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【プロ野球】

デーブお手上げ惨敗 「作戦も何もない」

2015年3月30日 紙面から

◇日本ハム11−1楽天

 日本ハムが先発全員の17安打11得点で大勝した。1回に陽岱鋼とレアードの2ランで4点を先制。2回は中田のソロ、3回は中島、田中の適時打で3点を加えた。ガラテは5イニング無失点で来日初登板勝利。楽天は投手陣が崩れた。

      ◇

 デーブ楽天が日曜日の惨劇に見舞われた。ベンチに座る大久保監督の表情が凍る。その目の前を次々とハム戦士たちが本塁上を駆け抜けた。17安打を許し、11失点。指揮官が戦力として確信していた若手3投手が序盤に炎上した。

 なす術がなかった。先発の横山が2発を浴び1イニングを投げきることもできずに降板。続くルーキー入野、3番手の2年目浜矢も日本ハム打線のエジキになった。5回まで毎回失点。「こうなってくると、作戦も何も立てられない」。指揮官が掲げる超機動力野球の看板も早々に店じまい。淡々と試合終了を迎えた。

 何から何まで、悪い方に流れた。練習中に下半身の張りを訴えた松井稼が欠場。外野手の連続守備機会無失策を更新していた聖沢は、3回の守備で送球エラー。プロ野球記録は927でストップした。主砲ペーニャは4回に見逃し三振を喫したのを不服とし、バットで足下にラインを引いたのを「侮辱行為」とみなされて来日初の退場処分を食らった。

 踏んだり蹴ったりの展開でも、指揮官は「開幕という独特のムード。しかも、アウェー。その中で(3連戦で)1つ勝てたことは、自分の中では五分だと思っている」と熱弁した。一息入れて、本拠地仙台へ。「これをバネにして、コボスタで良い戦いをしたい」と力を込めた。 (井上学)

 

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