辺野古基地建設工事をめぐって沖縄と安倍政権が真っ向から対立している中で、きのう3月25日のNHKニュースウオッチ9の大越健介キャスターが、極めてタイムリーな番組を企画した。
みずから翁長沖縄県知事と菅官房長官の双方に個別にインタビューをして、それぞれの言い分を、一切のコメントなくそのまま放映したのだ。
今週末でNC9のキャスターを去る大越健介が最後に見せた良心的な番組だ。
さんざん批判して来た大越キャスターであるが、この最後の仕事ぶりを見て、評価を一変した。
このインタビューを見て、私はつくづく思った。
菅官房長官は、逆立ちしても翁長沖縄県知事には勝てないと。
どうりで、菅官房長官が翁長知事の面会の要請から逃げ続けているわけだ。
翁長知事は語っていた。
日本の0.6%の土地である沖縄に、米軍基地の74%を押しつけ続け、更にまた沖縄県の民意に反して新たな米軍基地建設を強行する。私は自民党、保守の政治家として日米同盟の重要性は認めるが、こんな事をしていたら、その日米同盟が危うくなると。
左翼では絶対に言えない正論である。
そして良識ある保守は、この言葉に反論できる者はいないはずだ。
それに比べ菅官房長官は何と言ったか。
沖縄の軽減負担の為だ。その為にこれまでの日本政府と沖縄県が合意して来た。抑止力の維持の為にはそれが唯一の選択肢だ、と。
馬鹿の覚えのように菅官房長官はそればかり繰り返している。
まるで政府のマニュアルのような金太郎飴答弁だ。
しかし、この発言には大きなウソがある。
辺野古に建設される新米軍基地は、普天間基地の代替ではなく全く新しい米軍基地の建設だ。
しかもそれは日本にとっての抑止力でなく、米軍の軍事戦略のための基地である。
このことは少しでも軍事的知識がある者なら皆知っていることだ。
もちろん日本政府は知っている。
そんなウソをあたかも本当のように繰り返す菅官房長官は、国民を馬鹿にした許し難い政治家だ。
一日も早く翁長沖縄県知事と菅官房長官の面会が実現してほしい。
そして翁長知事と菅官房長官の一騎打ちを見てみたい。
沖縄の正しさと、安倍政権の卑劣さが、国民の前で明らかになるだろう。
安倍政権は辺野古工事を強行することによって墓穴を掘る事になる(了)
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