報道ステーションSUNDAY 2015.03.29


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫おはようございます。
「報道ステーションSUNDAY」です。
到底、信じがたい事実が明らかになってきました。
ドイツの航空機の墜落事故ですが副操縦士が149人もの命を巻き込んだ形で意図的に墜落させた可能性が濃くなってきました。
≫副操縦士が座っていたのはこのドアの奥。
コックピットの中です。
一体何が起きていたのか。
離陸から墜落までの40分間を徹底検証しました。
≫それが、飛行機の一部であったことが上空から、ひと目でわかるものはわずかだった。
≫乗客・乗員150人を乗せフランス南東部の山に墜落したドイツの格安航空ジャーマンウィングス機。
≫副操縦士による意図的な墜落。
離陸から、墜落までおよそ40分。
その間一体何が起きていたのか。
フランスの検察当局が明らかにしたボイスレコーダーの情報などをもとに再現する。
スペイン・バルセロナ発ドイツ・デュッセルドルフ行きのジャーマンウィングス9525便。
2時間20分のフライトになるはずだった。
現地時間の24日午前10時1分。
予定より20分ほど遅れてバルセロナのエル・プラット国際空港を離陸。
エアバスのA320型機は順調に高度を上げていった。
当初、コックピット内の機長と副操縦士の会話に変わった様子はなかったという。
そして、離陸から26分後。
高度3万8000フィート1万1600mに達し水平飛行に入る。
異変が起きたのはそのおよそ4分後。
地中海からフランス上空に差し掛かるころだった。
突然、機体が高度を下げ始めた。
目的地、デュッセルドルフまではまだ900km。
着陸態勢に入るタイミングではない。
その直前機内で何があったのか。
≫始まりは、機長が副操縦士に操縦を依頼しコックピットの外に出たことだった。
トイレに行ったようだ。
そして、コックピットに1人残った副操縦士。
≫機長がコックピットを出たあとコックピット内では機体の高度を下げる操作が行われていたんですね。
では、どんな操作が行われてどのような状況になったのか、事故機と同じエアバス社のA320のシミュレーターを使って見せていただきます。
こちらが機長席ですね。
ということはルビッツ副操縦士はこちら、副操縦士の席に座っていたとこういう状況だったんですね。
≫航空機の発信する位置情報などを公開しているウェブサイトによると自動操縦で高度を3万8000フィートから100フィートに下げる操作が行われていたという。
≫これは自分でやらない限りは設定は下げられないということですね。
≫自動操縦で高度を下げるには更にもう1つのつまみを回す必要がある。
パイロットの意図的行為以外に考えにくいこの操作。
機体が降下し始めるのはそれから9秒後だった。
1分間に1000mほどの割合で高度が下がっていく。
≫これが、急降下している状態なんですけど見た目はそれほど急降下には感じないですね。
重力などがかかってくると乗っている人は感じるぐらいなんですか?≫乗っている人にとってはこれだけ急降下しても、景色も緩やかに変わっていくだけですし。
≫高度が下がっているという異変に最初から気づいた乗客はいなかったかもしれない。
しかしこのジャーマンウィングス機が向かう先にあるのはフランス、アルプスの山々。
大変な事態が起きていた。
トイレから戻った機長はカメラ付きのインターホンを使ってドアを開けるよう副操縦士に要請する。
コックピット内のモニターには外から呼びかける機長の映像が映っているはずだが副操縦士からの応答はない。
機長はドアをたたき始める。
反応はない。
たたく音は次第に強くなっていった。
その間も降下を続ける機体。
応答のない副操縦士。
しかし、突然の発作に襲われたりしたわけではなかったようだ。
ボイスレコーダーには副操縦士の息の音が記録されていたがその息が荒くなることはなかったという。
救難信号は発信せず地上の管制官からの呼びかけにも応えない。
そして…。
≫地面の接近を知らせる警告音。
アルプスの山々が目の前に迫りつつあった。
警告音が鳴り響くコックピット。
更に、ドアの向こうから激しい音が。
ドイツの新聞によると機長は非常時に備え機内に積まれている斧でドアを壊そうとしていたという。
しかし…。
降下を始めてから10分後。
山肌に散らばる無数の残骸。
機体は時速700キロで山に激突したという。
飛行機の主であるはずの機長がなぜ、コックピットに戻ることができなかったのか。
≫操縦席の手元には強制的にドアをロックするスイッチがある。
≫アンロオックノーマル、ロックと。
通常、ノーマルにしていると思うんですけどこの状態ですと外でテンキーなどを使って入室が可能になります。
≫これをロックにした。
こうなってくると、もう誰も入れない副操縦士だけの空間になるわけですね。
≫通常よりは、急ながらも乗客が異常を感じるほどではないスピードで降下した機体。
乗客の叫び声が記録されているのは墜落の直前だけだったという。
それは、機長がドアを壊そうとしているのを見てのことなのか。
それとも、窓の外に山が迫っていたからなのか。
乗客たちは直前まで異変に気づいていなかったのかもしれない。
≫機長が閉め出されたコックピットのドアがこちらです。
通常、いったんコックピットから外に出ますと中に戻るためにはこのドアをコンコンとノックしたりこちらの受話器を使ってコックピット内とコンタクトを取る。
そのうえで、内側から開けてもらわない限りは中に戻れないんですね。
9・11以降テロ対策がしっかりしていまして外側からは通常開かないようになっています。
ただ万一の事態がありますからなんらかのトラブルがあって応答がない場合には緊急の暗証番号を入力すれば自動的に開けることもできるんですね。
ただ、これも今回はできませんでした。
つまり、機長は中に入れませんでした。
では、なんで入れなかったのか。
中で何が起こっていたのかといいますと副操縦士はこちらに座っていました。
そして、コックピット内いろんな計器やらスイッチやら、いっぱいありますけれどもここに注目してください。
ここを、副操縦士は操作していたんですね。
これが何かといいますとコックピットのドアのロックシステムなんですね。
こちら、普段はノーマルにしてあるんですがこれを中でロックに倒すといくら緊急事態で暗証番号を入れようともドアは、外側からは開けられないようになっているんですね。
