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 政府は31日、首都直下地震の防災対策の基本計画に、減災の数値目標を導入した計画の改訂を閣議決定した。最大で死者約2万3千人と全壊・焼失約61万棟を10年間で半減させる。住宅の耐震化率や感震ブレーカーの設置率を上げて実現を目指す。

 基本計画は、首都直下地震で大きな被害が想定される1都9県309市区町村の「緊急対策区域」の具体的な防災対策。昨年3月の計画決定では数値目標は設定されていなかった。数値目標は一昨年12月に公表された被害想定に基づき設定され、防災対策に取り組む関係機関の具体的な減災目標になり、対策の達成度合いを測る指標にもなる。

 数値目標達成のため、①耐震化の推進②火災発生の抑制に重点を置いた。住宅の耐震化は南海トラフ地震の数値目標と同様、79%の耐震化率を2020年までに95%にする。揺れに反応して電気を遮断する感震ブレーカーは、地震火災で延焼の恐れのある木造住宅密集地域で設置率25%(2024年)の目標を初めて設けた。