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「バターン死の行進」米で語り継ぐ催し
3月24日 1時46分

太平洋戦争中、フィリピンで旧日本軍の捕虜となったアメリカ兵が収容所に移動させられた際、多くの死者が出たとされる、いわゆる「バターン死の行進」を語り継いでいこうと、アメリカで元捕虜や兵士などおよそ6000人が行進しました。
「バターン死の行進」は、太平洋戦争中の1942年、フィリピンのバターン半島で旧日本軍の捕虜となったアメリカ兵たちが、収容所まで長距離、徒歩で移動させられた際、多くの死者が出たとされるものです。
この戦争体験を語り継いでいこうと、フィリピンに出兵して犠牲となったアメリカ兵が多い西部ニューメキシコ州では、毎年、生還した元捕虜やその親族、それに現役の兵士などが行進していて、戦後70年のことしも、22日、およそ6000人が集まりました。
初めに犠牲者を追悼することばが述べられたあと、参加者たちは元捕虜と握手を交わし、行進を始めました。
元捕虜の人たちは高齢になっているため、年々、参加が減っているということで、ことしは10人が行事に参加し、このうち実際に行進したのはベン・スカードンさん1人でした。
当時、食べ物が少ないなか、炎天下の下、数日間歩いて移動したというスカードンさんは「こうして歩くと、当時の光景を思い出します」と話していました。
また、別の参加者は「戦後70年となることし、過去に起きたことを知るのは大事だと思います」と話していました。

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