す検査結果が出ていた。
当時、厚生労働省には、ゆきさんの症状とワクチンの接種との因果関係を調べる研究班はなかった。
それからおよそ7カ月、厚生労働省がゆきさんのような記憶の障害などの症状とワクチンの接種との因果関係などを調べる新たな研究班を立ち上げることがわかった。
研究班のリーダーを務めることになった信州大学、池田修一医学部長。
これまでも厚生労働省の研究班で副反応の調査をしてきた医師。
新たな研究では、脳神経の専門医を全国8つの大学から集めて、記憶障害の症状と接種の因果関係などについてまずは1年かけて調べる予定だと言う。
患者の救済に当たっている弁護士は…記憶の障害を訴える、ゆきさん。
これまで、暗記ができなくなった、勉強についていけないなどと訴えても、多くの医師から、気のせいだと言われてきた。
接種から4年が経とうとしているが、症状は一進一退。
最近は体がだるく、午前中は起き上がれないことも多いと言う。
同級生はこの春、高校を卒業した。
ゆきさんは高校1年で時が止まったまま。
厚生労働省は、新たな研究班で様々な症状を検証していくことで患者の治療法を確立していきたいとしている。
続いては、シリーズ「変わりゆく国」近年、私たちの暮らしを劇的に変化させているのがこちら、スマートフォンです。
写真や音楽、さらにはネットまで、本当に今ではいろんな使い方ができますよね。
今や手のひらのパソコンと言っていいほど高性能を誇るスマホですけれど、特に若者の間では独自の文化が形成されているようです。
大人の知らないネットの世界、皆さんはどう感じるでしょうか。
ネットの中で、幸せな姿をめいっぱい表現する若いカップル。
カップル自らが投稿した動画はキスシーンも多く、アクセスすれば誰でも見ることができる。
女子中高生を中心に、爆発的なヒットとなっている動画アプリ、ミックスチャンネル。
現在、ダウンロード数は300万以上。
利用者の内訳を見ても、およそ半数が女子高校生となっている。
おもしろ動画やファッション動画などミックスチャンネルに投稿されるカテゴリーは多岐にわたるが一番人気はカップル動画。
大阪からミックスチャンネルに投稿する17歳のけーとさんと、たつきさんの同い年カップル。
部屋で仲よくじゃれ合う姿もあるが、撮影に趣向を凝らした動画も人気。
ミックスチャンネルでは、視聴者がいいと思った動画にライクボタンを押す仕組みとなっている。
ライクの数は、いわば人気のバロメーター。
自分たちのアイデアを形にしようとカメラの位置などに苦心する姿は、何ともほほ笑ましい。
今回の撮影ででき上がった動画が、こちら。
2人は、ミックスチャンネルに投稿するようになって知らない人にも声をかけられるようになったと言う。
こちらもミックスチャンネルで人気のみっちぃさんと、りょうたさんカップル。
大人では気恥ずかしくなってしまう動画も多いが、本人たちが気にするそぶりはない。
2人でいるとき、スマートフォンは手放せない。
一度のデートで撮る写真は100枚以上にも及ぶと言う。
こうしたカップル動画をめぐる評価は世代によって大きく分かれる。
一方、親の世代は一様に眉をひそめる。
スマートフォンの普及で若者とネットの距離はずっと近くなった。
今後の課題について、専門家はこう分析する。
若者がツイッターやフェイスブックなどSNSに載せた写真を悪意ある第三者が拡散するなどの事態も起きている。
周りに認められたい、褒められたいといった若者が持つ承認欲求とネットに潜むリスクのバランスをどうとっていくのか。
これからの大きな課題。
認められたいという若者の欲求か、度を過ぎた問題投稿も相次いでいる。
おととし8月には、当時18歳の少年がアイスクリームケースに入りツイッター上で写真を公開。
そのほか、走行するバスの車体にしがみついた男性やディズニーランドで迷惑行為を行った写真などもネット上に投稿された。
川崎市の上村遼太君の殺害事件でも未成年の容疑者の家の前から少年がネット上で生中継するという騒ぎも起きている。
今月、ネット番組の生配信中に道路交通法違反の疑いで逮捕されたしんやっちょと名乗り活動していた大原誠治氏。
取材に対し、本人は…発端は1月、ネットでの生中継だった。
しんやっちょは生放送で運転する様子などを撮影。
ところが、映像を見た視聴者から警察に無免許運転ではないかという情報が複数寄せられた。
しんやっちょだけではなく、過激さを増した投稿は今も後を絶たない。
防ぐ手だてはないのか。
大人が知らぬ間に若者たちのネット文化は進んでいて、急速にその姿を変化させている。
大人は何ができるのか。
子どもたちは待ってくれない。
岸井さん、どう見ましたか?動画の公開を止められなくてまるで病気のようだという言葉がありましたよね。
そういうのを聞くと、ちょっと怖いなと思いましたね。
熱中してしまうんでしょうね。
こちら、全国の高校1年生に相当する男女を対象にしたアンケートです。
スマートフォンを持っている人というのが、ここ2年で急増しています。
既に90%近くになっています。
