閉校記念式典・除幕式・お別れの会
3月25日、二見小学校閉校記念式典・除幕式・お別れの会がありました。
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(除幕式)
(お別れの会)
(閉校記念制作)
《 学校長のあいさつ 》
春には、前庭が赤と黄色の薔薇の花の香りにつつまれる二見小学校。
夏には、石垣を渡って潮騒が聞こえてくる二見小学校。
秋には、校庭に松ぼっくりとどんぐりが転がる二見小学校
冬には、亀ヶ池の水面を吹き抜ける木枯らしの中、子どもたちの明るい笑い声が響く二見小学校。
私は、そんな二見小学校が大好きでした。
そこには、いつも、明るい素直で何事にもひたむきに取り組む子どもたちがいるからです。
そこには、いつも、子どもたちの教育に情熱を傾ける教職員と協力を惜しまない保護者がいるからです。
そこには、いつも、学校を愛してやまない地域の皆様がいるからです。
知らない間に、そっと学校に立ち寄られ、薔薇や松の木の剪定や消毒をされる地域の皆様。
プルタブやエコキャップをそっと届けていただく地域の皆様。
子どもたちの登下校を温かく見守っていただく地域の皆様。
激しく移り変わる時代の中で、いつの時代も変わらない大切な教育の原点の姿が、そこにはありました。
金比羅相撲大会や秋の運動会、お祭りワッショイ大会、しめ縄づくりやペタンク大会、昔の遊び交流会など、学校と地域が一体となって取り組んだ諸 行事では、いつも、子どもたちのために、温かい声援とおもてなしをたくさんいただきました。
二見小学校は、まさに「地域とともにあり、地域に愛された」学校でした。
このような伝統を築き、受け継いできた地域の先人や先輩の皆様のご努力を思わずにはいられません。
輝かしい伝統を誇り、社会で幅広く活躍する多くの卒業生を送り出したこの二見小学校も、時代の趨勢(すうせい)により、閉校となります。
138年の歴史と伝統を誇る二見小学校。卒業写真や名簿を見るたびに、100周年記念碑に刻まれた「学ぶよろこび 生きるしあわせ」の言葉を見るたびに、玄関に飾られた歴代の校長先生方や歴代のPTA会長の皆様の写真を見るたびに、およそ4000人の卒業生、およそ400人あまりの先輩の皆様が、この二見小学校で紡いできた思いを考えると、最後の校長として、その重さを痛感せずにはいられません。
最後の年となる今年度は、「いつまでも思い出に残る充実した一年にしよう」を合い言葉に、全員が一丸となって教育活動に取り組んできました。保護者や地域の皆様のご支援をいただきながら、一つ一つの行事や活動を感謝の気持ちをもって大切に実践していく中で、138年の歴史と伝統に恥じない充実した活動ができたと思います。そして、いつまでも人々の心の中に残る思い出を刻むことができたと思います。
児童のみなさん、みなさんは、四月から新しい学校で、新しい学校生活を始めます。どの学校に進んでも、社会へ出ても、この二見小学校で学び、培ってきた自信と誇りを胸に、豊かな心と人を思いやる優しさを持って、必ずや活躍し、「生きるしあわせを」をつかんでくれるものと信じています。
自分を大切にして、友達と仲良く協力し合い、何事にも力いっぱい挑戦していってください。みんなが応援しています。
また、地域の皆様には、これまでと同様、地域の子どもたちを温かく育んでいただきますようお願いいたします。そして、この素晴らしい教育力や支え合う力を、これからも様々な面で生かし、活気ある地域を作っていくことを願っています。
この学校で育った私達の心の中には、いつまでも二見小学校の姿や思いが残ることでしょう。そして、その教育理念は、様々な形で受け継がれ、次の子どもたちを育てていくことと思います。
学舎(まなびや)に 思い出刻み 旅立つ日 子の幸(さち)思う 心は一つ
私は、深みいる亀ヶ池のほとりにたたずむ学舎(まなびや)で、素直でひたむきな子どもたちとともに、美しき心を磨いた日々が大好きでした。
私は、潮騒が山にこだまする学舎(まなびや)で、教育に情熱を燃やす先生方とともに、誠をきわめようと努力した日々が大好きでした。
私は、保護者や地域の皆様の深い愛情につつまれた学舎(まなびや)で、教育にたずさわれた日々が大好きでした。本当にありがとうございました。
最後に、伊方町・伊方町教育委員会をはじめ、二見小学校をこれまで支えていただいた全ての皆様、統合関係のいろいろな事業にご努力をいただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げ、私のあいさつといたします。
平成27年3月25日
伊方町立二見小学校 校長 泉 裕 重