アメリカで「炭酸飲料離れ」が顕著に 10年連続で販売量が減少
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アメリカの炭酸飲料離れ、顕著に 10年連続で販売量減
米国の2014年の炭酸飲料の販売量が10年連続で減少したことが、米業界誌ビバレッジ・ダイジェストの調査で分かった。炭酸好きで知られてきた米国民の間で近年、健康志向が徐々に高まり、「炭酸離れ」が一段と進んでいる。
同誌によると、14年の販売量は前年比0・9%減の88億ケース(1ケース=約5・7リットル)だった。13年の3・0%減に比べ減少幅は小さくなったものの、減少傾向は続いている。
炭酸離れは飲料メーカーの業績にも響いており、米飲料大手コカ・コーラの14年通期決算は、純利益が前年から17%減った。一方で、スポーツ飲料やミネラルウォーターなどは消費が伸びている。コカ・コーラやペプシコなどの飲料大手も炭酸に依存しない事業の多角化を進めている。(ニューヨーク=畑中徹)
(朝日新聞デジタル 2015/03/29 23:07)