開運!なんでも鑑定団 2015.03.29


(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
もう1月13日みたいです。
あっそうなの?早い。
そうです早いですよ〜。
「鑑定団」20年したら93歳…。
そうですね。
それで僕が70…。
僕も70近いですよ。
何かしらの問題起こさへんかぎりここにたぶんいると思いますから。
小さいころから身体を動かすのが大好きでいつも真っ黒に日焼け
スポーツ少女でした。
高校卒業後は…
1年生のときたまたま渋谷に買い物に行った際…
そして1998年…
この方です!白石美帆です。
選手に負けないように頑張ります!
テレビの仕事はこれが初めてだったにもかかわらずどんな状況でもまったくものおじせず
取材した際は…
しかしこの憎めないキャラクターが男性サッカーファンをくぎづけにし一躍人気キャスターになりました
その後はキュートなルックスを買われ妻夫木聡さん柴咲コウさん主演の大ヒット青春ドラマオレンジデイズに=P1iするなど=wM%としても3hLv!d
清楚な役から一変し主人公をいじめる…
このとき初めて演技することの楽しさに目覚めたそうです。
以来本格的に女優業に打ち込むようになり…
難しい役どころを見事に演じきりました
依頼人の登場です。
東京都からお越しの変わらない…お願いします。
すみません失礼します。
相変わらずきれいですね。
変わらないですね。
変わります!もうひどいです本当に…。
いや変わらない変わらない。
さあそれでは拝見しましょうかこちら!あら…誰の作品ですか?これ。
松村景文さんという江戸後期の画家さんで2年前くらいに購入したんですけども…。
自分で買われたんですか?そうなんです。
お茶を私3年くらい前からやってまして…そのときにすごく和の世界にハマってしまいちょっと自宅の部屋の一部を畳を敷いたり…。
ハマったなぁ。
壁紙もちょっとこういう…ほんとまさにこういった深い…。
土壁みたいな。
はい。
それに変えたんですね。
でこれに合う掛軸を欲しいと思って探してまして…お茶の先生の知り合いのところから知り合い価格といいますか2万円で。
えっ!それは知り合い価格ですね。
そうなんです。
どこに惹かれたんですか?柿と洋梨が…これ江戸時代にあったのかなと思いまして…わりとモダンな感じがしたんですよね。
どんどん絵が欲しくなってくるんじゃ…。
そうなんです。
私本当に大人になってからやっぱり日本人の楽しみってこういったところにあったんだっていうのが…。
侘びさび。
はい。
やっぱりだんだんそういうのに興味というか…。
そうなんですよね。
なってくるんですよね。
後々私調べてわかったんですけど松村景文さんは偽物の作品も多いらしいんですよ。
実はここだけの話今回出ることを先生にお伝えしたら先生もそのツテのところに連絡してくださって実はもう2万円切ってしまうかもというふうにおっしゃってたんですよ。
そんなに自信のない作品…。
さぁご本人の評価額ですけども…。
期待をこめて…10万円で。
10万円!わかりましたまいりましょう。
オープンザプライス!いやそれくらいしそうやもん。
ほらほら!えっ15万!?えっ!?高い。
いやお茶の先生頑張りましたよ。
松村景文という人は江戸の後期京都の四条派さっぱりとしたあか抜けた絵を描かれていて当時の商家に非常に人気があってたくさん偽物があります。
描かれているのは柿とカリンだと思いますね。
カリンですか。
カリンか。
左側に枝が出てますけどもその先のかすれなんかは本当に手でちぎったような臨場感があって非常にうまいですね。
ただ若干残念なのはこれ右側がやっぱり切られてますね。
恐らくあと4分の1くらいあったと思います。
状態的に焼けがあって色がちょっと飛んでしまってます。
そういう意味でいうと恐らくこれ屏風に貼られていたものではないかと思います。
非常にいいものですね。
ありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
ありがとうございます。
早速ご自宅にお伺いするとキッチンに立ち料理を作っていらっしゃいました
これはひょっとして…
新海さんはもともと…
おととしの6月に退職。
現在は畑で野菜作りをしながら悠々自適の毎日を送っているそうです
というわけで新海さん特製
でご家族の反応は?
