(テーマ音楽)宮城県山元町で15年間民話の語り部をしている…地震のあと避難せずにいたところ家ごと津波に流されました。
あの日庄司さんは海からおよそ1キロ離れた自宅で激しい揺れに襲われました。
津波の事を考えましたが自宅まで来るとは思いませんでした。
私夫にね…夫と共にそのまま自宅にとどまっていた庄司さん。
地震から1時間ほどたった時一緒に住んでいた孫が叫びました。
この時山元町には最大で10m以上の巨大な津波が押し寄せていました。
避難した自宅の2階にも水が入り始めました。
庄司さんたちは2階の部屋より少し高くなっているベランダに避難します。
家が浮き上がって激しい波にもまれながら流され始めます。
自宅は1キロ近く流されたあとがれきの山に引っ掛かって止まりました。
部屋の中で寒さに耐えながら一晩を過ごした庄司さんたちは翌日無事救助されました。
一時は死を覚悟した庄司さん。
頭に浮かんだのは自分が語ってきた民話でした。
地元に伝わる民話の中には大きな津波を題材にしたものもありました。
村人がお地蔵様を船に乗せて避難しようとしたところ船ごと丘の上まで津波に運ばれたという船越地蔵の民話です。
津波の話をしてきた自分があの日どうして逃げようと思わなかったのか反省を込めてもう一度語り部として津波の教訓を伝えていきたいと考えています。
2015/03/30(月) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県山元町 庄司アイさん」[字]
15年間、民話の語り部をしている庄司アイさん。避難せず家ごと津波に流された。民話には大津波の話もあったのにと、反省をこめて津波の教訓を伝えていきたいと考えている
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県山元町で15年間、民話の語り部をしている庄司アイさん。津波が自宅まで来るとは思わず家にとどまっていた。しかし、大津波が押し寄せ、家ごと流されてしまう。家はがれきの山に引っかかって止まり、無事救助された。庄司さんは、民話の中には大津波の話もあったのに、どうして逃げようと思わなかったのか、反省をこめて、津波の教訓を伝えていきたいと考えている。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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サンプリングレート : 48kHz
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