韓国の外貨準備高、米ドル比重が急増…円・ユーロなど減少

韓国の外貨準備高、米ドル比重が急増…円・ユーロなど減少

2015年03月31日16時23分
[ⓒ 中央日報日本語版]
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  韓国の外貨準備高のうち、米国ドルが占める比重が3年ぶりに60%台となった。

  31日、韓国銀行が発表した「2014年度年次報告書」によると、昨年末における韓国銀行の外貨資産で、米ドル貨幣が占める比重は62.5%で前年比4.2%ポイント増加した。韓銀は「米国の良好な景気回復などでドル高になることを予想してドル資産を拡大させたことに主に起因する」と明らかにした。

  半面、円・ユーロ・ポンド・人民元などその他通貨の比重(37.5%)は前年比4.2%ポイント減った。これら通貨の細部比重はどこにいくら投資するかなど、投資戦略が外部に知られることを防ぐため公開していない。ただし、韓銀は「外貨資産の中長期的な投資多角化のために人民元資産に対する投資規模を小幅拡大した」と明らかにした。

  外貨準備高の商品別比重は政府債が37.1%で最も多く、政府機関債(22.5%)、社債(17.5%)、資産担保証券(13.0%)、株式(6.2%)等が続いた。このうち政府債と政府機関債の増加率はそれぞれ0.3%、0.5%に過ぎない半面、社債は1.6%ポイント増加した。
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