前回までのあらすじ
「とりあえず転職活動を始めよう」と決めてから1か月…わたしは…
特に何も動いていなかった。
「う~ん、めんどいが…そろそろ履歴書とか書いてみるか……」
「転職する時の履歴書って、就活の時と同じやつでいいんだっけ?」
カチッ
ん・・・?
「なんだこれ…『職務経歴書』だと?!」
聞いてないんだけどおおおお
なに!?「職務経歴書」ってええええええ
「…職務経歴書とは」
履歴書に盛り込めなかった具体的な経歴を補完して記載出来るもので、より深い自己アピールに繋がる大事な書類だ。通常は履歴書と共に提出することが多いぞ!
「しかし『職務経歴』と言われても、まともな会社で働いたこともないし、どうしたもんかのう……」
「大丈夫!」
会社員勤めでも、個人事業主(フリーランス)でも、職務経歴書を書くにあたって大事なことは同じ!
見やすい、わかりやすく、簡潔に!
- ブラックかブルーのボールペン書き
- 修正液は使わない
- A4サイズで1~2枚に収める
- 箇条書きを利用する
そもそも企業が職務経歴書を書かせる目的は、数多くの応募者の中から明らかに採用基準を満たしていない人間をふるい落とすこと。書類をじっくり読んでもらうというよりは、パッと見て「この人は良さそう」と思わせることが大事だ。上記の事項はとても基本的なことだが、「伝える」という点ではベストな方法だ。あれこれ書き足したくなる気持ちをグッと抑えて、シンプルに自分の強みをアピールしよう!
その企業のニーズに合っているか
どんなにすごい才能を持っていても、応募する企業にとって何のメリットもない能力ならば価値はない。相手が求めていること、興味を持ちそうなことに的を絞って提示する。そういったプレゼン能力も問われるぞ!
具体的な数字を出す
「コミュニケーション能力がある」「プロジェクトを成功させた」という漠然とした表現だけでは少々具体性に欠ける。「街角調査で300人からアンケート回答を得ることに成功した」「500人規模のパーティーの運営を務めた」「ユーザー動員数5万人達成」など、数字を盛り込むことで一気に信憑性が上がる。裏付けを取れる資料も一緒に提示できれば尚良し!
「キミの場合ならこんな感じかな」
具体的な数字も盛り込んでるし、 簡潔で分かりやすい。あとは各企業のニーズに応じた情報をもう少しプラスすれば……
「目には目を、歯には歯を、クリエイティブな会社にはクリエイティブな職務経歴書を…」
ちゃらんぽらんな職務経歴書を作成する暇な女子大生。果たしてこんなものを受け入れてくれる企業は日本に存在するのか。そして初登場のこの男は一体誰なのか……?
作者:暇な女子大生
平成生まれのブロガー。就職活動中に始めた「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ」が図らずもヒットし、就職せずそのままフリーライターになる。珍スポット巡りと寿司を食べることだけが生きがい。