日本企業がエンジニアを"爆買い"の実態
そんなに買いまくって大丈夫?
最近、ニュースで頻繁に「爆買い」という言葉を耳にします。これは、特需とも言えそうな爆発的な購買力のことですが、
「買いたいだけ買う。おカネ(予算)に制限はない」
という発想もあるようです。
このネーミングを生み出すきっかけとなったのが、インバウンドと呼ばれる日本観光で買い物をする外国人観光客の様子。中でも中国からの観光客による購買の爆発が、大きなきっかけとなっています。
つい最近も中華圏の旧正月「春節」の休暇で、大挙、来日した中国人観光客が日本製の炊飯器を爆買い。免税店での販売台数が倍以上になったようです。当方も銀座を歩いていたとき、バスで大挙して大型家電店「ラオックス」に入り、大量の家電商品を買い込む中国人観光客に遭遇したことがあります。
「店にあるだけ家電商品を買い占めたい」
と考えているかのようなパワフルな買い物の仕方でした。日本人も昔は同様のパワフルさがあったのかもしれませんが、現在ではおとなしいものです。街を歩く人たちは圧倒されているように見えました。
また、炊飯器だけでなく温水洗浄便座、包丁、魔法瓶なども爆買いの対象になっている様子。こうした爆買いは日本の百貨店の業績に大きく寄与しているはずです(ちなみにラオックスは中国資本)。
おそらく今後、日本のメーカーは爆買いされる製品の生産を増やすことでしょう。当面、この恩恵で潤う会社も多そうです。
そんな爆買いですが、日本企業が行っているものがあります。それは製品ではなく人材。さらにいえばエンジニアです。
「エンジニアであればいくらでも欲しい。予算に糸目はつけない」
と言って探す企業が今、急増しています。