「みかんの花咲く丘」発車メロディー採用 JR伊東駅と宇佐美駅 

伊東版 2015年03月30日 

少年少女合唱団の団員らに見送られて2番線ホームを離れる団体臨時列車=JR伊東駅
少年少女合唱団の団員らに見送られて2番線ホームを離れる団体臨時列車=JR伊東駅

 JR伊東線の伊東、宇佐美両駅で電車が発車する際に流れる発車メロディーが29日、電子音から伊東市ゆかりの童謡「みかんの花咲く丘」に変わった。市の協力を得て市内の観光・商工団体が中心となり、JR東日本横浜支社へ行ってきた要望が実った。伊東駅が1、2、3番線ホーム、宇佐美駅が1、2番線ホームで流れる。同日、記念セレモニーを伊東駅前広場で開き、関係者が要望の実現を祝うとともに、音感の違う3パターンの発車メロディーを紹介した。

 セレモニーで発起人代表、伊東商工会議所の海野英夫会頭は「市民にとって郷土の歌である『みかんの花咲く丘』が発車メロディーになったのは大きな喜び。伊東にとって良き時代の出発となるよう祈念する」とあいさつ。佃弘巳市長は三つのメロディーを楽しんでくれるよう呼び掛けた。

 2番線ホームでは出発式も実施。団体臨時列車「伊豆のまんま号」の前で、伊東市少年少女合唱団が「みかんの花咲く丘」を合唱したほか、流れる発車メロディーに皆で聞き入った。団員は発車メロディー変更の横断幕を持ち、尾崎正・伊東駅長、佃市長とともに笑顔で団体列車を見送った。

 同曲の発車メロディーの採用は伊東のイメージアップが狙いで、伊東観光協会、商議所、伊東温泉旅館ホテル協同組合、宇佐美観光会が中心となって取り組んできた。要望書とともに、多くの市民が発車メロディーに同曲を望んでいるとのアンケート結果も手渡している。

 【写説】少年少女合唱団の団員らに見送られて2番線ホームを離れる団体臨時列車=JR伊東駅

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