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特定秘密保護法 運用の監視始まる3月30日 14時26分
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政府による特定秘密保護法の運用を監視する衆参両院の「情報監視審査会」がそれぞれ初会合を開き、法律の施行から3か月以上を経て運用の監視が始まることになりました。
特に秘匿が必要な安全保障に関する情報を特定秘密に指定して保護する特定秘密保護法は、去年12月に施行されましたが、政府による法律の運用を監視する衆参両院の「情報監視審査会」は、運営の在り方などを巡る各党間の調整に時間がかかり、委員の選任などが遅れていました。
衆議院は30日、委員8人による情報監視審査会の初会合を開き、全員が審査会に提示された政府の特定秘密を外部に漏らさないことを誓うという宣誓を行いました。
そして、互選の結果、初代の審査会長に自民党の額賀元財務大臣が就任し、額賀氏は「審査会の果たすべき役割は極めて重要なものがあり、国民から信頼される審査会の在り方を構築していかなければならない」と述べました。
これに先立って、参議院も情報監視審査会の初会合を開き、初代の審査会長に就任した自民党の金子前決算委員長は「公正かつ円満な運営に努め、審査会が任務を全うできるよう尽力していく」と述べ、法律の施行から3か月以上を経て、衆参両院で運用の監視が始まることになりました。
衆参両院の情報監視審査会は今後、非公開で審議を行うことにしており、法律の運用を巡る監視機関としての実効性の確保が課題になる見通しです。
衆議院は30日、委員8人による情報監視審査会の初会合を開き、全員が審査会に提示された政府の特定秘密を外部に漏らさないことを誓うという宣誓を行いました。
そして、互選の結果、初代の審査会長に自民党の額賀元財務大臣が就任し、額賀氏は「審査会の果たすべき役割は極めて重要なものがあり、国民から信頼される審査会の在り方を構築していかなければならない」と述べました。
これに先立って、参議院も情報監視審査会の初会合を開き、初代の審査会長に就任した自民党の金子前決算委員長は「公正かつ円満な運営に努め、審査会が任務を全うできるよう尽力していく」と述べ、法律の施行から3か月以上を経て、衆参両院で運用の監視が始まることになりました。
衆参両院の情報監視審査会は今後、非公開で審議を行うことにしており、法律の運用を巡る監視機関としての実効性の確保が課題になる見通しです。
「拡大解釈ないように」
衆議院情報監視審査会の額賀審査会長は記者会見で「法律の運用にあたっては、政府がいたずらに拡大解釈をすることがないようにしなければならない。国民に安心、信頼してもらえる委員会運営を行い、将来に禍根を残すことがないようにすることがわれわれの責任だ」と述べました。
「責任の重さ感じる」
参議院情報監視審査会の金子審査会長は記者団に対し「初めての仕組みなので、非常に責任の重さを感じている。できるだけ国民から信頼されるような審査会の運営に努め、衆議院側とも話し合って特定秘密の監視方法などについて速やかに決めていきたい」と述べました。