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中国、血盟北朝鮮のAIIB加入要請を拒否した理由とは
2015年03月31日14時56分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
北朝鮮がアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創立メンバーとして参加しようとしたところ、中国側の拒否によって失敗に終わった。英国インターネット経済メディアであるエマージングマーケットが30日、報じた。同メディアは、中国の外交消息筋を引用し、北朝鮮が今年2月に特使を中国に派遣し、AIIB臨時事務局長の金立群アジア開発銀行(ADB)副総裁にこのような意思を伝えたが拒否されたと報じた。
この外交消息筋は北朝鮮の金融と経済体系が国際金融機構に参加する水準に至っていないためだと説明した。また、中国との交易が国際貿易の大部分を占める北朝鮮としては、血盟である中国の断固たる拒否に衝撃を受けた様子だったと伝えた。
アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)のニコラス・エバースタット研究員は「米国や欧州の西側諸国がAIIBの透明性に強い疑問を示している状況で、中国が北朝鮮の加入要請を受け入れられなかったものと思われる」と解説した。すなわち、国際金融機構に参加して援助を受けようとするのであれば、正確な人口数などの社会統計と、外貨準備高や金融組織など全般的な経済資料を定期的に提出するべきだが、北朝鮮はこうした資料を提出する体系が整っていないという指摘だ。エバースタット研究員は「1997年10月、国際通貨基金(IMF)が調査団を北朝鮮に派遣した加入の可能性を検討したが非適格判定を下した。それから今まで北朝鮮の状況は大きく変わっていない」と話した。
北朝鮮が道路や鉄道など社会基盤施設の再建に多くの資本が必要なことは事実だ。しかし、国連安全保障理事会の決議に違反し、国際安保や平和を脅かす状況でいくら中国が主導する機関だといっても北朝鮮に対して積極的な大規模投資に出ることは難しいとの指摘もある。
この外交消息筋は北朝鮮の金融と経済体系が国際金融機構に参加する水準に至っていないためだと説明した。また、中国との交易が国際貿易の大部分を占める北朝鮮としては、血盟である中国の断固たる拒否に衝撃を受けた様子だったと伝えた。
アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)のニコラス・エバースタット研究員は「米国や欧州の西側諸国がAIIBの透明性に強い疑問を示している状況で、中国が北朝鮮の加入要請を受け入れられなかったものと思われる」と解説した。すなわち、国際金融機構に参加して援助を受けようとするのであれば、正確な人口数などの社会統計と、外貨準備高や金融組織など全般的な経済資料を定期的に提出するべきだが、北朝鮮はこうした資料を提出する体系が整っていないという指摘だ。エバースタット研究員は「1997年10月、国際通貨基金(IMF)が調査団を北朝鮮に派遣した加入の可能性を検討したが非適格判定を下した。それから今まで北朝鮮の状況は大きく変わっていない」と話した。
北朝鮮が道路や鉄道など社会基盤施設の再建に多くの資本が必要なことは事実だ。しかし、国連安全保障理事会の決議に違反し、国際安保や平和を脅かす状況でいくら中国が主導する機関だといっても北朝鮮に対して積極的な大規模投資に出ることは難しいとの指摘もある。