つまり、故意に、意図的に副操縦士はコックピットのドアを開けないようにして自分だけの空間を作ったということがわかります。
更に、こちらのつまみなんですがこれは高度を設定するものなんですね。
当時、3万8000フィートでしたのでこちらが38000となっていたと思うんですがそれを100フィートに設定したというんです。
100フィートに3万8000からするためにはずっとこのつまみを回し続けなきゃいけないんです。
私もやってみましたがかなり時間がかかりましてこれも、故意にやらないと偶然、ぶつかっただけでは設定できないようなものなんですね。
つまり、今回の意図的なものは副操縦士が意図的に行ったとしか長野さん考えられないですね。
≫これまで副操縦士が意識を失ったんじゃないかとかいろんな可能性が議論されましたけど実際に、こうやって見てみると、意図的と思わざるを得ないという部分がいっぱいあります。
では、なぜこんなことを副操縦士がしたのか副操縦士の勤務先であるドイツの空港と中継がつながっています。
吉田豪記者がいます。
吉田さん新しい情報は何か入っていますでしょうか。
≫ルビッツ副操縦士ですが視力に問題を抱え病院に通院していたことが明らかになりました。
ドイツの捜査関係者2人から確認したということですがニューヨーク・タイムズが報じていまして具体的な病名や治療内容については明らかになっていないのですが副操縦士ですが今年2月から3月10日までの間に複数回デュッセルドルフ大学病院に通っていたこともすでに明らかになっていましてこの理由が視力の問題であった可能性が出てきました。
パイロットにとって重要な視力、そこに何か問題があるのは子どものころからの夢だったパイロットの仕事。
わずか1年半で諦めることになりかねません。
精神的にも動揺したのではないかと思われます。
自宅の家宅捜索では複数の種類の向精神薬も押収されています。
また、以前、交際していた女性のインタビューでは副操縦士が安い給与雇用条件に不満を持っていたとも語っています。
ルフトハンザ航空ですが欧州でもストライキの多い会社という印象があるんですね。
去年はストによる損失などから前年比82%の減益でした。
その子会社しかも格安航空で働くルビッツ副操縦士の雇用条件は労働者側により厳しいものだった可能性が高いです。
今回の悲劇の背景にはルフトハンザという企業が抱える問題ももしかするとあるのかもしれません。
≫一方、救出状況というのは今どうなっているんでしょうか?≫現場では遺体の搬送作業が続いています。
DNA鑑定による身元確認も続いているんですが今のところ日本人につながる情報などはまだ、ありません。
ただ、ドイツの新聞にビルトによりますとこのルビッツ副操縦士の遺体の一部、DNA鑑定で明らかになってきた見つかったという話が入ってきました。
また、デュッセルドルフ在住の日本人、佐藤淳一さんの家族らはすでにフランスのマルセイユ入りしています。
29日に墜落現場に近い村そこにできた慰霊碑に花を手向ける予定だということです。
≫本当に今本人の視力の問題であるとか雇用の問題であるとか出てきましたがご家族の思いは本当にやり場のない怒りだと思うんですね。
その悲しみもいたたまれないですね。
それの問題があってもどうして、こんなにたくさんの命を巻き込まなきゃいけなかったのかというのは何かわかってきているんでしょうか。
≫まだはっきりとはわかっていないんですがドイツの地元紙が報じたことによりますと副操縦士が以前、交際していた女性に皆が僕の名前を知ることになると話したというんですね。
これ、どういうことなのかということですが飛行機の意図的な墜落をほのめかしたともとれる発言、裏には何があったんでしょうか。
≫新たに発表された事実。
アンドレアス・ルビッツ副操縦士はフライト直前、複数の病院に通っていた。
≫副操縦士は今年に入ってこちらの大学病院を検査のために訪れていました。
ただ病院側はその内容については明らかにしていません。
≫病院によれば副操縦士は先月から今月10日にかけて複数回、診察に訪れ検査を受けていた。
更に、副操縦士の自宅から発見されたのは別の病院の診断書。
墜落した日も含めて飛行機を操縦すべきではないと書かれていた。
しかし診断書は破られていたという。
病気を隠していたのだ。
およそ6年前副操縦士がパイロットの訓練を中断していた時期がある。
ドイツ紙によればその理由はうつ病の治療だった。
更に、ニューヨーク・タイムズは副操縦士が視力に問題を抱えていて病院で治療を受けていたと報じている。
飛行機を意図的に墜落させたとされる副操縦士。
彼が生まれ育った町を訪ねた。
≫副操縦士が育ったのはモンタバウアーという人口1万人ほどの小さな町です。
ちょうどあちらの家ですね。
今、この中でドイツの検察が家宅捜索を行っています。
≫一般的な住宅2軒分の広い敷地。
副操縦士の父親は精密機器のガラスを扱う仕事。
母親は、オルガン奏者で比較的裕福な家庭で育ったという。
≫パイロットになるのが夢と話していた副操縦士は14歳になるとこちらにあります飛行機クラブに所属します。
そして次々と飛行機の操縦方法を覚えていったということです。
≫スポーツマンで社交的。
異常な行動とは無縁の温厚な人柄だったという。
一体、動機はなんなのか。
≫副操縦士は閑静な住宅街にあるこちらのアパートに住んでいました。
住民の話によりますと2年半ほど前に引っ越してきて、女性と一緒に暮らしていたということです。
≫郵便受けにはルビッツ副操縦士の名前の下に交際女性とみられる名前も書かれていた。
ドイツの地元紙によればフライトの直前、副操縦士は交際していた女性と恋愛トラブルを抱え悩んでいたという。
副操縦士と去年まで交際していたという客室乗務員の女性がインタビューに答えている。
≫この女性によれば別れた原因はたびたび怒声を上げるなどの副操縦士の異常な行動だった。
夜、悪夢にうなされて墜落すると叫んだこともあったという。
更に、副操縦士は飛行機の意図的な墜落をほのめかすような言葉も残していた。
≫ドイツの検察当局は遺書は見つかっておらず政治的、宗教的な動機も見つからなかったとしている。
≫スタジオには元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
いろいろと事実が明らかになってくる過程でまず、副操縦士が意図的に墜落させたと。
