乃木坂46『じょしらく』オーディション詳細レポ 松村沙友理「メンバーはライバルであり仲間」
リアルサウンド 3月30日(月)11時46分配信
乃木坂46が、3月29日に舞台『じょしらく』の公開オーディションを行った。
同舞台は、別冊少年マガジンにて2009年から4年間連載された久米田康治とヤスによる人気漫画を原作とし、6月18日より渋谷AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演がスタートするもの。初の舞台化となる今回は、乃木坂46のメンバーが主人公の5役をそれぞれ3人ずつが務める“トリプルキャスト方式”で上演されることがあらかじめ発表されていた。
この日のオーディションに参加したのは、伊藤純奈・伊藤かりん・伊藤万理華・井上小百合・衛藤美彩・川後陽菜・北野日奈子・齋藤飛鳥・斎藤ちはる・斉藤優里・相楽伊織・佐々木琴子・新内眞衣・鈴木絢音・高山一実・寺田蘭世・永島聖羅・中田花奈・中元日芽香・能條愛未・星野みなみ・堀未央奈・松村沙友理・山崎怜奈・和田まあや・渡辺みり愛の26名(樋口日奈と川村真洋は学業その他の理由により欠席)。審査員には舞台制作を手掛けるネルケプランニングの松田氏や、脚本・演出を担当するSUGARBOYの川尻恵太氏にマガジン編集部の2名を迎え、一般投票と4氏による協議のうえで選考が行われた。
今回のオーディションは26名のメンバーを3ブロックに分け、「暫定的に立候補した役で1人芝居」「同ブロックから相手役を指名して2人芝居」「川尻氏からの質問に即興で回答」「ブロックメンバー全員によるエチュード(即興芝居)」の4段階で実施。冒頭こそ各メンバーや客席に緊張が見えたが、第一ブロックの「1人芝居」では、伊藤万理華が空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう/以下:丸京)の台詞をシリアスに語ったり、舞台経験者である井上や衛藤は、舞台を所狭しと駆け回って圧巻のパフォーマンスを繰り広げたり、北野が波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ/以下:木胡桃)を物怖じせず堂々と演じきっていた。続く「2人芝居」では、齋藤飛鳥が伊藤万理華を指名した演技で、齋藤の“毒舌キャラ”が活きる演技を披露し、この日初めて緊張状態の客席から大きな笑いが起こった。各自が川尻氏からの質問に答えたあとの「エチュード」では、「『あ』しか話せない運動会」という設定のもとに演技。途中で「動物が入ってきた」「雨が降ってきた」などの追加設定が加えられ、メンバーは試行錯誤しながら対応を行った。
第二ブロックの「1人芝居」では、中田が登場人物の暗落亭 苦来(あんらくてい くくる/以下:苦来)に自身の“自虐キャラ”を重ねあわせて厚みのある演技を見せたり、高山は「原作ファンの方に怒られないか心配で」と後ろ向きな発言をしつつ、個性の強い台詞回しで存在感をアピールした。「2人芝居」では、二期生の多かった(相楽伊織・佐々木琴子・新内眞衣・寺田蘭世)同ブロックにおいて、新内が約半数のメンバーから指名を受けたり、中元と斉藤優里が互いを相手役に選んで演技を行うなど、それぞれの思惑が見て取れた。質問後のエチュードでは、「卵から孵化するところ」という設定のもと、メンバーが演技を披露。追加設定の「鳴き声が食べ物の名前」に対し、「カレーうどん!」と叫んだ斉藤などが印象に残った。
第三ブロックはこれまでより一人少ない8人で実施。「1人芝居」では、松村がしっかりと原作好きをアピールしたり、堀が体調の優れないなか、低い声の丸京に挑戦することで見事に役を演じ切る一幕も。「2人芝居」では星野が木胡桃をマイペースに演じたり、山崎が読みあわせ用の台本を丸暗記して観客と審査員を驚かせるなどした。質問後のエチュードでは、メンバーが「ヒーローと敵」という設定に対してテンポよく演技。バラエティで活躍する能條はその瞬発力を活かし、次々と追加される設定をクリアしつつ、グループを引っ張っていた。
ここで審査は終了し、観客からのアンケートをもとに、舞台裏では長時間にわたる協議が行われた。松田氏が審査前に「演技の優劣ではなく、いかにそのキャラクターに合ったものか」と語っていたが、審査後に川尻氏は「アンケートを回収して協議した結果、全員の名前が挙がった」と説明。このオーディションがいかに接戦だったかを語った後、配役が発表された。合格者15名とその配役は以下の通り。
・防波亭 手寅(ぼうはてい てとら)
伊藤万理華
高山一実
中元日芽香
・蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい)
衛藤美彩
斉藤優里
松村沙友理
・波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ)
井上小百合
北野日奈子
星野みなみ
・空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう)
佐々木琴子
能條愛未
堀未央奈
・暗落亭 苦来(あんらくてい くくる)
齋藤飛鳥
中田花奈
山崎怜奈
オーディション後の会見では、主役の手寅に選ばれた高山が「自分の演技への苦手意識を本番までにはなくしてがんばります」と語ると、松村は「乃木坂で一番ポニーテールが似合うから大丈夫」、衛藤は「色も白いし手寅に似てるよ!」とそれぞれ高山を励まし、チームワークの良さを見せつけた。また、松村は「メンバーはライバルであり仲間。他の2人を見て自分を奮い立たせたりできるし、『16人のプリンシパル』は決まった役が無くて個性が際立ってたけど、今回はキャラの個性があるので、そこに合わせていくことも楽しみ」と、新たな舞台への決意を明かし、会見が終了した。
中村拓海
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