お父さん今日のカレーは甘くてとてもおいしいね。
弘幸すごくおいしいよ。
と大好評。
よかったですね
父輝雄さんはもともと小学校の教師でしたが50代半ばにして幼い頃からの夢だった画家に転身。
以来信州の風景や群像をテーマにした油絵を黙々と描き5年前82歳で他界されたそうです
今回のお宝は最近輝雄さんのアトリエを片づけていた際偶然発見したもの
推測するにそれは輝雄さんがその芸術家のご遺族を取材した際いただいたものらしく…
これを機にどのくらいの価値があるか確かめたいと思います。
鑑定よろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
長野県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
家族大絶賛。
お母さんはいかにもセリフを言わされているっていう感じでしたけど。
「弘幸おいしいね」。
それではお宝のほうも拝見します。
あらギュー抱き合ってますやん。
誰の作品ですか?有名な方なんですか?戦前アメリカで活躍した彫刻家でアメリカ大統領の銅像を依頼された方です。
こっちは牛のメダル。
アメリカで結構牛のモニュメントとかいろいろ作っててそちらのほうの関係だと思うんですけれども。
初めて見たときはどう思われました?なんだこれはっていう…。
なんだチミはですねこれ。
どういう状態で家にあったんですか?座布団かなんかにくるんで棚にぽこっと。
座布団にくるむ!?白石さんいかがです?すごいですねこんなものが家から出てくるなんて。
座布団にくるまってね。
座布団にくるまって開けてみたらこっちもくるまってるしね。
戦前アメリカで活躍した世界的彫刻家だが現在その名はほとんど知られていない
中学生の頃遠縁にあたる画家丸山晩霞が欧米旅行から帰国。
これに触発され芸術家を志すようになった。
二十歳の夏夢を叶えるべく…
当初は画家を目指していたが生活費を稼ぐため彫刻家の助手になったことがきっかけで彫刻に興味を抱き26歳のとき今度はフランスに留学。
パリ在住のアメリカ人彫刻家マクモニスの助手になった。
更に名門エコール・デ・ボザールに入学すると死体の解剖も行い人体の骨格を徹底的に学んだ。
その後マクモニスは祖国アメリカから依頼を受け公共の場に飾る大型モニュメントを数多く制作したがその際マクモニスの原型をもとに巨大な像を作ったのは実は吾蔵であった。
しかし吾蔵はアメリカの市民権を持っていなかったため作品にその名が刻まれることは決してなかった
転機が訪れたのは32歳のとき。
ある酪農家から一風変わった依頼を受けたことによる。
それは…
というものであった。
これを受け吾蔵は全米各地の牧場はもとよりカナダメキシコにまで足をのばしなんと6年の歳月をかけ理想の乳牛像を完成させたのであった。
すると依頼主はその見事な出来栄えに驚嘆しすぐさま200体を注文。
これを品種改良の指針にすべく各地の酪農家に配ったのであった
更に40歳のときホワイトハウスから要請されクーリッジ大統領の銅像を制作すると数々の著名人からも依頼が殺到。
これにより吾蔵の名は全米中で知られることとなった。
しかし55歳のとき第二次世界大戦が勃発。
やむなく36年ぶりに帰国したものの日本には吾蔵の業績を知る者は誰もおらず戦後は進駐軍の通訳をしながら細々と暮らしていた
しかしあるとき米軍横須賀基地のデッカー司令官がこの通訳はアメリカで有名な彫刻家だと気づき直ちに横須賀に招聘。
進駐軍美術最高顧問に任じ300坪のアトリエを提供したのであった。
すると他の将校たちも続々と吾蔵のもとを訪れ銅像制作を依頼。
かのマッカーサー元帥もその一人で吾蔵に敬意を表し自ら横須賀まで足を運びモデルを務めた。
吾蔵は期待に応えるべく3年の歳月をかけマッカーサー像を完成させたがその直後胃がんにより他界。
これを知ったマッカーサーはおおいに嘆き悲しみ夫人宛にこんな手紙を送った
改めて依頼品を見てみよう。
ブロンズ像は男女が抱き合う姿をかたどったものだが残念なことに顔と背中の一部が欠損している。
1937と刻まれていることからするとアメリカ滞在中の作か。
詳しく調べたところ佐久市川村吾蔵記念館に春と題したまったく同型の作品が収蔵されていることが判明した。
これはいったいどういうことなのか?
