関取錦木、盛岡市長ら訪問 「一つでも多く勝つ」


 大相撲春場所で十両昇進を決めた盛岡市出身の錦木関(24)=本名熊谷徹也、伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中=は31日、盛岡市役所を訪れ、谷藤裕明市長に夏場所へ向けた抱負を披露した。

 父建(たつる)さん、母百合子さんや県相撲連盟関係者ら5人と訪問。錦木関は「地元のため復興のために役に立てればと思っていたので(十両に)上がれてうれしい」と喜びを語り「一番一番大切に取って一つでも多く勝てるように頑張りたい」と決意を述べた。

 谷藤市長は「関取まであと一歩と期待していた。ついに壁を破りみんな喜んでいる」と祝福。「先(せん)を取っていくという気持ちで頑張ってほしい」と激励した。

 錦木関は2006年春場所に初土俵を踏み、10年初場所に幕下昇進した。昨年秋場所から今年春場所まで4場所連続で5勝2敗の好成績を収め十両への昇進を決めた。同日は八幡平市役所や岩手日報社なども訪れた。

【写真=谷藤裕明市長(左)に十両昇進を報告し、喜びを語る錦木関(中央)】

(2015/04/01)
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