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【橋下市長会見詳報】
「それはあなた(記者)の主観だ…僕の価値観は(都構想の)財政効果に置いていない」
3日に行われた橋下徹・大阪市長の定例記者会見の詳細は次の通り。
【冒頭】
(初代大坂城の石垣を掘り起こし、公開する)「豊臣石垣公開プロジェクト」の実現のための「太閤なにわの夢募金」の集まり具合が悪いため、インターネットを通じ不特定多数の人から資金を集めるクラウドファンディングを始める。3万円以上の募金をしてくださった方には、漫画家の尼子騒兵衛さんやプロフィギュアスケーターの織田信成さんら夢募金サポーターからサイン入りの記念メダルを贈呈する。(豊臣秀吉による築城時の)石垣を公開し大阪城を観光拠点としたい。ご協力をお願いする。
【質疑】
--大阪都構想の協定書を作る法定協議会が維新メンバーだけで開かれた
今までは自民、民主、共産が言いたいことを言いっぱなしで実質的な議論になっていなかった。しっかりした協定書を作り府議会、市議会で議論してほしい。
--野党会派はおそらく「維新が勝手に作った協定書」と批判するのでは
市議会、府議会の本会議で修正すればいい。維新だけで作ったから駄目というのは理由にならない。
--議会の議決を経ず、首長の専決処分で都構想の是非を問う住民投票を実施する可能性は否定しないか
要件を満たせば権限行使できる。これから政治的な論戦をするのに今の段階で放棄することはあり得ない。
--都構想の財政効果の示し方が分かりにくい
財政効果はあまり意味がない。(都移行後に各特別区が財政的に)破綻しないことが確保されれば十分で、維新として夏までに特別区ごとのマニフェストを作って市民に訴え、(是非を)判断してもらう。
--しかし、出直し選のときに開いていたタウンミーティングでは財政効果の説明に力を入れていた
それはあなた(記者)の主観だ。(特別区の区長を選挙で選ぶ)住民自治の充実についても言っていた。僕の価値観は、財政効果に置いていない。