まず、これを聞いてどういうふうに思われましたか?≫やっぱり運航の最終責任者の機長がどうにもこれを止められなかったと。
非常に私は悔しいし残念でありませんね。
≫やはり二度とこうした事故を繰り返さないために今回杉江さんがポイントだと思われた点というのはどういうところなんでしょう。
≫これは、やはり、機長が自分の意思でコックピットに戻れないということは絶対あってはいけないわけです。
今日、私が挙げたポイントは≫この2点に整理できると思います。
≫まず1つ目のコックピットに機長が入れない。
これは、9・11のテロ事件を受けてこうなったんですがそれはまずいと、やっぱり思われますか?≫これは、9・11テロでやはりあのときの事件のショックでアメリカを中心としてコックピットに犯人を入れて航空機をのっとられないことをするというその一念でほかにもいろんな、今回のような想定する事態が考えられたのにそこまでの対策がとられていなかったということなんですね。
≫どうすればいいんですかね。
やっぱり、なんとかして機長が入れるように富川さんが取材したところによるとロックをしてしまうと入れないわけですよね。
≫ですから、緊急時には機長の意思で入れるようにシステムを改善する必要がありますね。
≫航空会社によっては絶対に1人にならないようにCAの方とかが入って2人にしておくとかもしているんですよね。
≫それは本質的な解決にはならないです。
暫定的に少しの効果はありますが根本的な解決は今、言いましたように機長が異常な運航のときにコックピットに戻ると。
そういうことはできない。
≫CAがいても操縦かんを握るわけにはいきませんから。
≫やはり機長なんでしょうね。
そこの根本的な改善。
≫CAの方は女性が多いじゃないですか。
犯人が男性のパイロットだと。
力関係見たってわかりますね。
コックピット内に凶器もありますし。
ですから有効な方策ではないので日本の国交省は慎重な立場。
私は、それは賛成です。
というのは今、おっしゃったとおりCAの人も飛行機のオペレーション全体を理解しないとできませんから。
それは現実問題難しいです。
いろいろな問題が出てくるんです。
≫もう1点挙げられました。
今回、適性検査の方法について。
副操縦士のある異常な発言であるとかいろんな証言も出てきているんですが、この辺例えば診断書が自宅にあって破られていたとか会社側は知るすべがなかったということでしょうか。
≫これは、会社は1回、下りているわけですからその事実はつかんでいますから本人でいくら処理しても関係ないわけです。
医師とか医療機関が完治しましたという報告を会社なり国の機関にするだけですよね。
それを受けて乗務を復帰させる。
その手続きが今回とられていなかったようです。
≫なぜとられていなかったんでしょうか。
≫本当、これは考えられないです。
日本では絶対にあり得ない。
日本の航空会社は必ず医師、病院側からも連絡がいくと。
≫かかりつけとか小さな医者で受けたんでしょうか。
個人で受けた…。
≫指定機関がいろいろありましてここでやってもいいここでやってもいい。
しかし、その結果は最後は必ず会社と国のほうで、これでOKだという判断をしないと。
これは日本とかほかの国なんかはみんなそうやっています。
≫その辺のチェックがなかったことはありえないということですね。
≫大体、日本は厳しいんですけど世界は身体検査の基準が甘いんです。
アメリカでさえも前歴がなければ精神科のチェックはずっとやらないんですよ。
で、ドイツは恐らくやっていないんですね。
最初、入社のときだけやったといっています。
≫とはいえ、実はちょっと挙げてみたんですがいわゆる操縦士が故意に墜落させた事故というのは少なくはないというか何件か起きていると。
これは絶対にこれから防いでいくということでどういうふうに思われますか?≫誰かが1人客席に行くというのは大体、上空高いところなんですね。
地上に離着陸必ず2人います。
高いところというのは今回も10分、墜落の間にありましたね。
その間に戻れればなんとかなるわけですよね。
コックピットからパイロットが後ろに行くのは何もトイレだけじゃなくて例えば、後ろで客室乗務員がにおいがする異常があるといったらパイロットが検査に行きます。
だからコックピットの中にトイレを作るというのも解決にならない。
ですから私がいっているのは根本的解決というのは鍵穴を復活させるとか秘密のコードパイロットだけが知っていてそれでオーバーライドしていつでも入れると。
≫オーバーライドというのは上書きしてしまうということですね。
≫中でロックしても上書き。
1つだけのやり方だと電気的なシステムですから電気的な故障で入れなかったトラブルいっぱいあるんですよ。
だから、メカニカルなことも含めて。
そこはこれだけ科学技術が進歩していますから英知を結集してアメリカがやってきたテロリストを入れないということとそれから機長が戻れるようにする。
この2つの要求を英知を結集していい方法を考えると。
これは元機長として絶対やっていただきたいと思います。
≫しかもスピーディーに対応していただきたいですよね。
≫今回もわずか数分で機長は取り戻すことはできたんですね、機体を。
≫そうです。
もしそういうことがあったら回復できた可能性が…。
≫アルプス山脈だったり周りの環境にももしかしたらよるのかもしれませんけど一応、何分間でも立て直すことはできると。
≫これが身体検査です。
≫わざわざお持ちいただいた杉江さんご本人の…。
≫これは、自分の。
日本ではこういう身体検査証といって免許証が出ています。
ところが外国ではこういう制度をやっていないところがあるんです。
≫本当、早急にやってほしい。
杉江さんありがとうございました。
≫今、日本はどこに向かっているのでしょうか。
20日に安倍総理が自衛隊を我が軍と呼んで波紋が広がっているんですが実はこちら一方なんですが、新しく導入されました護衛艦。
この護衛艦の解釈をめぐっても今、物議がかもし出されているようなんです。
その現場に矢島アナウンサーが行っています。
矢島さん。
≫海上自衛隊の横須賀基地が見下ろせる高台に来ています。
今お話にもあった物議をかもしているものは後ろに見える護衛艦「いずも」です。
遠くから見ていましてもその大きさ迫力に大変驚かされるんですが皆さんも上に乗っている人ですとか近くの車と比較して見ますとその大きさがよくわかると思うんですよね。
全長は248m。
戦後最大の護衛艦です。
