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イランの核開発問題巡る協議 最終合意へ交渉山場
3月30日 7時03分

イランの核開発問題を巡る協議は、最終的な合意に向けた枠組みをまとめる期限が2日後に迫るなか、29日までにイランと欧米などのすべての関係国の外相がスイスに集まり、今も残る対立点の解消を目指して最終調整を行う予定で、交渉は山場を迎えています。
イランと国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた関係6か国は、核開発問題の解決に向けた最終合意の枠組みを今月31日までにまとめることを目指し、スイスで交渉を続けています。
期限を2日後に控え、29日にはイギリス、ロシア、それに中国の外相がスイスに到着し、すでに現地で交渉を続けていたイランやアメリカなど4か国の外相と合流しました。このうち、イギリスのハモンド外相は到着後、記者団に対し、「私たちがここに集まったのは、合意は可能だと考えているからだ」などと述べ、期限内に枠組みをまとめることに強い意欲を示しました。
一方で、イランにかけられている制裁の解除の方法などを巡って依然、大きな隔たりが残っており、欧米側もイランも、歩み寄りのためには相手側の政治決断が不可欠だとしています。このため、関係国は外相みずからが直接交渉を行うなどして最終調整を進めるとみられ、交渉は最大の山場を迎えています。

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