以前、精神障害者保健福祉手帳の申請をしに行った、
という内容の記事を書きました。
その後、結果が出ましたので、
レポートしておきたいと思います。
結論から言いますと、精神障害者保健福祉手帳の
交付を受けることができました。
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障害等級は2級です。
もともと、3級でも通るかどうかわからない、
と思っていたので、2級は予想外でした。
等級が決定される根拠は、
医師の診断書によるところが大きいようなので、
なぜ2級と認定されたのかは、正直よくわかりません。
せっかく手帳の交付を受けましたので、
どのようなメリットが受けられるのか、
実体験を通してレポートしておこうと思います。
さて、以前の記事でも書きましたように、
うつ病での通院期間が6ヶ月以上の人は、
「精神障害者保健福祉手帳」を申請する資格があります。
多くの方が、申請の条件を満たしていると思います。
しかし、手帳の存在自体を知らないという人も多いと思います。
私が申請しようと思ったのも、
手帳の存在を知らない人が多いと思ったからです。
申請の際には、医師の診断書が必要ですので、
医師とご相談の上、申請するかどうか決めてください。
役所の職員さんに、精神障害者保健福祉手帳の
メリットを色々と聞いてきたので、書いておきます。
●携帯電話サービスの割引
●NHK受信料の割引(全額or半額免除)
●映画館の割引
●バス運賃の割引
●その他公共施設の割引(動物園、博物館など)
●所得税、相続税、住民税などで控除が受けられる
●ハローワークで「障害者枠」の仕事を紹介してもらえる
この中で、携帯電話サービスの割引と、
NHK受信料の割引をさっそく利用してみました。
携帯電話サービスは、私はauを使っているのですが、
もともと基本料が半額のコースを利用していたので、
通話料が若干安くなる、という程度で、
それほどメリットは感じませんでした。
NHK受信料は、半額になりました。
これは、かなり生活費の節約になると思います。
他に、映画に行く機会があった時に、
手帳を携帯していたことを思い出し、
受付の人に見せてみました。
すると、映画の料金1800円のところが
1000円に割引になりました。
ちなみに、同伴者も割引になるようで、
妻も1000円になりました。
子どもはもともと1000円なので、そのままです。
親子3人で、4600円かかるところが、
3000円で済んだということになります。
これも、かなり家計の助けになると感じました。
それから、手帳の申請時に必要な
診断書を医師に書いてもらう際に、
手数料が5000円ぐらいかかると思います。
そのお金も、手帳が交付された後に戻ってきますので、
申請にかかるお金は、提出する写真代ぐらいでした。
(スピード写真で大丈夫です。)
他にも、何かメリットを受けたら
またご紹介したいと思います。
ちなみに、以前の記事でもお伝えしましたが、
手帳を持っていることを自分から明かさない
限り、第三者に知られることはないので、
特にデメリットは無いと思っています。
(参考)>>精神障害者保健福祉手帳のメリットとデメリット
自分で、精神障害者と認定されることに
抵抗がある人は、やめておいたほうが良いでしょう。
それから、ハローワークで
「障害者枠」の仕事の斡旋を受ける場合も、
その会社の人には知られてしまいますので、
抵抗がある人は、利用しないほうが良いでしょう。
私としては、メリットが多いと思いますので、
受けられる人は受けておいた方が良いのでは、と感じています。
うつ病で通院6ヶ月以上の人は、
申請を検討してみてはいかがでしょうか。
精神障害者保健福祉手帳とあわせて
申請しておきたい補助金は以下の2つです。
●サラリーマンなど会社で社会保険に加入している方
>>うつ病で休職中の給与はどうすればいい?
●自営業、無職、専業主婦、パート、アルバイトの方
>>精神障害年金とは?受給資格や金額について
【追記】
現在は、医師の指導のもと薬の服用も終わり、
通院しなくても済むようになりました。
(参考)>>うつ病が再発する原因は?
それに伴い、精神障害者保健福祉手帳も返還しました。
手帳のメリットは受けられなくなりましたが、
手帳の存在を一定の方々に知らせることができており、
当初の目的を果たせたので満足しています。
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by 日浦 雅広
文面読ませて頂きました。質問なんですが、医療費の、事なんですが
一般の 内科 歯科 など、無料になるのでしょうか?
2013年11月11日 10:22 AM
by やじろべぇ
日浦 雅広さん、コメントありがとうございます。
手帳を持っていても、一般の内科、歯科などの
医療費は無料になりません。
ただ、内科や歯科の薬を心療内科などで
通常より安く手に入れる方法はあります。
うつ病で医療費が安くなるのは、
「自立支援医療」のみで、それもうつ病の治療にかかる
医療費のみが自己負担額10%に減額されるもので、
無料にまではなりません。
通常の健康保険適用ですと、
自己負担額30%ですので、健康保険適用の
1/3の負担で済むというものです。
たとえば風邪などを引いた時に、自立支援医療を
利用している方が、うつ病の診察時に心療内科で
風邪薬を処方してもらえば、内科で処方されるよりも
安く薬を手に入れることができます。
ですので、歯の治療費などは難しいかと思いますが、
痛み止めの薬などを安く手に入れることは可能ということです。
医師の方針により、精神疾患以外の薬は
出さないという方もいらっしゃいます。
ご自分のかかりつけの医師にご確認ください。
自立支援医療についてはこちらの記事をどうぞ。
⇒自立支援医療制度の申請方法
花粉症の薬を安く手に入れた時の記事はこちら
⇒心療内科で花粉症の薬ももらえる?
2013年11月11日 8:56 PM
by 竹下
コメントしてる方の文明を見ました
自分も精神障害者2級です
自分の市では医療費全額無料です
自立支援では1割負担ですが後から市に請求すれば全額帰ってきます
それから精神障害だけではなくどんな病気でも無料で使える保険証がもらえますので歯科でも整形外科でも全額無料です
入院でも医療に関しては無料ですベッド代や個室等は無料にはなりませんが
1級、2級までが無料です3級は無料にはなりませんが
各部落によってマチマチだと思いますので自分が申請する市役所で確認したほうがよろしいかと思います
ちなみにタクシーチケットも500円X50枚貰えます。
2014年3月24日 12:58 AM
by やじろべぇ
竹下さん、コメントありがとうございます。
精神障害だけでなく、どんな病気でも
無料で使える保険証があるのですね。
住んでいる場所によって、
ここまでサービスに差があるとは驚きました。
大変有益な情報に感謝いたします。
また何かお気づきの点がありましたら、
書き込みよろしくお願いします。
お礼が遅くなりまして、申し訳ございませんでした。
2014年4月19日 5:04 PM