ライフハッカー編集部 - こころ,モチベーション,仕事術,時間管理 09:00 AM
「本を読みたいけれど時間がない」問題を解決する方法
99U:良いタイミングで本を読むと、プロジェクトのアイデアがひらめいたり、抱えている問題が解決に向かったり、あるいは大事なときにインスピレーションやモチベーションを得られます。
何千年もの間、人間は書物を書いてきました。ということは、必要とあればいつでも引き出すことのできる、ほぼ無限の知識がこの世界にはあるということです。先達の賢人から多くを学ぶことができることを考えれば、毎日の生活の中で本を読む時間を今より大切にすることは、価値のあることです。しかし、日々注目し、エネルギーを注ぐ対象がすでに何百もある中で、どのようにして本を読む時間を作ることができるでしょうか。
『The Obstacle Is the Way』の著者であるライアン・ホリデイ氏は、読書を優先させないから本を読むことが難しくなるのだと論じています。
1日3回の食事の時間を、どこでとりますか? 睡眠時間はどのようにして確保しますか? 子どもやパートナー、恋人と過ごす時間をどう確保していますか? そんな時間が、どこにでもあるわけではないですよね。本当に大事だから、そのために時間を作るわけです。それが人生において、譲れないことだからです。
(中略)
おそらく本を読む時間が作れないのは、読書の目的を忘れているからではないでしょうか。楽しむだけが目的ではありません。人類は、5000年以上も前から書物に知識を記録してきました。ということは、自分が今取り組んでいることが何であれ、悩んでいる問題が何であれ、対処法は自分よりも何倍も賢い人が書いた本のどこかに書いてある可能性が高いということです。
ホリデイ氏のアドバイスを受け入れ、もう1歩踏み込んでみると、どこへ行くにも本を持っていくことで、読書が容易になります。いつでも手の届くところに本があることで、電車の中や約束までの待ち時間、そしてランチタイム、時間が空いた時はいつでも、本を開いて読むことができます。物理的に書物を持ち歩くのが嫌ならば、スマホで使える電子書籍アプリ(KindleやiBooksなど)でもいいでしょう。
予算に合えばの話ですが、もうひとつの方法として、よく時間を過ごす場所すべてに、違う本(または同じ本のコピー)を置いておくという方法があります。ひとつは自宅に、もうひとつは仕事場に、そしてもうひとつは車にというようにです。偉大なドクター・スースの言葉を借りれば、「読めば読むほど、知識が増える。知れば知るほど、行き先が増える」のです。
How to Make More Time for New Hobbies|99U
Tanner Christensen(訳:コニャック)
Photo via Christopher on Flickr
- <問い>の読書術 (朝日新書)
- 大澤真幸朝日新聞出版