さぁご本人の評価額ですけれどもおいくらくらいでしょうか?川村吾蔵さんに敬意を表しまして50万でお願いします。
はいそれではまいりましょうオープンザプライス!どれくらいなんやろう?おっ!200万です200万。
お父さんの写真…。
制作過程を示す貴重な資料であると。
春という作品ですね。
青銅ブロンズというのはですね配合がうまくいかないと鋳切れといいましてね金属が行き渡らないでそういうかたちで穴が空いちゃうんですね。
完成作と比べるとやっぱり凹凸の部分がずいぶん違うんですね。
1回試してみてここのところはやっぱりもう少し細かく作ったほうがいいなということで最終完成品を作ったのだろう。
じゃあなぜそれはアメリカで処分しないで持って帰ってきたのかといいますとこの春が作られたとき2年前に最初のフランス人の奥さんと離婚しましてね慰謝料1億円以上ということで大ニュースになったんですよ。
で失意に沈んでいる吾蔵を救ったのが20歳下の日本人の2番目の奥さん。
恐らくその思いがこもってるということもあって大切な記念品だったんだと思うんですね。
こちらのメダルなんですけど今川村吾蔵記念美術館に残ってるのは直径が32センチくらいある非常に大きいものなんです。
足元にはもう少し草なんかが描かれてましてずいぶん違っている。
これは恐らく依頼を受けたときにこんな感じでいかがですかと作った試作品でしてね。
そのうえで向こうの希望どおりの大きさで完成させたと。
本当に価値のある資料であると。
どうしたらいいですかね?やっぱりこれは…。
資料館?資料館博物館美術館に。
いくらかでね買い取っていただけたらいちばんいいですよね。
そうですよね。
交渉してみます。
そのへんは交渉してみてくださいありがとうございました。
お宝列島日本縦断…
今回の舞台は…
県の南部に位置し東に木曽川西に長良川がとうとうと流れる。
また市内には名神高速道路岐阜羽島インターチェンジと東海道新幹線岐阜羽島駅があり高速交通網の拠点として重要な役割を果たしている
1600年の関ヶ原の戦いの後は
竹ヶ鼻城主歴代の菩提寺本覚寺本堂の絵天井雲龍は…
安政の大獄により投獄される8年前に描いたもので現在は県の重要文化財に指定されている。
またここ羽島は円空生誕の地としても知られる。
円空は江戸時代前期の修行僧で生涯におよそ12万体もの仏像を遺した。
中観音堂には17体の円空仏が安置されているがなかでも全長222センチの本尊十一面観音像は円空が大洪水で非業の死を遂げた生母の霊を鎮めるために彫ったもので近年のX線調査により仏像内部には母の形見とされる鏡が埋蔵されていることが判明した。
その迫力に圧倒され我を忘れて見入っているのは本日の鑑定士…
会場は羽島市文化センター。
早速いってみよう
出張!なんでも鑑定団IN羽島!
まずは毎朝素振りをして体を鍛えている4時半に起きてそれからぐるっと1周30分してひと汗かいてからバット振り回すのが…。
バット振り回すの?そう。
せっかくですから。
持ってきましたからやります。
やりますか?やりますよ。
うわ…お父さん素振りってそのグルグル回すやつ?
お宝は…
よく見ると傷ひとつなかったため祖父はこの瓶をとても気に入り…
ずっとしまってあったの。
しかし底が真ん丸できわめて安定が悪いため…
このままいったら置けないんですね…。
そこで祖父亡きあと父が専門家に頼み立派な木の台を作ってもらった。
本人評価額はこのくらいかなと15万円
骨董の知識はまったくないが釉薬の垂れ方に味わいがあるので自分もとても気に入っている。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい!
