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川内原発 きょうから再稼働前の「使用前検査」3月30日 4時16分
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鹿児島県にある川内原子力発電所1号機で、原子力規制委員会は再稼働の前に必要な設備や機器の検査、「使用前検査」を30日から始めます。原発事故後に作られた新しい規制基準の下で初めての検査で、新設された重大事故対策の設備など多岐にわたる検査を確実に行うことが求められます。
川内原発1号機と2号機は去年、原子力規制委員会から全国の原発で初めて新しい規制基準に適合していると認められ、多くの安全対策の設備や機器が新設されています。再稼働には、これらの設備や機器が計画どおりに設置され、性能を備えているかを確認する使用前検査を受ける必要があり、九州電力はまず1号機の検査を申請していました。
使用前検査では、九州電力が行う検査の結果を規制委員会が確認することになっていて、初日の30日は、原子力規制庁の5人の検査官が検査方法が適切か聞き取りなどを行います。新しい規制基準の下で初めての検査となり、規制委員会は新基準で義務づけられたおよそ500に上る重大事故対策の設備を重点的に検査する方針を示しています。また、1号機は原発事故後の平成23年5月からおよそ4年間停止しているため、従来からある機器についても劣化や不具合を慎重にチェックする必要があります。
九州電力は今後、検査を受けながら6月上旬に原子炉に核燃料を入れ、7月初旬に制御棒を引き抜いて起動させるとした工程を示していますが、検査を確実に行うことが求められ、長引く可能性もあります。
使用前検査では、九州電力が行う検査の結果を規制委員会が確認することになっていて、初日の30日は、原子力規制庁の5人の検査官が検査方法が適切か聞き取りなどを行います。新しい規制基準の下で初めての検査となり、規制委員会は新基準で義務づけられたおよそ500に上る重大事故対策の設備を重点的に検査する方針を示しています。また、1号機は原発事故後の平成23年5月からおよそ4年間停止しているため、従来からある機器についても劣化や不具合を慎重にチェックする必要があります。
九州電力は今後、検査を受けながら6月上旬に原子炉に核燃料を入れ、7月初旬に制御棒を引き抜いて起動させるとした工程を示していますが、検査を確実に行うことが求められ、長引く可能性もあります。