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最終更新:2015年3月29日(日) 19時20分

ボウリングの聖地「田町ハイレーン」閉館

 ボウリングブームの象徴的存在だった東京・港区の老舗ボウリング場「田町ハイレーン」が、29日、43年の歴史に幕を下ろしました。

 ボウリングブーム最盛期の1972年にオープンした「田町ハイレーン」。最終日を迎えた29日は、午前9時から5時間余り、レーンが無料解放され、その後、会員限定で「投げ納め」も行われました。

 田町ハイレーンは当初、5つのフロアに110レーンを備えたボウリング場としてオープンし、日本の女子プロボウラー初のパーフェクトゲームを達成した中山律子さんも利用していました。29日、閉館を見届けるため、中山さんも訪れました。

 「寂しいね、寂しいね」(日本プロボウリング協会 名誉会長 中山律子さん)
 「ボウリングが好きなので、いろいろな所に足を運ぶが、そういう所が少なくなるのは寂しい」(利用客)

 田町ハイレーンがオープンした当時、国内のボウリング場はピークの3697店あったのが、現在はおよそ4分の1の852店。田町ハイレーンも規模を縮小して営業を続けてきましたが、建物が老朽化し、耐震性に問題があるため、取り壊され、跡地の利用方法は未定だということです。(29日17:05)

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