いいもんですねこれは。
これは1300年くらい前の奈良時代に東海地方でもって作られた須恵器の一種なんです。
粘土の紐をずっと積み上げていってまず真ん丸いボールを作るんです。
そしてそのボールの一部を丸く切り取ってそこに首をぽんとはめるんです。
いいことに窯の中で薪の灰が降って自然釉が流れておりますね。
それで半分は自然釉がはげてしまった。
おそらく土の中に埋まっているときに水気の多いところにあるものは自然釉がはげてしまうので横になって埋まってたんじゃないかってこう考えますけどね。
大変にいいものです。
ご当地のお宝大切になさってください。
続いてはバツ3のシングルマザー今バツ3って…。
はい。
大変な人生ですね。
養育費とかあるじゃないですかいろいろと。
そういうのいただいて…。
いただけるといいんですけどね。
えっいただいてないんですか?いろいろと…。
ということはお一人で頑張ってお仕事して育てて3人を。
はい。
すると3歳の心優ちゃんが急に泣きだしてしまい大慌て!
そんな遠くまで行かなくていいよ。
大丈夫よ。
お宝は…
十数年前兄が大阪の画廊でひと目ぼれし購入したもの。
30万円くらいだったと聞いている。
しかしその後兄は…
お金がなくて貸してと言われても返ってくると思わなかったのでじゃあしようがないからなんかすべてにおいて苦労されてるんですね。
のちにどうなんですか?お兄さんから「あのときは悪かったなこれ返すよ」とかいうのは…。
ないですね。
ないですか。
まったくないです。
まったくないですか。
特に好きで手に入れたわけではないのでその後はずっとしまったまま
この絵はどうですかでも。
絵は暗いなと思って…。
絵はどうですか?っていう質問に暗いなっていう…。
本人評価額は兄に貸した金額と同じく50万円。
実は今生活が苦しいのでもし高ければすぐに売り払い長女の進学費用に充てたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念。
娘さんがっかり
ゴヤ…スペイン18世紀後半から19世紀初頭宮廷画家としてたいへん著名な方ですね。
これは1815年頃なんですけどラ・タウロマキアというタイトルで闘牛をテーマにしています。
実は40種類作られていましてこれは17番目ということなんですね。
スペインで長らく伝えられてきた闘牛のある一場面をこういったかたちで描いている。
もちろんこの版はゴヤ自身が作った版なんですけどそのあと実は人気がありましたので何回も刷られているんですね。
おそらくこれは20世紀に入ってからということでこの値段なんですね。
続いては趣味で日本画を描いている今まで院展には
(拍手)
これまで日本のみならず
最新作はこちら。
中国の少数民族トン族の村を描いたもので…
僕なんかが言うのはなんですけども構図がいいですね。
ありがとうございます。
お宝は…
中国の有名な故事「曲水の宴」が描かれている。
実は50年ほど前とても世話になった恩人から急に30万円用立ててもらえないかと頼まれた際…
たまたま
するとその方は代わりにこの掛軸を置いていった。
その後絵を描くようになってから改めてじっくり見たところ崋山のすごさがつぶさにわかり…
そのためかえって得したような気持になった。
本人評価額は今ならこのくらいはするはずと300万円。
借金のカタは十中八九偽物らしいが自分の審美眼にかけてこれだけは絶対本物と信じているが…。
果たしてどうなるのか?