便利なツールですから、使って楽しいというのはよくわかるんです。
ただ、ソーシャルネットワーキングサービスの普及で個人のプライバシーを気軽に書き込む機会も増えています。
それが消すこともできず、ネット上に残り続けるリスクもあるということを認識してほしいなと思いますね。
すぐ考えるのは、規制なんですけどね、これはなかなか規制は難しいし、とても規制では追いつかない状況になっているんじゃないでしょうか。
だからやっぱり、教育現場も情報リテラシーってことで非常に重視して、いろいろな試行錯誤が続いているらしいんですよね。
例えばだけど、ITだからというんで、数学の先生が担当するとか、そういうことがあるようですが、やっぱり若者自身がメリット、デメリット、リスクをちゃんと意識する、そういう方向の教育っていうのが必要なんでしょうね。
20日の国会審議で自衛隊のことを我が軍と発言し、野党側の一部から批判されている安倍総理大臣ですが、今日の国会でも我が軍と発言し、すぐに我が自衛隊と言い直す場面がありました。
安倍総理は、自衛隊を我が軍と発言したことを野党側から国会で繰り返し質問されることについて、あまり意味のない議論を難度も繰り返すのはやめて、安全保障の政策についてもっと議論すべきだと強調した。
その上で、答弁によって大切な時間がこんなに使われるのであれば、そういう言葉をもう使わないとも述べた。
千葉県がんセンターで腹腔鏡手術を受けたガン患者11人が相次いで死亡していた問題で、第三者検証委員会は診療の大半に何らかの問題があったとする報告書を公表しました。
笑顔で写る男性。
胃ガンを患い、2008年に腹腔鏡を使った手術を受け、その5カ月後に死亡した。
手術前日、男性が残した留守番電話2週間ほどで退院できる見通しだったが、手術後の縫合が不十分で、翌日に再手術。
その最中に心停止となり、帰らぬ人となった。
この男性を手術した医師の技術について第三者検証委員会は、腹腔鏡下手術を安全に実施できる水準に至っていなかったなど、問題を指摘した。
今回検証の対象となったのは、2008年6月から去年2月までに腹腔鏡を使った手術を受け、その後死亡したガン患者の男女11人。
このうち8人は、技術力があるとされるベテラン医師が担当していて安全配慮が十分でなかったと考えられるなどとされた。
6年近くにわたって相次いだ死亡事例。
実は、2010年に元麻酔科医が千葉県に内部告発していたが、県側は問題を放置し、警鐘が生かされなかった経緯がある。
検証結果は改善へとつながるのか。
告発した医師は、今、複雑な思いを抱いている。
ここからは、「23TODAY」。
今日注目のニュースとスポーツをお伝えします。
フランス南部で墜落した旅客機に乗っていたと見られる佐藤淳一さんの父親が、墜落現場で涙ながらに訴えました。
搭乗名簿に名前があった佐藤淳一さんの家族や同僚は、29日、ドイツ機の墜落現場近くを訪れた。
父親の幸男さんは、涙を拭いながらしばらくの間、慰霊碑の前に立ち尽くしていてた。
フランス当局はこれまでに78人の遺体を収容したが佐藤さんはまだ見つかっていない。
特定秘密保護法の恣意的な運用がないかをチェックする衆参両院の情報監視審査会がそれぞれ初めての会合を開いた。
去年12月の法律施行から3カ月遅れの始動となる。
審査会は必要な場合には特定秘密の提出を求めることができて、秘密の指定が不適切と判断すれば指定解除などの運用改善の勧告ができる。
ただ、強制力はなく、実効的な監視ができるかどうかが課題となっている。
法律施行から3カ月遅れでのこの監視体制の始動ということですけれども。
ようやく国会が動き出したんですけど、遅過ぎますし、それから、今もありましたように拘束力がないんですよ。
もともとこの特定保護法は幾らでも拡大解釈できるし、非常に定義があいまいなんですよね。
国民にとって非常に怖いので廃案にすべきだと思うんですけれども、しかし動き出していますから、少なくとも情報公開法の抜本的改正とか、インターネット上での個人情報保護をめぐって、検索サービス大手のヤフーは、検索結果の削除に応じる場合の新たな基準を公表した。
情報の内容がプライバシーを侵害しているかどうか検討し削除の必要性を判断する。
また、個人の生命や身体に危険を及ぼす可能性があると判断した場合は、検索結果そのものを表示できないようにするとしていて、明日から運用を開始する。
都庁から東京の虎ノ門ヒルズに本部を移した東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、移転後初の理事会を開いた。
焦点となる追加種目については国際オリンピック委員会の動向を見ながら9月までの提案に向けて速やかに対応するとのこと。
一方、今日の会議で森会長は、今月23日に肺ガン手術を行ったことを明らかにした。
会長職については、今後も継続して行うとのこと。
一方、マラソン界では異例のニンジン作戦実行。
日本新記録で、なんと1億円のボーナス。
高岡寿成、野口みずきの日本記録はもう10年も破られていない。