この大きさもさることながらやはりパッと見たときに印象に残るのは特徴的な形だと思うんですね。
船首から船尾までまっすぐと続いた甲板。
これが印象に残るかと思います。
この上では、ヘリコプター5機が同時に発着できるぐらいの大きさがあるということなんですね。
今も上に人が乗っているのが見えていますがちょっとこれを見てください。
形の違いといいましたが護衛艦というと通常はこんな形なんですが「いずも」はパッと見ただけで全然、印象が違うというのがよくおわかりいただけると思うんです。
この「いずも」が戦闘機などを配備する空母に似ているというふうにいわれているわけです。
中国や韓国のメディアも准空母にあたるといった報道をしています。
これに対して、防衛省は戦闘機など固定翼機というものを想定したものではないので空母じゃないという見解を示しています。
この一方で、先週安倍総理は我が軍といった発言が出ましたけどもでは、改めてです。
自衛隊と軍隊って一体何が違うんでしょうか。
それは戦後日本の在り方と深く関わっています。
≫圧倒的に巨大な船体が目の前に見えてきました。
護衛艦「いずも」です。
≫横須賀港を巡る遊覧船から見た護衛艦「いずも」。
≫建造費およそ1200億円。
最大9機のヘリが搭載できるほか新型輸送機オスプレイも運用可能だという。
外見はまるで空母だが海上自衛隊はヘリコプター搭載型護衛艦と呼んでいる。
≫日本政府は他国に脅威を与える攻撃型空母は保有できないとの立場。
というのも専守防衛を主な任務とする自衛隊は通常の観念で考えられる軍隊とは異なるというのが一貫した政府の公式見解なのだが…。
今月20日、安倍総理は他国の軍との共同訓練についての質疑の中でこう発言した。
≫安倍総理はおととい自衛隊を我が軍と表現したことを釈明した。
≫自衛隊と軍。
この2つの言葉にはどんな違いがありなぜ、戦後の日本は自衛隊と軍を区別してきたのか。
≫自衛隊の前身警察予備隊が発足したのは日本国憲法施行の3年後。
これは、警察予備隊の隊員に向けた雑誌。
戦争の記憶も生々しい中あることが強調されていた。
≫その後、保安隊と名を変え陸海空の自衛隊に再編されるのが1954年。
≫歩兵は普通科。
砲兵は特科と軍事色のある用語は言い換えてきた。
≫平和憲法と自衛隊の存在の整合性を図るうえで歴代の政権が腐心してきたのが軍との区別だ。
≫波紋を呼んだ安倍総理の我が軍発言。
当の自衛隊の関係者はどう受け止めているのか。
≫我が軍か自衛隊か。
あるいは護衛艦か空母か。
なぜこれほどまでに議論になっているかといいますとそれは、日本国憲法の第9条2項です。
改めて見てみたいと思うんですがこちらのほうに陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。
国の交戦権はこれを認めないと。
この条文との整合性を考えながら慎重にずっとこれを組み立ててきたのが戦後の安全保障であった。
今回の総理の発言我が軍ということで波紋が広がっている。
後藤さん、この真意はなんだったんでしょうか。
≫やはり総理のある面で自衛隊に対する思いの発露。
単なる言い間違いとかそういうことじゃないと思います。
最近、総理のいろんなシーンが出てくるんですが今月に入ってかなり象徴的なシーン2つ感じたんです。
1つは先週の日曜日防衛大学校の卒業式がありました。
帽子投げを総理の前でやったのは初めてなんです。
かつて小渕総理がそれを自分も見たいと言ったんですが防衛大学校側に断られているんです。
一線越えられないといって。
それで、小渕さんは引き下がってビデオで見たという記録が残っているんです。
≫帽子を投げることを?≫正式な儀式が終わったあとの無礼講なわけですね。
それまで、緊張した訓練を受けてきた。
そういう防衛大学校生がいよいよ、これではじけるぞという意味でそこは最高指揮官はその場には居合わせないでくださいというのが防衛大学校の要請です。
小渕さんは行けなかった。
それともう1つ特徴的なのは最近、外国のリーダーが来ると総理は首相官邸の中で儀仗隊の栄誉礼をやるんですね。
これも、これまで歴代の総理であまり見ない光景だったんです。
儀仗隊の儀礼というのはその軍の力を象徴するらしいんですね。
非常に総理はこれに対して納得をしているという意味ではそれで自身の中に自衛隊に対する特別な思い入れがあって気持ちの中ではある一線を越えてしまっているんじゃないかと。
つまりそれは戦後積み上げてきたすべての議論をご破算にしてしまうぐらいの意味があるんですね。
これはメディア側も問題があると思うんです。
すぐに反応しなかった。
野党もそうです。
菅内閣のときに仙谷官房長官が自衛隊を暴力装置って言ったときには野党は猛反発して、そのあと官房長官交代にまで至っているんです。
ですからメディアも野党も反応が鈍すぎたのが私の今回の率直な感想です。
≫反応の鈍さというのは私たちの責任でもあるんですが星さんどうしてこういうふうな状況になったんでしょう。
≫前提として自衛隊が軍ではないというのは日本国憲法を読めば先ほど長野さんに示していただいた日本国憲法によって軍を保持しないといっているわけですから。
そういうことで憲法論からいうと佐藤総理以来歴代の総理が踏襲してきたこと。
それによって防衛費の制限だとか自衛隊が攻撃的な装備を持たないとかコントロールをしてきたわけです。
それによっていろんな効果日本にとってプラスの面も相当あった防衛費を抑制すると。
それについて、安倍さんがどこまで考えておられるのか。
それから、もう1つは国際的には確かにそうかもしれませんがそれによって、日本が軍ではないということによってアジアに対する1つのメッセージになっていたというのがあるんです。
その辺を安倍総理がどう考えているのかということをもうちょっと国会で議論していただきたいと思いますが最近集団的自衛権の行使が限定的とはいえ容認するでしょ。
いずれ参議院選挙に向けて参議院選挙に向けて憲法改正を発議しますということになっているので安倍総理は何を目指しているんだと。
軍事的憲法の改正集団的自衛権。
安倍総理のターゲットというか目標は一体なんなのかというのをきちんと国民に説明してほしいと思うんですね。
つまり憲法改正して国防軍を作るのかその国防軍をどういう規模にするかということを本当にどういうスケジュールで考えているのかというのを国民にきちんと説明することと国会もそれをきちんと議論してもらわないといつの間にかずるずると広がっていくわけにはいかない非常に大事な問題だと思います。