出張鑑定IN羽島に登場したのは…
50年ほど前とても世話になった恩人に30万円用立てた際そのカタとして受け取ったもの。
その後趣味で絵を描くようになってから改めてじっくり見たところ見事な出来栄えだったので絶対本物と信じているが果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
もうテーブルに手つくの忘れてますもんね。
元気になっちゃったピシッとなっちゃった。
偽物でございます。
絵の具が時代がない。
おそらく明治に入ってからの作品。
丁寧に描かれてはいるけれども清冽さに欠ける。
たいへん中身は文人の非常に優雅な画題ですのでこれからも大事に飾っていただければと思います。
続いては趣味で根付を作っているちょっと待ってください今気になること…。
もう一回言っていただいていいですか?鼻なんかすばらしい鼻ですよね。
ねぇ。
鼻がすばらしいですか?すばらしいですね。
目もいいし。
目もいいし。
このあとお父さんの家に行っていいですかね?遊びに。
なんかものすごい気持がいいな。
こちらが最新作。
板戸を這うカタツムリをかたどったもので素人にしてはなかなかよくできたためとても気に入っている
どれくらいかかるんですか?これ1個作るのに…。
半年!
お宝は…
大酒飲みで骨董好きだった父は戦前岐阜市内で当時とても珍しかった…
ということは意外に繁盛したりとかして。
ええそうですよね。
その頃は羽振りがよかった。
しかし1945年空襲を受け自宅や父の膨大なコレクションはすべて焼失してしまったがその際この花生だけは疎開先に保管していたため難を逃れた。
自分もこの花生がとても気に入っており特に…
うん。
えっ安河内先生みたい?うんそう。
腰のあたり…。
お世辞になっちゃうからやめた。
ということはさっきの僕のお世辞だったんですかね。
本人評価額は期待を込めて20万円
父がこの花生だけを疎開先に保管していたのはきっといいものだったからに違いないとにらんでいるのだが。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
なんと2倍!
今から450年くらい前の中国明時代後期に龍泉窯で焼かれた青磁なんですよ。
七官という名前の中国人が日本に持ってきたという伝説から七官青磁っていわれているんですね。
青磁釉が透明でまるでグリーンの透明ガラスを見ているようにきらきらしてる。
そして高台の土が赤褐色に焦げているんですね。
それでこれね日本では茶の湯の道具として柄杓を立てたもので杓立てという茶道具の一種なんですよ。
非常に状態がいい。
大切になさってください。
いいものでございます。
続いては日曜大工が趣味の日曜大工が大好きで?大好きというよりやることがないもんで。
パチンコやらんでしょコーヒー大嫌いでしょ。
行くとこがないんです。
お宝は…
40年ほど前亡き母からいただいたもの。
しかし当時はまったく興味がなかったため…
なるほどなるほど。
しかし改めてこの絵を見たところ
いいですか?横から見ていいですねってどこを見てるんですか。
実は結婚して55年経つが新婚旅行に行かなかったのでもし高ければ売り払い妻とハワイへ旅行に行きたい
まあそうですね。
皆さんにいちいち言うことじゃないですからね。
こちらが妻のちず子さん
そんなこと思ってると思っていませんでした。
嬉しいね。
このあとどうなるかわからないんですけど私も。
まだね。
本人評価額はその旅行の費用として50万円。
わがまま放題に生きてきたので妻には苦労のかけっぱなし。
その罪滅ぼしができるといいのだが。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった!
