たまに日曜日の休みに「サンデーモーニング」を見ることがあるが、見終わった後なんともいえない苦々しい思いに駆られることが、よくある。
というか、ほぼそうなる、張本さんが出ていないときを除いて。
そう、張本勲さんの言いたい放題とも見える発言を漏れなく聞かされるからそういう気分になるである。
ああいう発言を期待しているというか、面白がっている層が少なからずいるからこそ、テレビに出づっぱりだという意見にはまったく賛同する。
ところで張本さんの肩書きは「スポーツコメンテーター」ということらしい。
自分的には安打製造機で、3000本安打を記録した唯一の偉大なるバットマン、ヒット職人…というイメージがある。
豪快で面白い時代のパリーグを盛り上げていた方だ。
オールスターやプレイオフでの江夏との勝負とか、いや本当に見ごたえあった。
で、今は野球に限らずスポーツ全般についてのご意見番として売り出しているわけである。
が、どうも野球は置いておいて、その他のスポーツに関する発言は、どうも頓珍漢極まりないものが非常に多い。
サッカーなんかに関してもそうで、あまり良く知らないのではとか勉強していないのでは?と思わされることが殆どである。
どうも明らかにアウトコース低めに外れていると感じるのは自分だけだろうか?
たとえばサッカー日本代表の次期監督にバヒド・ハリルホジッチが内定したことを受けての発言
「喝!どうして協会の人は外国ばかりに顔を向けるのか?」
「(監督の契約金とか年俸とか)そんなにお金があるなら、サッカー協会は被災地、恵まれない子どもたちに寄付すべきだ」
ちょっと張本さんの言われる趣旨が理解できなかった。
頭が悪いのを差し引いても、どうもちょっとおかしいのではと思う。
張本勲さんの位置づけは「球界のご意見番」。
何をいっても許されると、不文律的にされているようにも見える立ち位置だ。
この立ち位置というかステイタスをいいことにして、どうもかなりいいたい放題のように思えてならないのである。
本職の野球に関しての発言も首を傾げざるを得ない発言が本当に多い。
無論、えげつない言葉をわざと言わせているテレビ側にも問題お大有りだ。
なので番組全般から、どうも品格とか度量の広さを感じ取ることも出来ないのだ。
大沢親分はその点、裏に愛情を感じることができた。
一方の張本さんは個人的感情論に終始していて、批判という名の暴言という喩えはまことに的を得ている。
そんな発言ばかり。
朝も早よからからこういう発言を聞かされると、本当に気分が沈む。
そういえば昔、自分の主張に強硬に反抗的態度を取り続けた江川紹子さんを、なんと、番組から追放したというではないか。
そんなんでええんかいな?。