≫日本の置かれている現状に合わないからどんどん変えなきゃという一方の意見はあると思うんですが憲法というのは国民を守るものなんですよね。
国民を守る権利。
それは国が守らなければいけないもの。
≫権力を規制しているものですから。
≫これを軽視していると思わざるを得ない言葉の軽さを最近、感じると思います。
≫函館で起きました転覆事故で乗組員の男性1人が奇跡の生還を果たしました。
彼が15時間閉じ込められた船内の様子が明らかになってきました。
このニュースを含めまして24時間に起きたニュースを一気にお伝えしていきます。
≫北海道函館市の沖合で転覆した作業船の「第18明祐」。
昨日、船内に閉じ込められていました長崎県の乗組員永田勝行さんが15時間ぶりに救出されました。
函館海上保安部によりますと船は沈没していたんですが永田さんのいた一室には船体が急激に傾いたことによって空気がたまっていまして、更に浸水が足首ほどの高さにとどまっていたということなんです。
冷たい水に全身が浸からなかったことが奇跡の生還につながったとみられているんです。
この事故ではこの事故では青森県八戸市の柳町武士さんの死亡が確認されていまして更に昨日の深夜愛媛県新居浜市の船長ミズノ・マサキさんの死亡も確認されたことがわかりました。
乗組員は4人いたとみられていまして現場では今日も巡視船やヘリによる捜索が続けられています。
≫激しい炎が上がりすさまじい黒煙が立ち上っています。
昨日、午後6時半ごろ長野県飯田市の井坪清明さんの住宅から火の手が上がり木造2階建ての1軒屋が全焼。
焼け跡から2人の遺体が見つかりました。
井坪さんはやけどを負い病院に運ばれましたが命に別条はありませんでした。
警察によりますとこの住宅には井坪さん夫婦と娘の3人が暮らしていて、妻と娘と連絡が取れていないことから遺体は2人とみられています。
≫男子テニスのマスターズ大会マイアミ・オープンのシングルス2回戦が行われ、世界ランキング5位の錦織選手が出場しました。
第1セット、錦織選手は第3、第7ゲームで相手のサービスをブレーク。
第1セットは6−2と圧倒。
続く第2セットいきなり第1ゲームからサービスをブレークします。
その後、自身のサービスゲームは一度も落とすことなく錦織が貫禄の勝利で悲願のマスターズ制覇へ好スタートを切りました。
≫創業者であります父との内紛の末におととい、行われました株主総会で社長に再任されました大塚家具の大塚久美子社長です。
そもそもなんで、こんなことになったんでしょうか。
去年の7月のことなんですが経営をめぐって争う2人のやり取りが明らかになりました。
≫株主総会を経て社長に再任された大塚家具の大塚久美子社長。
≫だが、総会の場でも繰り広げられた批判の数々。
≫私たちは騒動が勃発した去年夏ごろ2人のやり取りを聞いたという人物を取材。
≫社員や株主も巻き込んだお家騒動。
果たして本当の決着となったのか。
売上高555億円従業員数1749人。
日本を代表する家具販売大手大塚家具。
内紛劇が露呈したのは先月のことだった。
≫会長である勝久氏が幹部を引き連れ会見。
公然と、娘・久美子社長を批判。
退任を要求したのだ。
そして、その翌日。
≫今度は久美子氏が勝久氏の退任を要求と事態は泥沼化していった。
突如沸き起こったこの問題。
発端はどこにあったのか。
≫大塚家具の前身はここ、埼玉県春日部市で創業しました。
久美子社長もまたこの春日部市で幼いころを過ごします。
頭がよくてきれいという印象があるということです父親の勝久会長にとっても自慢の娘だったということです。
≫当時の一家をよく知る人は…。
≫父の愛情を受けた久美子氏は大学卒業後、銀行を経て1994年に大塚家具に入社した。
長年、大塚家具をウォッチする人物は当時の久美子氏について…。
≫当時の大塚家具は勝久氏のカリスマ的手腕により急成長。
全国に大型のショールームを展開し会員制で、結婚後のまとめ買いなどの需要を取り込むことに成功していた。
そして2009年勝久氏が社長のいすを譲ったのは久美子氏だった。
≫久美子社長は社長に就任するとこの銀座の一等地に本店を開設します。
その一方で各地の店舗を閉鎖するなど大塚家具の路線転換を図りました。
父のあとを受け、社長に就任した久美子氏はショールームを整理・統合し気軽で入りやすい店へと転換し始めた。
そして、高価格帯から中価格帯へのシフトを模索したのだ。
だが、父の路線からの転換は次第に亀裂を生む。
去年の夏ごろから2人の間で経営をめぐって意見が対立していたという。
その場に同席していたという種村氏は…。
≫だが去年7月勝久氏は社長に復帰。
久美子氏は社長を解任されたのだ。
しかし、今年1月には再び久美子氏が社長に復帰。
経営権をめぐって激しい応酬が繰り広げられた。
そして、お互いがお互いの解任を求めるという事態の中開かれた、おとといの株主総会。
≫大塚家具の株主総会はこちらの建物で午前10時から始まりました。
例年、20〜30人の出席しかいないそうなんですが今年は、およそ200人の株主が出席しているということです。
≫世間の注目が集まる中ここでも非難は続いた。
≫更に、勝久氏の妻で相談役の千代子氏も参戦。
≫3時間以上にも及んだ株主総会。
結果は、61%の支持を集めた久美子氏側の勝利となった。
終了後の会見では…。
≫そして勝久氏の処遇については…。
≫一方、勝久氏はこうコメントを発表した。
≫だが、新たなスタートとなる久美子社長にとっても多くの課題が立ちはだかると取材を続けるジャーナリストは語る。
≫いったん、決着はついた形になりましたが父の勝久氏が創業者でありそして18%の株を持つ大株主であるということは変わりないことですからこの勝久氏をどう処遇するのかというのが焦点です。
そして何よりも消費者とどのように向き合っていくのかこちらに注目です。
≫続いては特集です。
今日は庶民の足を直撃する増税のニュースを取り上げたいと思います。
いまや、税金が安いということもありまして大人気の軽自動車なんですがこの税金なんですけれども今、軽自動車自動車の販売台数の中で4割を占めているほど人気です。
この税金がこの4月から7200円から1万800円に増税されるということなんです。
これ、水面下で何が起きているのでしょうか。
≫どんな分野にエンスージアスト熱狂的なファンはいるものとされるが…。
今から、およそ12時間前の真夜中。
