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 独格安航空会社ジャーマンウィングス機の墜落直前の機内の生々しい様子が明らかになった。独大衆紙ビルトが29日報じた。操縦室から閉め出された機長(34)が「頼むからドアを開けてくれ!」と、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)を説得しつつ、非常用のおので扉を破ろうと必死の努力を続けていたようだという。また、副操縦士が視力の問題を抱えていたことも明らかになった。

 墜落機は、24日午前10時1分にスペイン・バルセロナの空港を離陸し、高度約1万1500メートルまで上昇した後、約8分間で急降下し仏南部の山中に墜落。副操縦士が「故意に墜落させた」とみられている。