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 スマートフォンで芸能人や起業家と直接交流できるアプリ「ナナゴーゴー(755)」が人気だ。累計ダウンロード数は400万を突破した。LINE(ライン)の独壇場だったメッセージアプリの世界だが、ニッチな分野では新興勢力が台頭する余地が残されている。

 755は、IT企業のサイバーエージェント(藤田晋社長)と、旧ライブドアの堀江貴文元社長が立ち上げたSNS社による合弁会社が運営する。奇妙な名称は、証券取引法違反の罪で堀江氏が刑務所に服役中だったころの番号にちなむ。

 2013年に堀江氏が仮釈放後、友人の藤田氏に「LINEみたいな会社を起こそう」と持ちかけたのが始まり。当時、LINEを使う人はすでに億単位にまで普及していた。

 藤田氏は「いまから追いつくのは無理」と思ったものの、著名人のトークを公開し、そこに一般ユーザーがコメントするアイデアがひらめいた。