エンスージアストたちの不思議な集いが開かれた。
埼玉県三芳町の駐車場にずらりと並んだのは同じ車種の軽自動車。
≫この車が好きだというオーナーたちがネット上で知り合い各地からわざわざこの場所に集まった。
仕事終わりに駆けつけた人も多い。
≫興味がない人にはクエスチョンマークだらけだがわかる人にとってはわかる世界。
どうやら、軽自動車の魅力は深淵だ。
ところかわってこちらは神奈川県相模原市にある軽自動車専門の販売店。
取り扱うのは各メーカーの新車と中古車だ。
とにかく今この軽自動車が熱い。
≫近年、軽自動車の売れ行きはおおむね好調です。
全ての車を対象にした先月の国内新車販売台数で見てもベスト10のうち、6台が軽でした。
≫小回りが利いて維持費も安い。
しかも走りやデザインは日々進化中。
諸事情から、そんな軽自動車の購入や乗り換えを検討している方残念なお知らせがあります。
軽自動車を持っている人が毎年納める軽自動車税。
それが、4月1日つまり、しあさって以降に購入する新車については増税となります。
一概には言えませんが大体今の7200円から1万800円へと税金が1.5倍アップします。
≫昨日、相模原市の軽自動車販売店を訪れた50代の夫婦。
この日が車の引き渡しだった。
≫今回、これまで乗っていた古い中古の軽自動車を少し新しい中古車に乗り換えるという。
≫おや?増税の対象は新車だけのはず。
中古車で税金が増えるとは…。
説明いたします。
実は軽自動車をめぐる税制の変更は新車以外にもあります。
例えば、最初に登録されて13年が過ぎた車。
こちらは、再来年度から税金が最大でおよそ8割上がります。
これまでの車は13年を超えているということでこちらのご夫婦は買い替えを決めたそうです。
まるで、庶民の財布を狙ったような税制の変更にユーザーはさまざまな手で対応するということか。
ところで、ご存じだろうか。
軽自動車という規格があるのは世界中で日本だけだということを。
現在は排気量660cc以下。
限られたサイズで車内の広さを確保し走りを追求してきた。
ガラパゴス化と揶揄されても軽自動車には昔から日本の技術者たちの矜持が詰め込まれていたのだ。
≫そして、実際小さな車は戦後日本の経済復興の礎となった。
モータリゼーションの本格的な波がやってくる前から技術の結晶は街のあちらこちらをにぎやかに走り回った。
1960年のニュース映画にも…。
≫街は車の波、波、また波。
その谷間を縫って我が物顔に走り回るのはベビーカーです。
頭痛の種の駐車にもちょいっと頭を突っ込めばそれでOK。
≫サイズといいコストパフォーマンスといい狭く資源の少ない日本にぴったりなような気もしますが…。
ところで、なぜ今増税なのでしょうか。
そもそも取りざたされた段階から業界団体は猛烈に反発していました。
≫それでも結局今回の増税という運びに。
≫国沢さんは、増税には更に先があるのではとみています。
≫軽自動車大国日本での増税。
我々は昨日、鳥取県に向かった。
≫鳥取市内にあるこちらの市営住宅の駐車場にはご覧のように軽自動車ばかりが駐車されています。
≫県全体の1世帯あたりの軽自動車保有台数は1.02。
つまり一家が1台軽自動車を持っている計算だ。
≫そんな鳥取である男性を取材した。
≫来月からの軽自動車税の増税。
計算上一家に1台軽自動車がある鳥取県で昨日取材した。
鳥取市内で花の苗などを扱う農家の前田卓哉さん。
両親との3人暮らしなのだが一家で持っている軽の台数を聞くと…。
≫トラックを含めて軽ばかりを6台。
さまざまな事情があるようで…。
≫前田さんの自宅近くにあるバス停。
鳥取市内とはいえ1日に6本しかバスが来ない。
≫買い物や病院そして、仕事の移動手段として軽自動車はなくてはならないという前田さん。
頭を悩ませているのは2016年度から始まる古い軽への増税だ。
実は、6台ある軽自動車のうち4台が増税対象となる13年以上の古い車なのだ。
≫計算したところこのままだと年に1万5000円以上負担が増えるという。
≫富川さんもいろいろ地方に取材に行ったりしますけど。
バスが通らなかったりとか列車がなかったりするとお子さんも1人1人持っているみたいな。
≫病院に行くにも軽自動車で近所の方が集まって運転できる人が連れて行くみたいな話を聞きますよね。
≫本当に足なんですよね。
第3のビールもそうですけどある種、そういう生活だとか消費を支えていたものへの狙い撃ちのように見える増税なんですがどうなんでしょうか。
≫自動車をめぐる税制って非常に複雑でしかも、さまざまな政治的な要因によってもみくちゃにされているんですね。
消費税が増税されて22年経ちますがあの時点で、物品税というのは廃止されたんですけど自動車については道路特定財源があるからということでずっと生き延びてきて更に軽自動車が優遇されているということで今度、新たな問題としてEUとのFTA・自由貿易協定。
アメリカとのTPPのときに軽自動車優遇がどうなんだというのが貿易上の問題で焦点になってきている。
≫外圧的にもあるということですか。
≫それともう1個ガラパゴス化といわれていますが軽自動車だけ発達してしまうと日本の自動車業界全体の発展がどうなるんですかという議論もあってですね。
≫どういうことですか?≫つまり、日本だけでどんどん発展していく。
日本だけの規格ですから。
そうすると日本の一般車の産業が衰えていくというか負けていってしまう可能性もあるという。
≫日本、道路狭いからだからこそいいというのがあるんですけどね。
≫それと税制が絡み合っているところが難しいところなんですね。
軽自動車は重要な商品であることは間違いないですがその辺は今年の税制調査会ぐらいからきちっと整理をしていくという時代に入りつつあるんじゃないですかね。
≫せっかく企業努力でどんどん性能をよくしていくと増税みたいな。
≫それもありますけどそういう見方になってしまうと困りますよね。
≫続いては最新ニュースをお伝えします。
≫未来のタカラジェンヌを育てます兵庫県の宝塚音楽学校で合格発表がありまして40人が憧れの舞台への第一歩を踏み出しました。
≫午前10時に合格者の番号が発表されますと集まった受験生たちからは歓声が上がっていました。
今年は1063人が受験しました。
およそ26倍の難関を突破した103期生40人が憧れの宝塚への切符を手にしました。
入学式は来月の18日で未来のタカラジェンヌは2年後の舞台デビューを目指して歌やダンスなどのレッスンに励むことになります。
