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渋谷区 同性カップルに証明 条例成立
3月31日 14時26分

渋谷区 同性カップルに証明 条例成立
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同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する全国で初めての条例が、31日、東京・渋谷区の区議会で可決・成立しました。区はことしの夏ごろをめどに証明書の発行を始めたいとしています。
この条例は、同性愛や性同一性障害などいわゆる性的マイノリティーの人たちの人権を尊重しようと、一定の条件を満たした場合、渋谷区内で共同生活をしている同性のカップルなどを、区として「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行します。
自治体として、こうした関係を認めるのは全国でも例がないということです。31日の区議会で条例案が審議され、一部の議員からは「国の法律で解決すべき問題で、区の条例で対応するのは適切ではない」などの意見も出されましたが、採決の結果、賛成21人、反対10人の賛成多数で可決・成立しました。
条例では、性的マイノリティーの人権を侵害する行為を行い、区の指導にも従わない個人や団体などの名前を区が公表できるとしていますが、区議会の委員会では、この規定が行き過ぎているとして、公表しないよう求める付帯決議が採択されていて、31日の議会でも報告されました。
区は証明書を発行する条件について今後、具体的な検討を行い、ことし夏ごろをめどに発行を始めたいとしていて、今後、証明書があるカップルを結婚関係と同等に扱うよう区内の事業者などに求めていくことにしています。

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