アイドル戦国時代に“正統派の遺伝子”「さんみゅ~」を投入するサンミュージックの挑戦
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──アイドル界は、AKBがもちろんトップですが、ももクロも伸びてきて、ファンの方々もさまざまなグループに目を向けるようになってきています。
富岡氏 そうはいっても、やはりAKBさんが強いですね。とんでもなく強い。
──そういう中で「さんみゅ~」は、この戦国時代を生き抜くために、どういう勝負をしていくのでしょうか。
富岡氏 家族で見られるという親近感と、耳に残る心地よさというものは伝えていきたいな、と思っています。家族で、親と子が一緒に見られるステージって、そうないんじゃないかな、と思うんです。そのアイドルを好きな人だけが集まっている場だけではなく、ショッピングモールのイベントなんかを積極的にやりたいんですよ。家族連れが集まるところで、「さんみゅ~が今日来てるから、買い物に行こうよ」となってくれたら、と。そして、そういう方々が足を止めてくれるようなステージをお見せできると思っているんですよ。
──たしかに、イオンの広場で「くちびるNetwork」を歌っているアイドルがいたら、親世代は見てしまいそうです。
富岡氏 今回CD化はしていませんが、「サンミュージック・アイドル・メドレー」というのも作っていて、松田聖子、早見優、桜田淳子、森田健作、太川陽介……うちの歴代アイドルの曲をメドレーにしているんです。それは、お客さんの足を止める力はあるんじゃないかなと。
──よく分かります。
富岡氏 池袋のサンシャインシティや、去年の夏にお台場のアイドルフェスティバルに出させていただいたんですけれど、聖子の曲を歌い出したら、やっぱり人は寄ってくるんです。有希子の曲を歌ったら、淳子の曲を歌ったら、「この曲知ってる!」と言ってくれる方がたくさんいる。それは、うちだからこそできることですし、そういうところを取っ掛かりに、彼女たちを見ていってほしいと思っています。
──では最後に伺います。たとえばAKB48は「東京ドーム公演」を目標に掲げていました。ももクロは「紅白出場」でしたが、「さんみゅ~」にとっての、とりあえずの目標を教えてください。
富岡氏 それはやっぱり、僕としては、少なくとも年末に仕事したいと思ってます。
──1年目から。
富岡氏 それは『紅白』の場なのか、あるいは一生に一回しかチャンスがないレコード大賞の新人賞というもの、それを狙うつもりでいかなければダメだと思うんですよ。サンミュージックがやるというのは、そういうことだと思うんです。そう簡単に答えが出ないことは分かっていますが、正攻法の良さを伝えられるように一生懸命頑張ります。ぜひとも、応援してください。
(取材・文=編集部)
●さんみゅ~
アイドル創世記から数々のスーパーアイドルを輩出している名門サンミュージックから満を持してデビューする、21年振りにして初の多人数アイドルユニット。全国各地のアカデミーレッスン生からオーディション含めいくつもの試練を乗り越えてきた精鋭9名。デビュー曲は80年代に大ヒットしたカリスマアイドル岡田有希子の「くちびるNetwork」を大胆カバー。しかも作詞は松田聖子(Seiko名義)&作曲は坂本龍一という豪華作家陣に加え、当時1986年1月29日にキャニオンレコードから発売された、ちょうど27年振りに名曲が復活となる。
【イベント】
『さんみゅ~ デビュー直前記念イベント』
【日時】2013年1月19日(土) 13:00/17:00
【会場】エディオンJR尼崎駅店 (無料ミニライブ&一斉握手会)
兵庫県尼崎市潮江1-1-50
http://event.edion.jp/
『さんみゅ~ デビューシングル発売記念イベント』
【日時】2013年1月26日(土) 15: 00~16:30
【会場】池袋サンシャインシティ 噴水広場 (無料ミニライブ&一斉握手会)
http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/info/access_train.html
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