行けますね。
奥さんも大喜び
小寺健吉さんの油絵間違いないですね。
小寺さん岐阜県大垣市出身です。
戦前からいわゆる文展帝展そして戦後は日展の代表的な洋画家として活躍をされている。
この作品は1974年に山中湖を描いた作品なんですが1977年に90歳で亡くなってます。
ですから晩年なんですけど非常に若々しい色のコントラストね。
このグリーンと黄色。
それからブルーですよね。
非常に鮮やかでみずみずしさを感じさせる。
見ていてぐっと入り込めるような内容があると思います。
ぜひ大事にお持ちください。
最後はトレッキングが趣味の仕事が忙しかったんで最近ですけども家内と一緒に行動するのがなかなかなかったので一緒にうちのかみさんが山行きたいっていう…。
で7〜8年前から道具を揃えだして週末に2人でどっか行こうかと。
今日はいろんな愛のかたちを教えられますね。
ほんとですね。
いいですねなかなかね。
お宝は…
三河武士だったご先祖が遺したもの
めちゃめちゃすごいお話じゃないですか。
もともとは6曲の屏風に描かれていたものでそれを切り離し残念なんですけどこの絵には探幽の署名はないんです。
なるほど。
更に言い伝えによると…
そのため我が家では男の子が生まれるとこの掛軸は決して飾らなかった。
本人評価額は堂々の100万円
落款はどこにもないがご先祖の言い伝えを代々信じてきたのでどうか本物であってほしい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
20万…。
狩野探幽ではないと思います。
もうちょっと狩野探幽よりは古いと思います。
越前のですね橋本長兵衛という人が六曲の屏風に一枚ずつ鷹を描いているという図がございましてまったく同じ構図のですね作品があるんです。
その作品の写し。
それからこういう鷹の図というのはたいへん戦国武将の好んだものなんで探幽の時代にはこういった止まり木に鷹を描くというふうな図柄のものっていうのはまず描いていないっていうことなんですよね。
たいへんいいほんとに存在感のある絵なので大事にしていただきたいと思います。
出張鑑定IN羽島はこれにて無事閉幕
こちらのカラオケカフェノンノンにお伺いしました
(歌声)
次なる依頼人は気持よさそうに熱唱中のこの方…
しかしその傍らには厳しい表情の方が…
こちらにいらっしゃるのは
実は纐纈さん若い頃から歌が大好きで自分の時間がもてるようになった10年ほど前からさまざまなところでレッスンを受け歌声に磨きをかけているそうです。
現在は間近に控えた市民歌謡祭に向け猛特訓中
少しでもうまくなろうと思って必死にやってます。
先生いかがですか?
一生懸命本人は頑張ってるんですけどまだまだこれからだと思います。
では先生のアドバイスを念頭に置きもう一度お願いします

お見事!
父敏郎さんは戦前名古屋で古書店を営んでいたのですが昭和16年頃のある日…。
それが今回のお宝でした。
父も骨董が大好きだっためすんなり交渉成立。
その後父が詳しく調べたところなんと中国明時代の名品で…
もしかして高いものと期待しております。
鑑定のほどよろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
愛知県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いやぁ…市民歌謡祭終わったんですかもう?まだですか?本番いつなんですか?本番はまた来月あります。
来月…そんなしょっちゅうあるんですか?しょっちゅうあります。
いろんなところに。
ただタダで歌えませんから…。
あっ参加料。
だいたい8,000円くらい。
高っ!2番だけだと6,000円フルで歌うと8,000円。
フルで歌うと8,000円。
いろんな儲け方あるんですね。
お宝のほうですけれども拝見します。
さぁこれは?古染付の花生です。
これどこのやつなんですか?中国ですね。
約400年ちょっと前くらいに作られたって聞いてます。
徳川美術館に展示してありまして…。
徳川美術館に出てるんですか一緒のものが?はいまったく一緒だなと思いました私は。
この耳の部分がお魚ですごい特徴あるじゃないですか。
一緒?もうそれ見にいったやつも一緒?でもえらいぼんやりした絵ですねこれ。
お父さんよく換えましたね。
夏目漱石非常に高いものですからお金がないものですから。
お金がない人ですか?お金のない中国人が持ってきた花瓶と換えちゃったんですか!?お父さんこれ大事にされてたんですか?大事にしてました。
戦争で全部燃えてしまいました…爆弾で。
それで地下掘って地下で大事なものをしまってました。
でもこれ無傷ですもんね。
そうですね。
いいものでしたら今後はどうするんですか?どうしましょうね?だってね歌の8,000円もばかにならないですからねずっとやってたら。
白石さんどうですか見て?お茶の先生からいくらで勧められたら買います?どうでしょう…。
