神戸憲法集会:市と市教委が後援を拒否
毎日新聞 2015年03月26日 18時58分(最終更新 03月26日 19時48分)
憲法記念日前日の5月2日に神戸市で開かれる「神戸憲法集会」を主催する実行委員会は26日、市内で記者会見し、市と市教委から集会の後援を断られたことを明らかにした。昨年5月と11月に開いた集会でも後援を拒否されていた。
実行委は、護憲活動に取り組む市民団体などで構成。集会は「戦後70年、日本国憲法のねうちを学ぶ」と題し、沖縄国際大教授らの講演を計画している。
昨年12月に後援申請し、今年2月2、3日付で、それぞれ後援しないという通知文が届いた。市行財政局庶務課は問い合わせに「総合的に判断した」と話したという。
同課は取材に「憲法についてはさまざまな議論がある。集会が政治的に中立でない恐れがあり、総合的に判断した」としている。
市と市教委は1998年と2003年にあった同じ集会は後援していた。【神足俊輔】