Facebookは無人航空機の初めてのテスト飛行を実施したことを、米国時間3月26日にF8カンファレンスで発表した。同社は世界中のさらに多くの人々にインターネットを提供するために、これよりもかなり大きな太陽光発電ドローンの飛行を目指しており、今回のドローンは航空力学の試験を行うための小型モデルだった。
Facebookの大型ドローンは「Aquila」という名称で、2015年夏に初のテスト飛行が予定されていると、同社のエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるJay Parikh氏が26日に掲載されたThe Wall Street Journalのインタビューで述べている。
Facebookの最高技術責任者(CTO)Mike Schroepfer氏はF8カンファレンスの参加者らに対し、「6~9万フィート(約1万8300~2万7400m)という非常に高い上空を飛行し、1回で数カ月間任務を遂行して、バックボーンのインターネットアクセスを地上に提供しようというのがその構想だ」と語った。
ブーメランのような形状をしたAquilaは、重量は小型自動車ほどしかないが、翼幅は「Boeing 737」と同程度になるという。その寸法は、3月に入って初の世界1周達成に向けて飛び立った、人間の飛行士が操縦する航空機「Solar Impulse 2」に似ている。いずれも太陽光パネルが翼に搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。