Updated: Tokyo  2015/04/01 00:28  |  New York  2015/03/31 11:28  |  London  2015/03/31 16:28
 

米大平原地帯でソルガム栽培が人気-その理由は干ばつと中国

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  (ブルームバーグ):米国のグレートプレーンズ(大平原地帯)の農業従事者らは2年続いた農作物の値下がりに対処するため、一般になじみの薄い穀物ソルガム(モロコシ)の栽培に転作しようとしている。

アフリカ原産のソルガムがいま注目される理由は3つある。第1に安価に作付けできる。第2に他の作物よりも干ばつのような状態への抵抗力がある。そして最後に最も重要なのが、中国で需要が急速に伸びているという理由だ。

中国では養豚農家が飼料としてソルガムを使っている。昨年は世界的な供給過剰でトウモロコシや大豆、小麦が弱気相場となったが、ソルガムの価格は安定している。

カンザス州アサリアで農業を営むクレイトン・ショートさん(53)は「代替作物としては、ソルガムは現在、最も優れている」と語った。ショートさんはソルガムの作付け面積を昨年から約30%増やし650エーカー(約2630平方キロメートル)にする予定だという。

原題:Moonshine, Hogs and Drought Fuel Sorghum Boom Across U.S. Plains(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シカゴ Megan Durisin mdurisin1@bloomberg.net;シカゴ Jeff Wilson jwilson29@bloomberg.net;シカゴ Lydia Mulvany lmulvany2@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Millie Munshi mmunshi@bloomberg.net Steve Stroth

更新日時: 2015/03/31 14:58 JST

 
 
 
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