米国防次官補:「普天間移設、辺野古が最善」
毎日新聞 2015年03月28日 11時29分
【ワシントン西田進一郎】シアー米国防次官補(アジア・太平洋担当)は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「多くの選択肢を検討し、細心の注意を払ったうえで、運用面と沖縄の人々の負担を軽減する観点から(名護市辺野古の)キャンプ・シュワブ沖が最善の移設場所だと決定した」と述べ、現行計画が唯一の解決策だとする米政府の立場を改めて示した。首都ワシントンでの講演で、質問に答える形で説明した。
シアー氏は、沖縄県の翁長雄志知事の反対などを念頭に「最近、普天間代替施設の建設が再びニュースになっている」と指摘。そのうえで「代替施設の建設が普天間飛行場を移設する唯一の解決策だとする安倍晋三首相や菅義偉官房長官の発言に勇気づけられている」と語り、現行計画を推し進める日本政府への謝意を示した。