≫続いてはスポーツです。
今朝、うれしいニュースが入ってきました。
アメリカ・テキサス州で行われた陸上大会で桐生祥秀選手が100m競技に出場し3.3mの追い風参考ながら9秒87という記録で優勝しました。
2メートルを超える追い風があった場合記録は公認されないということなんですが桐生選手は去年、9月に左ふともも裏肉離れを起こしていてインチョンアジア大会は欠場しているんですがそんな中、復帰初戦でこのような記録を残して優勝したというのはすばらしいですよね。
世界記録はウサイン・ボルト選手の9秒58ですが日本人の夢である9秒台がついに見えてきました。
今後の活躍に期待しましょう。
続いてはプロ野球です。
プロ野球、ついに今日広島の黒田博樹投手が公式戦、初登板いたします。
この日を待ちわびたファンと黒田投手の知られざる絆とは。
≫この入団会見から19年。
広島の15番黒田の野球人生は2006年大きな岐路を迎えた。
当時、広島のエースだった黒田はFA権を取得。
他球団に移籍するか迷っていた。
そんな彼を導いたのは…。
スタンドは、残留を願うファンで埋め尽くされた。
≫そして黒田が出した決断は…。
≫ファンの行動に心を動かされ残留を決意。
黒田の広島へのこだわりはそれだけではない。
黒田と同じ上之宮高校出身で広島時代にバッテリーを組んだ西山秀二さんが黒田の心境をこう語った。
≫球団は黒田がメジャー移籍後も彼の背負った15番を空けて毎年オファーを出し続けた。
いつでも黒田が戻ってこられるようにと。
≫ついに黒田選手、今日初登板ということなんですが広島のお天気朝まで厚い雲に覆われていて雨の心配もあったんですが試合が行われる時間の予報は晴れです。
黒田投手の活躍に多くの人の注目が集まりそうですね。
続いてです。
この1週間注目を集めたニュースをランキングで紹介します。
≫朝日新聞のインターネットサイト朝日新聞デジタルでこの1週間アクセスされた数が多かった記事を紹介していきます。
まずは、10位です。
養育費に車。
ひとり親家庭、歓迎。
こちら、美しい日本海に面し豊かな自然があふれる島根県の浜田市なんですが来月から全国で初めてとなる驚きの政策に乗り出します。
それは、県外からひとり親家庭を破格の条件で迎えるというものなんです。
その内容は、高校生以下の子がいる母子、母子家庭、父子家庭が市内の介護事業者と1年間の雇用契約を結ぶと月給15万円以上が支払われるほか1年限りで養育費として月に3万円。
転居費などの一時金は30万円。
更に、契約どおり1年間働けば100万円がもらえてしまうんですね。
そのほか、無償で中古車まで提供してくれるのと公的な経済支援は1世帯あたり最大で400万円以上にもなるんです。
かなり、太っ腹ですね。
しかし、なぜこのような手厚い歓迎をしてひとり親家庭を迎えるのでしょうか。
実は、浜田市は現在過疎高齢化が進み3人に1人が65歳以上。
介護の働き手不足の解消が目的なんだそうです。
≫日本人3人を含む21人が犠牲となりましたチュニジアの博物館襲撃事件で警察官が突入した際の映像が新たに公開されました。
そこには、何度も響きわたる爆発音が。
安全な場所へと誘導される人々。
中には負傷者もいました。
≫そして、2人の容疑者が射殺されると警察官らからは歓喜の声が上がりました。
また、チュニジアの内務大臣はこれまでに事件に関与したとみられる23人を逮捕したと発表しました。
≫続いては、夫事故死の交差点妻、はねられ死亡。
仲のいい夫婦が毎日のように訪れたという地蔵堂。
悲劇は、その目の前の交差点で起きました。
先月15日、愛知県一宮市で自転車に乗っていた杉本久子さん、82歳が車にはねられ亡くなりました。
実は、この交差点で4年前に久子さんの夫・勇さんも事故で亡くなっていたのです。
なぜ同じ交差点で事故は起こってしまったのでしょうか。
≫交差点に信号機はなく近所の人によると高速道路から降りた車が通る危険な交差点だとして知られていたそうです。
そして、1位紹介の前にこちらの記事にも注目したいと思います。
ゴールデンウィークの渋滞後半に集中予測。
でも、そろそろゴールデンウィークの予定を立てているという方もいるんじゃないでしょうか。
今年は、来月、4月25日から5月6日までの12日間がゴールデンウィークです。
連休は5月2日から5連休なんですね。
こちら、よく見てみますと5月2日から3日までが下りのピーク。
5月3日から5日までが上りのピークになると予測されているんです。
更におとといこのようなランキングが旅行会社で発表されました。
ゴールデンウィークに宿泊予約が多い都道府県ランキングです。
ベスト5なんですが5位が沖縄県。
≫沖縄、5位なんですね。
もっと上かと思った。
≫4位が広島県。
広島カープの人気がもしかしたら影響しているのかもしれません。
そして、1位。
めくってみますね。
大阪府なんです。
これはなんでかというと今年度、過去最高の来場者数を見込んでいるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの影響があるんじゃないかなとみられています。
≫中国の観光客とかも多いですね。
≫そして、2位が富山県です。
これは、北陸新幹線が注目されているから富山県にも人が多いんじゃないかと思われます。
そして、3位が後藤さん、なんだと思いますか。
≫石川県かな。
金沢で…。
≫北陸新幹線…。
≫和歌山県です。
これはですね今年、世界遺産の高野山が開創から1200年を迎えたほかこの総合レジャーランドで双子のパンダが誕生するなど話題のスポットとなっているからです。
≫このようなベスト5になっています。
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
≫続いてですね最も関心が寄せられたニュースはこちらでした。
子どもが蹴ったボールで転倒。
親の責任は…。
小学校の校庭から蹴り出されたボールを避けようとして転倒したあとに死亡した男性の遺族が、ボールを蹴った元少年の両親に損害賠償を求めた訴訟の上告審弁論が19日に最高裁で行われまして判決期日を来月の9日としました。
発端は2004年です。
愛媛県今治市で当時、小学生だった男性が蹴ったボールが学校の門を飛び越えてしまいましてバイクで通りかかった80代の男性が避けようとして転倒。
骨折する事故が発生しました。
その後男性は認知症の症状が出ておよそ1年後に肺炎で亡くなってしまったんですね。
