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覚えておきたい贈り物選びのマナー
MY LOHASより転載:春は別れと出会いの季節。お世話になった上司や友人など、身近な人の門出をお祝いするために贈りものを選ぶ機会が増える時期ですよね。
贈りものは、気持ちを贈ること。いちばん大切なのは、相手が喜ぶものを用意することだと言います。贈りものにまつわるタブーやヒントを、『気持ちが伝わる贈り方のマナー』を参考におさらいしたいと思います。
贈りものにまつわるタブーと対応
贈り物にはタブーがあります。語呂合わせによるものがほとんどですが、相手に不快な思いをさせないためにも、何がタブーなのかを押さえた上で贈りましょう。
『気持ちが伝わる贈り方のマナー』P34より引用
たとえば、「『苦』や『死』を連想させるため「櫛」は縁起が悪い」と言われていますが、親しい間柄ではそれほど神経質になる必要もないかもしれません。一般的にタブーとされる品々を押さえておくと、アイテム選びの参考になりそうです。
お茶:一般的に弔事に使われることが多いので、慶事には茶缶を赤い色にするなど工夫が必要。ハンカチ:ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」→「手切れ」を連想させるため、避けたほうが無難と言われていますが、消耗品なので喜ばれます。
くつや時計など:くつ・くつ下は、「踏みつける」ところから不適切とされています。時計・かばんは、「より勤勉に」という意味があるので、目上の人には失礼です。
『気持ちが伝わる贈り方のマナー』P34より引用
お茶やハンカチについては、最近ではその手軽さと実用性から、ちょっとした贈りものとして喜んでもらえる品でもありますよね。お茶であれば、茶缶でイメージを変えることができますし、日本茶ではなく紅茶やハーブティーといった品を選ぶというのも1つの方法です。ハンカチは白色を避け、明るい色や模様のあるものを選び、誤解を招かないような配慮ができるといいですね。
花言葉で選ぶブーケ
贈りものにブーケを添えることも多いもの。誰もが喜ぶブーケは、あらかじめお店の方に、相手のイメージや好きな花を伝えるなど、オンリーワンを意識したり花言葉で選ぶ工夫も1つの手です。
主な花言葉アイリス:うれしい便り
スイートピー:門出、優しい思い出
クロッカス:信頼、青春の喜び
かすみ草:清い心、切なる喜び
チューリップ:思いやり、名声
ライラック:友情、思い出
マーガレット:誠実、心に秘めた愛、恋を占う
「花言葉事典」より抜粋
花粉アレルギーの方への配慮も大切。ユリなど花粉が多く散りやすいお花は避けたほうが無難です。また、贈る相手の移動手段や距離を考慮して、ブーケのサイズやラッピングに工夫をするなど、さりげない心遣いも忘れずに。
心遣いが贈りもの上手への一歩と言えそうです。
(nagamine)
[気持ちが伝わる贈り方のマナー, 花言葉事典]
gift, flowers via Shutterstock
- 気持ちが伝わる贈り方のマナー (これだけは知っておきたい 暮らしにマナー)
- 前島 大介エイ出版社