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ジャヌビアなど重い副作用に「血小板減少」- 厚労省、添付文書改訂の周知を要望
厚生労働省は日本製薬団体連合会に対し、2型糖尿病治療薬シタグリプチンリン酸塩水和物(製品名ジャヌビア、グラクティブ)など医療用医薬品6成分について、製造販売業者に添付文書改訂の周知を求める通知を出した。同薬に関しては、「血小板減少があらわれることがある」とし、「重大な副作用」に追記する必要があるとした。【松村秀士】
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PMDA(医薬品医療機器総合機構)によると、直近の 3か年度で同薬の投与による血小板減少関連症例が6例確認され、このうち同薬との因果関係が否定できない症例が2例あった。
このほか、厚労省が重大な副作用への追記を指示したのは、▽ドライアイ治療薬レバミピド〔点眼剤〕(ムコスタ)に「涙道閉塞、涙嚢炎」▽副腎皮質ホルモン剤のトリアムシノロンアセトニド〔筋注用・皮内用・関節腔内用注射剤〕(ケナコルト)に「腱断裂」▽抗悪性腫瘍剤シクロホスファミド水和物(エンドキサン)に「横紋筋融解症」▽悪性軟部腫瘍の治療薬パゾパニブ塩酸塩(ヴォトリエント)に「網膜剥離」▽抗悪性腫瘍剤パニツムマブ〔遺伝子組み換え〕(ベクティビックス)に「皮膚粘膜眼症候群」―。
いずれの医薬品についても、観察を十分に行って異常を認めた場合は投与を中止し、適切な処置を行うことも付け加えるべきだとした。
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