亡くなった男性の遺族はおよそ5000万円の損害賠償を求めて提訴。
1審、2審ともボールを蹴った元少年の過失や事故と死亡の因果関係を認定。
2審は元少年の両親におよそ1100万円の賠償を命じまして両親が上告しました。
どんな判決が下されるのか注目が集まっています。
そして、星さんが最も注目した記事はこちらでした。
同性カップル条例案を可決。
木曜日に同性のカップルを結婚に相当する関係と認める、東京・渋谷区の条例案が区議会の総務区民委員会で可決されました。
条例案は渋谷区に住む20歳以上の同性カップルに区が証明書を発行して区民と区内の事業者にカップルを夫婦と同等に扱うように求めまして、違反した事業社名を公表するというものなんですね。
本会議はあさって行われるということですがそこでも賛成が半数を上回る見込みということでこれは全国初という。
≫成立しそうな動きですので結構なことだと思いますね。
いろんな性的な多様性の問題というのを政治がどう取り組むかというのをあまり、日本では取り組んでこなかったのでそろそろ、本格的にやってほしいと思いますし自民党とか民主党も党内で議論してほしいと思いますし国会の中で性的マイノリティーの方たちの話し合いをしましょうという議員連盟もできましたのでしっかりこの話をしてもらいたいと思うのとやはり、家族の問題についての法律の在り方を選択的夫婦別姓の問題も含めて話をする、議論をする時期にきているかなと思いますので私は今回の条例案は非常にいいきっかけになると思います。
≫渋谷区っぽいですよね。
やっぱり文化の中心地であり。
≫世田谷にも広がるということもありますし。
そういうところから始まってどんどん広がっていけばいいと思いますし。
地方の議員もこういう問題を真剣に取り上げてもらって、これから統一地方選挙が本格化して始まりますからアピールしてもらいたいですね。
≫こちら、テレビ朝日屋上です。
六本木、朝は青空が広がっていたんですが今、徐々に雲が多くなってきました。
気温は今、19度と今日も暖かいです。
各地で桜の開花が発表されていますがこちらをご覧ください。
東京・北の丸公園の桜です。
現在は3分咲き。
満開の予想は4月4日ということで週末まで花見を楽しめそうですね。
各地の桜の見ごろ情報をお伝えします。
福岡・舞鶴公園では31日に満開を迎えます。
週末にかけてお花見が楽しめそうです。
大阪城公園の桜は4月3日から6日。
週末から来週初めが見ごろです。
名古屋城では明日が満開の予想です。
横浜・三渓園の桜は木曜日から週末にかけて満開となるでしょう。
それでは全国のお天気です。
≫今日の東京の雨は桜の開花や成長を促す花起こしの雨となりそうです。
明日、あさっては気温が上がりますので夜桜見物に行くのもいいかもしれませんね。
≫改めて番組からお知らせがあります。
「報道ステーションSUNDAY」は来週4月の5日から今、朝10時からなんですけども夕方の4時30分からのスタートになります。
それで、今日、星さんがご卒業ということでありがとうございました。
星さん、2年間こちらのスタジオでご一緒させていただきました。
≫久しぶりに日曜日は休ませてもらいますので。
これから普通の政治記者の生活に戻りますけども。
≫ぜひ、星さんにとにかく、ここを一番注目したいと思われるニュースを。
≫私は一番気にしているのは沖縄の問題です。
沖縄というのは政治家も我々メディアのほうもいろいろ、考えさせられる問題だと思います。
2つポイントがあって1つは現状のレベルといいますか現時点で言うと例えば抑止力どうするんだとか中国が台頭しているじゃないかという議論があってその抑止力も私はもっと本格的な議論をしたほうがいいと思うけど現在がどうなっているかというありますよね。
ただ、沖縄の問題歴史軸というか縦軸というのも政治家もメディアも忘れてもらっちゃ困るんですね。
この80年、沖縄は戦争があって、地上戦で20万人亡くなる。
ある意味で一番の大きな犠牲ですよね。
それからそのあとアメリカに占領されてもともと、海兵隊っていうと沖縄に昔からいるようなものだと思ってますがもともとは本土にいたんですね。
本土にいたのを強引に沖縄に持っていって日本の米軍基地の74%を沖縄が抱えているわけですよね。
そういうときに単に今の抑止力だ、アメリカの要請だっていうことだけで押し付けていいのかっていうことは政治家も我々もメディアも歴史軸の話としてしっかりと議論しなきゃいけない。
そのためにメディアもしっかり必要な情報を正確に伝えていく責任があると思いますね。
≫私たちも星さんの言葉をしっかりと胸にとめて伝えていきたいと思います。
≫私もまだ頑張るつもりですのでよろしくお願いいたします。
≫そして、スタート時から3年間一緒にやってきた竹内さんも今日で卒業ということです。
≫番組立ち上げ当初は報道に携わったことがなくて本当にいろんなことを教えていただきました。
いろんな方にご心配をおかけしたと思います。
ありがとうございました。
4月からは夕方の平日の「スーパーJチャンネル」という番組そして、引き続き2015/03/29(日) 10:00〜11:45
ABCテレビ1
報道ステーションSUNDAY[デ][字]

日曜日も報道ステーション!週末起きた最新ニュースを報ステならではの取材力で追跡。時代を映し出すドキュメンタリー特集、キーパーソンとの生討論。最新スポーツ情報も。

詳細情報
◇番組内容
週末に起きたニュースを現場の緊迫感や速報性を重視して取材。またスポーツ速報、長野智子によるキーパーソンとの生討論、硬軟取り混ぜた時代を映し出すドキュメンタリー特集など、情報満載でお送りします。
◇出演者
【メインキャスター】
長野智子
【サブキャスター】
富川悠太(テレビ朝日アナウンサー)
【スポーツキャスター】
竹内由恵(テレビ朝日アナウンサー)
【フィールドリポーター】
矢島悠子(テレビ朝日アナウンサー)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst-sun/

放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

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日本語
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