レースの疲労も吹き飛ぶ夢のようなプランが東京の表彰台へつながっている。
桐生祥秀が今シーズン初戦、100m決勝で驚愕の走りを見せる。
追い風参考ながらも日本人初めて夢の9秒台に突入。
そんな桐生を空港で出迎えたのは、多くの報道陣。
これには本人も思わず…世界に名を刻んだ2人のヒーロー。
活躍の陰には、かつて、同じ競技のアスリートだった母の支えがありました。
そして今、ショートトラックで日本王者となった15歳の新星も。
元世界女王の母とともにピョンチャンオリンピックを目指しています。
ショートトラックは、氷上の格闘技と呼ばれるほど過酷な競技。
オリンピックでは、こんなことも。
上位選手が軒並み転倒。
最下位の選手が金メダルという大波乱が起きた。
そんな競技で、今、脚光を浴びているのは15歳の吉永一貴君。
日本一決定戦と言われる昨日のジャパントロフィー。
吉永君はオリンピックの代表選手を相手に2つのメダルを獲得する快挙を成し遂げた。
その強い意思は、母・美佳さんから譲り受けた。
美佳さんは、かつて世界選手権を連覇したショートトラックの名選手だった。
ところが、息子の一貴君は…過去の栄光を伝えていなかった美佳さん。
息子が同じ競技を始めたときの心境は…美佳さんは、競技の過酷さを知っていたからこそ、息子に別の道を歩んでほしいと思っていた。
それでも息子は、いつしかショートトラックと出会い、競技にのめり込んでいった。
まるで自分の背中を追いかけるかのように。
強くなりたいと願う息子の姿がお母さんの心を変えた。
息子の戦いを支えよう。
そして、優しかったお母さんは、厳しい指導者となった。
それは自宅でも…美佳さんの厳しさを物語る、こんなエピソードも。
吉永君の強さの秘密、それは、かつてお母さんも得意にしていたコーナリングの技術。
スピードを殺さずにコーナーを曲がる。
時には、大回りとなる外側からでも抜いていく。
この母譲りの技を武器に吉永君は一気に頭角を現した。
そして、中学生になると史上最年少の記録を次々と更新。
やがて2人は、オリンピックという夢を抱いた。
かつてショートトラックはオリンピック競技ではなく、美佳さんは世界女王になっても夢舞台に立つことはできなかった。
だからこそ。
息子に託されたお母さんの願い。
目指すは3年後、18歳で迎えるピョンチャンオリンピック。
親子二人三脚で夢へと走り続ける。
今15歳の吉永選手、この色紙にたっぷりとつづってくれたような強い思いを持っているんです。
ぜひこの思い、引き継いだまま3年後のピョンチャンオリンピックで羽ばたいてほしいと思います。
メジャーリーグ開幕まであと1週間。
新天地で開幕を迎えるイチローはオープン戦に代走で出場。
すると、すかさず2塁へ。
41歳イチロー、今年も走る。
ブルージェイズ、川崎宗則。
この日のアピールのチャンスは1打席のみ。
バットを折りながらも執念のヒット。
少ないチャンスをものにし、川崎のテンションも上がりっぱなし。
明日、ウズベキスタン戦を控えるハリルジャパン。
攻撃陣は監督自らボールを出し、ヘディングの練習。
宇佐美が大きく枠を外すと、すかさず…すぐさまやり直しを命じるなど、明日の試合でも、大幅なメンバー変更を明言。
ハリル流采配で連勝を狙う。
勝利を期待しましょう。
今日からお天気コーナーもリニューアルです。
このバーチャル空間でより大きなスケールでお伝えしていこうと思います。
この暖かさで広島含め全国8地点で桜が満開となっています。
さて今夜から、番組の新しいテーマ曲は中田ヤスタカさんの作曲です。
中田さんと言えばPerfumeさんやきゃりーぱみゅぱみゅさんの曲で知られていますよね。
この後、歌詞が出ると思うんですが本当にステキで、自分自身が変わらないためにも逆に変化を求めたり、変わってもいいんだよと背中を後押ししてくれるような歌詞なんですよね。
本当に素敵だと思います。
そして、新しいエンディング曲はJUJUさんに歌っていただきます。
タイトルは「WITHYOU」。
レコーディング風景と合わせてお聞きください。
(ナレーション)このあとは「明石家電視台」!2015/03/30(月) 22:54〜23:53
MBS毎日放送
NEWS23[字]【大人が知らない子どもの世界…「キス」動画まで投稿▽新テーマ曲】
「キス」動画まで投稿 子どもの“電脳世界”▽15歳氷上の日本王者 母の分まで夢の五輪!ハリルJいざ2戦目へ▽岸井・膳場が伝える重要ニュース
詳細情報
お知らせ
※番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。
番組内容
メインキャスター膳場貴子が最新のニュースをお届けします。
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膳場貴子
【キャスター】
蓮見孝之(TBSアナウンサー)
古谷有美(TBSアナウンサー)
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