尾崎夏樹弁護士 に関する 緊急声明
2015年03月28日 09時57分42秒
カテゴリー: 声明
<尾崎夏樹弁護士に関する緊急声明>
2012年11月13日、放射能汚染の危険性があるがれきをごみ焼却場で燃やすために、此花区民ホールで行われた大阪市主催の「震災がれき焼却説明会」。関西大弾圧救援会(以後、救援会)では、この動きに抗議して逮捕・起訴された当該のうちの一人の弁護を、2013年1月、大阪弁護士会所属の尾崎夏樹氏に依頼しました。
裁判は公判前整理手続きを経て2013年11月28日、大阪地裁で懲役8ヶ月・執行猶予2年の不当な有罪判決が下されました。当該はすぐに控訴をし、2014年10月から大阪高裁による審理が行われましたが2015年1月26日、控訴は棄却され、有罪が確定したものです。
控訴審の審理中であった2014年11月29日、尾崎氏は大阪維新の会から大阪府会議員選挙(2015年4月)への立候補を表明。池田市内で橋下徹氏らとともに街頭演説を行ったことがこのほど判明しました。尾崎氏がいつ維新の会に入会し、府議会議員選挙への立候補を決意したかは定かではありませんが、裁判中はもちろんのこと、現在に至るまでも、当該や救援会に対して何ら入会及び立候補についての説明はありません。
2月下旬、尾崎氏の街頭宣伝カーを偶然にも当該が見かけ、大きな衝撃を受けました。これにより救援会も立候補の事実を知ることになるのですが、尾崎氏は一審の途中から主任弁護人をしていただけに、当該はもちろんのこと、救援会も信頼してさまざまな相談をしてきたのです。救援会としてもこのような事態は受け入れがたく、尾崎氏の行動は公安事件を担当する弁護士としての基本的な資質に欠けるとともに、弁護士の職業倫理に照らしても、あまりに無責任、無節操なやり方ではないかと考えます。
尾崎氏が大阪維新の会に入会後も救援会の弁護団の一員として活動を続けたことは、利敵行為に当たると言っても過言ではありません。そのため当該や救援会の情報が尾崎氏を通じて検察・大阪市側に流れたのではないかと危惧せざるを得ない状況が生じており、入会を決意した時点で、すみやかにその旨を当該・救援会に通知し、弁護団を辞任すべきであったと考えます。
今回のことで、救援会として弁護士選任に当たっての選考基準の曖昧さ、調査不足の点があったと反省するとともに、このような弁護人のもとで行われた裁判をご支援くださった多くの皆さまにお詫びいたします。
尾崎弁護士は、橋下徹大阪市長が推進した「がれき焼却」に真っ向から反対し、抗議し、逮捕・起訴された被告の主任弁護人でありながら、その一方で橋下徹氏率いる大阪維新の会に入会し、活動していたのです。私たちはこのような到底、理解しがたい背信行為を続けた尾崎弁護士を許すことはできません。
<参考資料>
大阪維新の会 公認者一覧
2014年11月29日、池田市での街頭演説
(尾崎夏樹弁護士の演説は13分55秒から)
2015年3月27日 関西大弾圧救援会
2012年11月13日、放射能汚染の危険性があるがれきをごみ焼却場で燃やすために、此花区民ホールで行われた大阪市主催の「震災がれき焼却説明会」。関西大弾圧救援会(以後、救援会)では、この動きに抗議して逮捕・起訴された当該のうちの一人の弁護を、2013年1月、大阪弁護士会所属の尾崎夏樹氏に依頼しました。
裁判は公判前整理手続きを経て2013年11月28日、大阪地裁で懲役8ヶ月・執行猶予2年の不当な有罪判決が下されました。当該はすぐに控訴をし、2014年10月から大阪高裁による審理が行われましたが2015年1月26日、控訴は棄却され、有罪が確定したものです。
控訴審の審理中であった2014年11月29日、尾崎氏は大阪維新の会から大阪府会議員選挙(2015年4月)への立候補を表明。池田市内で橋下徹氏らとともに街頭演説を行ったことがこのほど判明しました。尾崎氏がいつ維新の会に入会し、府議会議員選挙への立候補を決意したかは定かではありませんが、裁判中はもちろんのこと、現在に至るまでも、当該や救援会に対して何ら入会及び立候補についての説明はありません。
2月下旬、尾崎氏の街頭宣伝カーを偶然にも当該が見かけ、大きな衝撃を受けました。これにより救援会も立候補の事実を知ることになるのですが、尾崎氏は一審の途中から主任弁護人をしていただけに、当該はもちろんのこと、救援会も信頼してさまざまな相談をしてきたのです。救援会としてもこのような事態は受け入れがたく、尾崎氏の行動は公安事件を担当する弁護士としての基本的な資質に欠けるとともに、弁護士の職業倫理に照らしても、あまりに無責任、無節操なやり方ではないかと考えます。
尾崎氏が大阪維新の会に入会後も救援会の弁護団の一員として活動を続けたことは、利敵行為に当たると言っても過言ではありません。そのため当該や救援会の情報が尾崎氏を通じて検察・大阪市側に流れたのではないかと危惧せざるを得ない状況が生じており、入会を決意した時点で、すみやかにその旨を当該・救援会に通知し、弁護団を辞任すべきであったと考えます。
今回のことで、救援会として弁護士選任に当たっての選考基準の曖昧さ、調査不足の点があったと反省するとともに、このような弁護人のもとで行われた裁判をご支援くださった多くの皆さまにお詫びいたします。
尾崎弁護士は、橋下徹大阪市長が推進した「がれき焼却」に真っ向から反対し、抗議し、逮捕・起訴された被告の主任弁護人でありながら、その一方で橋下徹氏率いる大阪維新の会に入会し、活動していたのです。私たちはこのような到底、理解しがたい背信行為を続けた尾崎弁護士を許すことはできません。
<参考資料>
大阪維新の会 公認者一覧
2014年11月29日、池田市での街頭演説
(尾崎夏樹弁護士の演説は13分55秒から)