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　全国銀行協会の職員を装って現金をだまし取ったとして、警視庁は２６日、埼玉県越谷市の中学３年の女子生徒（１４）を詐欺容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

　捜査２課によると、生徒は７月下旬、何者かと共謀し、北区の女性（６４）宅に警察官や全銀協職員を装って「銀行の情報漏れで詐欺が多くなっている」「日本銀行なら安全。お金を女性職員に取りに行かせる」などと電話し、２６０万円をだまし取った疑いがある。

　生徒は、別の詐欺事件で逮捕された同級生の少女（１５）＝少年鑑別所に収容中＝と２人で女性宅を訪ね現金を受け取ったという。

　少女は調べに対し、「地元の先輩に誘われた」と説明。同級生を誘ってスーツ姿で女性宅を訪れ、１人７万円の報酬を受け取った、と話しているという。