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 南極海での鯨類調査船団が28日、山口県下関市の下関港に入港した。昨年3月の国際司法裁判所(ICJ)による南極海での調査捕鯨中止命令後、初めて南極海で実施した調査は、鯨を捕獲せず、反捕鯨団体シー・シェパードによる妨害行為などは受けなかった。1987年に始まった南極海での調査捕鯨で、鯨を捕獲しなかったのは初めて。

 調査船は勇新丸(724トン)と第2勇新丸(747トン)の2隻。今年1月、目視調査であることを明確にするため、船首から捕鯨砲を取り外して下関漁港から出港した。

 2月1日から3月4日までの32日間調査し、目視で鯨の頭数を確認したり、皮膚の一部を採取したりした。実施主体の日本鯨類研究所は「資源量の推定に必要なデータを集められた」としている。