大人もハマる!ガチャガチャの新しい魅力
進化する100円玉ビジネスの舞台裏
先日、仕事帰りにJR中央線から山手線に乗り換えようと秋葉原駅の構内を歩いていると、面白いものを見かけました。ちょうど夜の8時前で、帰宅途中のビジネスマンが多い時間帯。何やら人だかりになっていたのでのぞいてみると、そこにはたくさんの「ガチャガチャ」が並んでいたのです。
ガチャガチャ50周年、サラリーマンも夢中に
柱に掲げられたボードには「ガチャ50周年始めます」と書かれ、人気の「妖怪ウォッチ」や「アンパンマン」などの子ども向け商品、「進撃の巨人」や「ハイキュー!!」のような人気マンガ・アニメのキャラもの、「ふなっしー」に代表されるゆるキャラに加え、小さなカメラなどのレトロ系、精巧な動物フィギュアなど、50以上の販売機が並んでいます。
硬貨を入れてハンドルを回すと、景品が入ったプラスチックのカプセルが出てくる販売機。「ガチャガチャ」、「ガチャポン」、「ガチャ」など地域によって呼び方は違いますが、カプセルのふたを開けるときのワクワク感はいくつになっても変わりません。
このイベントを企画した(株)ペニイの創業は1965年。アメリカのPENNY KING CO.LTDの社長であるL.O.ハードマン氏の全面的な支援の下、玩具自動販売機の製造販売を開始しました。1995年に、大型量販店のゲームコーナーなどアミューズメントスペースでの展開を開始したことで、設置数は大幅に拡大。さらに2000年には業界初の100~400円対応機「ガチャ1」を導入し、単なる子ども向けではないさまざまなタイプの景品が出てきました。
現在は玩具メーカーであるタカラトミーアーツのグループ企業として、景品の商品開発とマシン設置・メンテナンスの現場が一体となり、サービスを提供しています。