いやいや出さないでしょう。
全然金額言わないじゃないですか。
古染付は明時代末の天啓年間の頃景徳鎮の民窯で焼かれた染付の磁器である。
およそ650年前元の時代に生まれた染付は明の時代景徳鎮に官窯が置かれたことにより大きく花開き中国陶磁器を代表する技法へと発展。
精緻で華麗な名品が次々と作られると白と青が織り成す鮮やかなコントラストは人々をおおいに魅了した。
その後17世紀に入り農民の反乱が続発し明王朝が衰退するとしかし民窯はしたたかに生き残りむしろ自由闊達な作陶が行われるようになった。
その結果生まれたまったく趣を異にする染付の磁器が古染付である。
その多くは日用雑器として作られたものでなんの制約も受けなかったため絵付は実にのびのびとしているが生地と釉薬の収縮率の違いにより焼き上げると表面に小さな剥落が生じることがたびたびあった。
しかしこれらがひとたび日本に持ち込まれると茶人たちはこの小さな剥落にわびさびに通じる素朴な味わいを見いだし「虫喰い」と呼んでおおいにおもしろがり茶道具として珍重したのであった。
更に時を経ると茶人たちは出来合いのものでは飽き足らなくなり自分好みの器をわざわざ景徳鎮に注文するようになった。
例えばこの
見込みに桜の花びらが描かれており水を満たすと表面にそれが浮かんで見えるような工夫がこらされている。
しかしその後より上質な生地や釉薬を用いた祥瑞が作られるようになると人々の好みが変わり古染付はあっという間に姿を消してしまった。
改めて依頼品を見てみよう。
古染付の花生である。
高さは20センチ余り。
胴には松が頸の表と裏には人物がのびのびとした筆致で描かれており鯉をかたどった耳がつけられている。
詳しく調べたところ徳川美術館や北村美術館にもよく似た花生が収蔵されていた。
これも日本の茶人が注文して作らせたもので2人の人物を謡曲高砂の翁と嫗に松を相生の松に見立てたことから高砂手と呼ばれておりその形は南宋時代の砧青磁の花生を模したものであった。
とするとこれも大名品か?
ご本人の評価額ですけどもこれおいくらくらいでしょうね?高い本を交換されましたから250万くらい。
250万くらい…まいりましょうオープンザプライス!あ〜っ!!やっぱり偽物ですか…。
1,000円…。
1フレーズしか歌えないかもわかりませんね。
まったく新しい近代になって作られた写しものでございますね。
もしこれが本物の17世紀前半の高砂の花生でしたらね1億円以上いたします。
古いものはねもっと古格のある作風で絵がもっと稚拙なんです。
素朴っていいますかね。
いちばん決定的なことはね中国人陶工の手段としましてね立体的な作品を作るときは上中下3つに分けて別々に作って窯入れするときに重ねて焼くわけです。
ですから出来上がった製品は釉薬の下にかすかなつなぎ目というものが見えるはずなんです。
これは全体がつるっとしてて最初からひとつのものとして作ったということがわかりますね。
それから本物は虫喰いと称する釉薬のほつれ剥落が見いだされるはずなんです。
これはまったくそういうような風情はございません。
ない。
あくまでもこれは写しものとしてふだんの花生にお楽しみになったらいかがかと思います。
いかがですか?期待してましたけど…。
期待してましたか!でもお家でお使いになって長く家にあるものですから。
大事になさってください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2015/03/29(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再][字]

戦前、古書店を営んでいた父が近所に暮らす中国人に頼まれ、夏目漱石の本十数冊と物々交換したお宝。調べてみるとある有名美術館にも同じ物が!果して結果は?

詳細情報
◆番組内容1
【夏目漱石の本と物々交換したお宝は中国明時代の大名品?】
戦前、依頼人の父は名古屋で古書店を営んでいたのだが、ある日、近所に住む中国人がやって来て、「夏目漱石の本十数冊がどうしても欲しいが高くて買えないのでこれと交換してほしい」と見せられたのが今回のお宝。父も骨董好きだったため無事物々交換成立!
◆番組内容2
その後詳しく調べてみると、なんと中国明時代の名品で有名な美術館にも同じ物が収蔵されていると判明!期待は高まるばかりだが果して結果やいかに?
◆出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】白石美帆
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
大熊敏之(国立大学法人富山大学大学院芸術文化学研究科教授)
◆ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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