NNNドキュメント

番組詳細説明（表題）

オ　ウ　ム　２０　年
〜 未曾有のテロ　　終わりなき闘い〜

番組詳細説明（内容）

【内容】
地下鉄サリン事件から２０年。未曾有の無差別殺傷テロとして世界を震撼させた事件も
それを引き起こしたオウム真理教も私たちの日常生活からは遠いモノとなった感がある。
オウムとは何だったのか。
教祖、松本智津夫は何をしたかったのか。
なぜ、医者や科学者といった優秀で純粋な若者が信者となり、犯罪に手を染めてしまったのか。　
｢イスラム国｣など様々な新たなテロとの闘いが身近なモノになりつつある今、
再び日本が、テロに襲われる危険性はないのか、
当時、強制捜査の最前線の現場でオウムと闘った捜査幹部や取材にあたった記者、
松本智津夫死刑囚の娘らの証言を元に検証する。

２０年前、暴走したオウム
　１９９５年をきっかけに日本は一変した。
３月２０日。信じられない事件が起きた。地下鉄サリン事件。死者１３人、負傷者およそ６０００人。
　その２日後。山梨県上九一色村などオウム真理教の拠点に警察の一斉捜索が入った。
　教祖であり、一連の事件の首謀者、松本智津夫死刑囚の身柄が確保されたのはさらにその２ヶ月後のこと。　　そして２０年経った今年、最後まで逃走していた元信者を裁く「最後のオウム裁判」が開かれている。

証言者
★松本智津夫死刑囚を取り調べ、初めて自供させた検事。
★オウム強制捜査の現場責任者で、松本死刑囚を逮捕に至らしめた捜査幹部。
★松本死刑囚の隠れ部屋を発見し、本人に手錠をかけた、刑事。
★１９９５年４月に日本テレビに入社した報道局記者、下川美奈、勝田真司。
　報道局配属１日目、下川は南青山総本部張り番。勝田は上九一色村張り番に。
　まさに入社から２０年の記者生活は、オウム取材と共にあった。
★松本智津夫死刑囚が逮捕されたとき、現場にいた実の娘たち。

彼らの証言から浮き上がる当時の緊迫した捜査の舞台裏と松本死刑囚の素顔・・・。
オウムが総選挙出馬やバラエティ番組出演をしていた時代から
一変して社会に牙をむいた一連の事件、逮捕、そして相次いだ死刑判決。
この忘れてはいけない歴史を私たちは今一度振り返り、記憶し、未来への教訓としたい。